こういう考えは正直言えばあまり良くない考えだとは思うのですが、人は比較したくなる生き物なのです。
それこそ仲の良い兄弟だったシルバーマンとゴールドマンに「どっちが強いの?」と聞いてその後の長い禍根を生んだりするのも人の悲しい性なのですが。
そういうことで今回私は考えました。
折角全くの同時期開催だったのだから、BOSJとWTL、どちらがより盛り上がったのか数値的に調べてみよう、と。
というわけで興味本位で、いつものTwitter及び動員面を見ながら比較していきたいと思います。
Twitter数値
まず初めにWTL(#njwtl)とBOSJ(#njbosj)の各大会日におけるユーザー数の推移を示したのがこちら。
全10試合の大ボリュームだった11.15開幕戦と12.6最終公式戦は両公式戦開催というのもあって了ハッシュタグ共に比較的多いユーザー数を記録していたわけですが、
その中間部分、通常の公式戦のみが行われていた各大会を見てみるといずれもBOSJの大会の方がユーザーが多い傾向にあったようです。
その傾向は特に後半戦に顕著で、WTLが減少傾向だったのに対して、BOSJは最終公式戦に向けて上昇傾向にあり、その優勝争いへの注目度に差が出ていたんではないかとうかがえます。
ユーザー数に限らず、ツイート数(nonRT)、RT数などの合計値をまとめたのが上図で。
上の各大会でのユーザー数の推移からも察せるように各数値においてBOSJの方が上回る結果になりました。
ちなみに各ハッシュタグでつぶやいたユーザーの重複度合いは上のベン図のようになっており。
合計で3806人が呟き、約半数が両ハッシュタグを用い、約4分の1がBOSJのみ、約6分の1がWTLのみでつぶやいたようです。
大会動員
続いては大会動員を見てみますが、こちらの場合はTwitterのユーザー数と同様に開幕戦と最終公式戦で大きく伸びるのは同様の傾向ですが、
その間の通常公式戦の領域ではあまり大きな差がなかったように見えます。
合計数値を見てみても、その差は10%程度で大会規模としてはBOSJがわずかに上回る一方であまり差はなかったと言えるでしょう。
ちなみに優勝決定戦を除いた総動員は1万7446人となっています。
所感雑感
というわけで今回はリハビリがてら、簡単にですが数値まとめでした。
こういううがった見方は良くないなぁとは思いつつ、気になってしまったらちゃんと調べたくなるのが私の悪い癖なのです。
とはいえこの結果、BOSJとしては割と快挙でもあり、私がデータを集計している2012年以降でいうとこれまでBOSJはWTL、G1そしてNJCを含めた4つのリーグ・トーナメントシリーズの中で最も低い平均動員を記録していたのですが、2020年に初めて平均動員でWTLをついに上回ったということが言えるのです(参考:各種数値で振り返る2019年の新日本プロレスの4大リーグ戦 - プロレス統計)。
そりゃあ優勝決定戦も”ダブルメインイベント”と銘は打つものの、一番最後にBOSJの優勝決定戦が組まれるのも納得という感じでもあります。
その妥当性や是非についてはさておきとして、一つ歴史的な大会になったのだな、と記憶しておいてもらえると幸いです。
きょうはこれまで、それでは