プロレス統計

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2019年5月の新日本プロレス ツイート+大会動員数解析

新元号への改元という数十年に一度のビッグイベントからスタートした5月でしたが、個人的には怒涛の勢いで過ぎ去ったような心地があります。
日常生活で普通に忙しかったのもありますが、新日本プロレスもBOSJが全戦中継になったことで毎日のようにタイムシフトを見て集計して解析して・・・というまさに休む暇、別の解析を行うタイミングもなかなか見つからない、そんな感じでした。
そういう意味では月初めが休日でなおかつ中継がないのはまさにまとめ日和ということで今回も先月2019年5月の新日本プロレスについてまとめていきます。

 

ツイート解析

総ツイート/リツイート/ユーザー数

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ツイート各数値ですが、2019年5月に#njpwに投稿された総ツイート数は34,380ツイート総リツイート数は79,894RTユーザー数は5,117人となりました。
各数値は日本語ツイートを除いて昨年の同月との比較でいうと微減しており、これに関してはこれまでの月と同じ傾向が見えます。

しかし留意すべき点は中継の数の変化。
昨年5月の中継はわずか5大会でしたが今年は実に16大会と3倍以上に増えています。
勿論昨年の場合はどんたく2DAYSのビッグマッチと3回のBOSJ後楽園大会のみという盛り上がる大会のみが選ばれていたのも確かですが、今年はそれを含みつつBOSJの中継がかなり増えた形。
これまでの解析でも見せていた通り、ハッシュタグにおけるツイート数は大会中継時とそれ以外で雲泥の差があることがわかっています。
つまり中継が多ければその分ツイート数値も多くなるはず、それが逆に減っているということは各大会におけるツイート数値、つまりは盛り上がりが低くなっていることが予想されます。

このツイッター上での盛り上がりの鈍化については他の月でも述べているとは思いますが今月もその傾向がみられる結果になりました。

各月の数値推移

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2019年のこれまで5か月間の推移についてはこのような形。
昨年の結果を見てみても4月と比較してツイート数は増加しており同じ傾向が見えますが、その一方でRT数及びユーザー数については、昨年の増加に対して今年は減少が見えます。
勿論各月のイベントの違いなどもあり単純な比較は難しいところとは思いますが、ユーザー数に関しては1月以降連続的に減少していることが見て取れます。
これを即座に「新日本プロレスからファンが離れている」と結論付けて良いのかはまだ議論と解析が必要(単純に#njpwを使わなくなってきている可能性も考えうる)だとは思いますのでまた後日解析しようかと思います。

各数値推移

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各数値の推移についてはこのようになっています。
ツイート数に関してはどんたくの2日目が最も多かったのに対し、RT数ではBOSJの開幕二連戦となった1314日の方が多くなっているのが興味深いところですね。
ちなみにBOSJ期間内に限れば最もツイートが多かったのは後楽園の2日目(23日)でした。

リツイート数上位ツイート

5月に最もリツイートされたのはDeath Ridersの正体がジョン・モクスリーだったことを公式に発表する上記のツイートで1568RT
丁度数日前にAEWの旗揚げ戦に登場し話題を掻っ攫ったところだったのに加えて、Death Ridersの正体として全く予想されていなかった人物だけにその衝撃度たるやというところだったと思います。
ちなみにジョン・モクスリーについては弊ブログでも調べました。

www.pwanalysis.com

ツイート数上位10シーン

1.”Painmaker”クリス・ジェリコ参戦表明
05-04 18:35 62tweets

2.タイチ、ジェフ・コブからNEVER奪還
05-03 20:29 47tweets

3.SANADA新コスチューム披露
05-04 17:46 44tweets

4.ドラゴン・リー、IWGPジュニア初防衛
05-03 21:05 39tweets

5.鷹木、SHOを下しBOSJ白星発進
05-13 21:06 38tweets

6.石井、EVILを下す
05-04 17:38 37tweets

7.棚橋、復帰表明
05-04 16:59 37tweets

8.Aブロック代表は鷹木慎吾
05-31 21:25 34tweets

9.Xの正体はエル・ファンタズモだった
05-04 16:30 33tweets

10.SHO、新曲で入場
05-13 20:38 33tweets

話題もモリモリのビッグマッチだったということでどんたく2DAYSの出来事が多め。
BOSJの話題も入っているんですがほぼほぼ鷹木とSHOに関する話題しか入っていない辺り、今BOSJの主人公は鷹木とSHOだった、と5月中の次点では言えるかもしれません。

 

大会動員数解析

同月の過去大会動員数推移

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新日本プロレスの2019年5月の大会数は17大会動員数は31,792人でした。
昨年比でいうとビッグマッチや後楽園大会の数こそ変わらないものの地方大会の数が増えたという感じですかね。
そもそもBOSJシリーズが史上最大級なのでそれによる大会数の増加があったという形でしょうか。
動員でいうと1500人弱の増加になります、。

今年の大会動員推移

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2019年のこれまで5か月間の動員と大会数の推移に関してはこちら。
どんたくというロングシリーズと過去最大級のBOSJによってか今年に入ってから最も大会数が多かった月になりました。
その一方で地方の小規模会場での大会が多かった関係か総動員に関しては2月に次ぐ2番目に動員が少ない月になりました。
(そもそも今年は2月の動員がかなり増えた年ではあったんですが)

年間総動員

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2019年これまでの大会数は76大会動員は20万4382人となりました。
実はこの時点で大会数及び動員数も去年のおおよそ半分に到達しつつあります。

 

所感雑感

というわけで毎月の月例報告でした。
各種数値を見てみてもこれまでと同じ傾向だった、というのが簡単なまとめになります。
以下は個人的なメモですが、これまでに見えてきた「ツイッター数値の減少傾向」についてはいくつかの理由が考えられ
1.実際につぶやくファンの数(実ファン数)が減っている
2.実ファン数は変化がないが#njpwを使う人が減っている(別のハッシュタグを使っている)
3.#njpwを使う実ファン数に変化はないがプログラムで集計できる人数が減っている=目に見える数が減っている
1,2に関してはそのままですが、3に関してはTwitterAPIの仕様の問題として「鍵アカウントやブロックされているアカウントのツイートは取得できない」というものがあると思われ、現在集計を行っているプロレス統計のアカウントのブロック数が増えているとすると「見かけのツイート数値」が減少している可能性はあるんですよね。
とはいえ3の場合対策といえば集計を別のアカウントに切り替えてみる、ぐらいなもんです。
それも視野に入れつつですが、今後は1を疑いつつも2の可能性について検証してみたいと思います。
まぁツイッター集計に関してはまた別の取り組みを最近始めたのでそちらの方が報告が早いかもしれませんが、よろしくお願いします。

きょうはこれまで、それでは