プロレス統計

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5.3 新日本プロレス レスリングどんたく 1日目 ツイート解析

さて今年もやってきたどんたく2連戦、一日目もさっそく見ていきましょう。 

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njdontakuに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:00に開始され、試合自体は21:20ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は3,900ツイート、RT総数は3,434RT、呟いたユーザー811となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは2,149ツイート、3,689RT、641人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

Time's Up

www.youtube.com

時刻:19:35
ツイート数:61tweet

少し前のシリーズから各大会で流されていた謎のVTR、その正体が明日(今日)発表されるとなってある意味油断をしていたところに今度はさらに新しい映像が公開されるとは・・・
もしかすると同じ人物か?と思いつつも前回が電飾サングラスのファンキーないでたちに対し今回は、いつぞやのジェイのVTRを思い出すようなナイフを持ったサイコパスっぽい男(キャラ被りが・・・)
その正体についてのヒントとなりそうなのはその後ろ姿とジャケットに書かれた「DEATH RIDERS」なる文字(チーム名ってことは相方も出てきたり?)、右肩のユニオンジャック、そしてそのキーフレーズになるであろうTIME'S UPの文字とその下に書かれた何ともかわいらしいフォントの「お前は終わりだ」の文字。
うーん、謎だ。

コブに勝つ唯一の道

時刻:20:29
ツイート数:107tweet

セミメインとなったのはNEVER無差別級、オリンピアンのガチアスリートのガチムチガイたるジェフコブ対思えばエルガン政権ぐらいから結構執拗にNEVERに付き纏うタイチ。
いずれもパワーでは圧倒的に敵わない、というか勝負しようとはしない相手に対しタイチがいかに立ち向かうかという形でもありますね。
対してコブは昨年末から参戦こそすれ、主戦場はROH及び世界各国で引っ張りだこというのもあってなかなか参戦ができていない状況ですが、
その丸っこい見た目に反する身軽さと見た目以上のパワーはたとえ初見であっても「こいつすげぇ!」と観客に認識されてる感じで、そういった能力があってこその売れっ子なんだなぁと今シリーズしみじみ感じました。
ここでも元ジュニアとはいえ決して小さくないタイチの体を軽々投げるとそのままのパイルドライバーに入るという、アメリカのレスラー特有のとんでもない発想力も見せつけたり、いやこれが引き出しの全部ってわけでは決してないんですけどそれでもやべぇわこの人。

そういった化け物にいかに勝つか、という意味である種「世界一こずるい男」はあらかじめの答えがあったか、序盤のセコンドを使ったのらりくらりを織り交ぜながらコブにはない打撃でペースを戻し、最後はレフリーのブラインドを突いた外道クラッチからのブラックメフィストでの勝利。
試合後に山崎さんも言ってましたけど、これがタイチのプロレスであり、唯一の勝ち道、でしたかね。

超高速の戦い

時刻:20:59
ツイート数:40tweet

そして満を持してのメインイベントはIWGPジュニアヘビー戦。
既にMSG大会でそのクオリティは折り紙付きだった一戦が博多どんたくで、というドラゴン・リー対イシモ・リーこと石森の一戦。
ルチャを根底に持つ両者だけに派手な飛び技だけでなく関節技・ジャベや打撃も得意ではあるんですが何といってもその攻防の速さたるや。
まさに時間の流れが変わったような高速の攻防、ヒロムとの一戦でそのスピードが知れ渡っていた23歳ドラゴンリーもですけど、それに真っ向からついていくアラフォーの石森というのもすさまじい。
試合後にミラノ先生も言ってましたけど、それは何にしても石森のコンディション作りの凄さもあるんでしょうね、すげぇわ。

新日本で勝ち上がる龍

レスリングどんたく 2019!第8試合はIWGPジュニアヘビー級選手権試合!王者@dragonlee95 VS 挑戦者@taiji_ishimori
試合は序盤から両者フルスロットル!ジュニアならではのスピーディーな試合展開!
登録&視聴▷https://t.co/AFea5H9KCv #njpw #njdontaku #njpwworld pic.twitter.com/16PDb3POcH

— njpwworld (@njpwworld) May 3, 2019

時刻:21:05
ツイート数:80tweet

そうしたハイスパートの攻防の中で目を引いたのはドラゴン・リーの”新日本”殺法。勿論新日本での道場生を経験したりしていないリーですが、CMLLでデビューしたころから国外のプロレスに強い興味を示し、どん欲にそれを吸収・実証していった結果、現在のルチャともアメプロとも日本のプロレスとも違うスタイルに行き着いたのは有名な話。その中には勿論新日本プロレスに所属していた選手たちのそれもあり、かつてレガースを借りた事から親交が深いとされる柴田の技に始まり、飯伏やケニーの技も披露。そういった試合スタイルは得てして「エディットレスラー」なんて揶揄されるものですが、それを矢継ぎ早に繰り出す自由奔放さが一つのドラゴンリーの個性にもなっている部分とは思います。勿論根底にはライバルであるヒロムへの思いや、新日本でのし上がってやるという野心もあるんでしょうけど、そうした技が観客にとっては「○○のあの技だ!」と効果的に印象を与えていることで会場の空気を掴んでいる部分もあるとは思います。そんな自由奔放さのまま、最後はデスヌカドーラで見事に3カウントを取り、初防衛に成功しました。そのキャラクターや試合後のふるまいもあって、たとえマイクがスペイン語で理解できなくとも、勝利したことでハッピーな雰囲気になるのは天性のベビーフェイスよなぁ。

デスペラードを、待つ

時刻:21:15
ツイート数:56tweet

試合後のバックステージコメントの場に現れたドラゴン・リーでしたが、次期シリーズがBOSJで次期挑戦者はそこで決まる、ということもわかってはいるようでしたけど、そこであえて次期挑戦者にエル・デスペラードを指名。
石森と同じくメキシコでキャリアの重要な部分を得てきた選手でありますけど、それ以前にこの両者をつなぐのは髙橋ヒロムとの強烈なライバル関係。
言ってみれば「未だリングに戻れぬヒロムに見せつけるような戦いをしよう」という呼びかけなんですかね。
とはいえその前にはBOSJを乗り越える必要があるんですが、はたしてデスペはそこにたどり着けるか…

 

所感雑感

というわけでどんたくでした。
去年はバレットクラブの内紛だったがメインカードだったとは思うんですがやっぱりこうして見てみるとメインがタイトルマッチだと安心しちゃうのは日本のファン特有の心理なのか何なのか。
まぁこういった機会は、普段アンダーカードで試合時間が短くなりがちなカードも20分越えでじっくりやってくれて新たな一面、展開、引き出しが見えて普通に面白かったりします。

きょうはこれまで、それでは