昨日、私のタイムラインと新日本プロレスのハッシュタグがにわかに騒がしくなっていたのですが、その元凶は以下のツイート
.@njpw1972 pic.twitter.com/ooLD0aIXA4
— Jon Moxley (@JonMoxley) May 27, 2019
その映像は、新日本を見ている方ならご存知のジュース・ロビンソンを付け狙う謎の男Death Ridersのもの。
このVTRはその新バージョンになっており、いつもの映像の後にその正体がMOX、つまりはつぶやいているJon Moxley、ジョン・モクスリーという男であるということを示しています。
おそらく最近プロレスを見始めた方であれば「ジョン・モクスリー」と聞いても「え?誰?」となるとは思うんですけど少し詳しい人ならば、元「ディーン・アンブローズ」といえばピンとくる方もいるんではないでしょうか。
まぁその正体については下記の通り新日本公式もツイートしていますが、今回もこのディーン・アンブローズ改めジョン・モクスリーについて各数値をまとめてみました。
【衝撃! 】なんと“謎の男”は、元WWEのディーン・アンブローズこと、ジョン・モクスリー(@JonMoxley)だった!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 27, 2019
Twitterで6月5日(水)両国国技館大会へ参戦表明!
⇒https://t.co/CFQcvIhBJD#njbosj #njpw pic.twitter.com/GRTgPQkv8P
身長体重
193㎝ 102㎏
現状参戦するという情報しかないためにどの階級に行くのかは不明ですが、Wikipediaでの数値的にはヘビー級なのは間違いないようですね。
まぁ付け狙っているジュースもまたヘビー級なので当然といえば当然。
しかしWWEのリング上で見ていると怪物級の選手がゴロゴロしているせいかあまり大型選手には見えなかったんですけど、数値的にはジュースどころかオカダ選手と張り合うレベルという驚き(ほんとぉ?)
(6/2 追記)
新日本プロレス公式サイトにてフミ斎藤氏へのインタビューが公開され、そちらでは公式プロフィールを「188㎝、102㎏」と表記。
一応参照したWikipediaの日本語・英語版共に「193㎝」と表記されているのでそのままにしておきます、どっちが正しいのか・・・
生年月日
1985年12月7日生 33歳
そして年齢は33歳、プロレスラーとして脂ののっている時期ですね。
世代としては内藤さんらの世代とオカダさんらの世代の中間あたりになります。
デビュー日
2004年デビュー キャリア15年
彼は2004年19歳でデビューした今年キャリア15年目になります。
2004年デビューというと新日本でいうと飯伏や裕二郎、オカダに鷹木といったまさに現在活躍している選手と同世代と言えますね。
キャリア・タイトル略歴
デビューしてから数年間はアメリカのインディ団体で活動していたのですが、その時のリングネームの一つがジョン・モクスリーになります。
最初にデビューしたのはHWAという団体、その後他団体にも出場するようになり、デスマッチ団体として名高いCZWにも参戦しています。
2011年にWWEと契約するまでの7年間に獲得したのは下記の王座、都合10タイトルを獲得しています。
CZW 世界ヘビー級2回
FIP 世界ヘビー級
HWA ヘビー級3回、タッグ5回
Mad Pro ヘビー級、タッグ
IPW ヘビー級2回、中米王座
IWA タッグ
WXW タッグ
WWE王者時代のディーン・アンブローズ
(WWE.comより引用)
2011年、モクスリーはWWEの下部団体であるFCWと契約、リングネームをその後世界中に知られるようになるディーン・アンブローズに改め活動を開始します。
アンブローズが所謂WWEの本戦に姿を現したのは2012年のこと、セス・ロリンズ、ローマン・レインズらとトリオを組んだThe Shieldとして活動を開始します。
このThe Shieldの活躍についてはちょうど自分がWWEを見始めていた時期で思い出深かったりはするんですが、会場にShieldのテーマが流れ、客席からゆっくり入ってくる独特の入場がカッコよかったんですよねぇ。
その後Shieldは”権力者”の手先として、または”権力者”への反逆者として活動していたものの2014年にセス・ロリンズの裏切りにより分解、それに伴い3人もそれぞれが別路線を歩むことに。
これに伴ってアンブローズをはじめとして3人はWWEのトップタイトルに関わるようになり、3名ともがWWE王座を獲得するなど活躍します。
アンブローズは特にShield時代に獲得したUS王座、その後獲得したIC王座とWWEに存在していた3つの王座をすべて獲得することに。
そうして活躍していたものの2019年の頭にWWEとの契約を更新しないことを発表、WWEから離脱することになります。
WWEから離脱する際にもShieldを再結成したり、退団するアンブローズの壮行試合どころか大会まで開かれたそうでそれだけでもアンブローズのWWEでの存在感の大きさというものがうかがい知れます。
そして離脱するや否やツイッター上の名前をインディ時代のジョン・モクスリーに変更し、息をひそめていたわけですが、
突如表舞台に出てきたのは先日5月25日のAEW旗揚げ戦Double or Nothingのメインイベント終了後、試合後にWWE・Shield時代と同じように客席から登場するとケニーを襲撃し、フィニッシャーたるダーティ・ディーズ(ダブルアーム式DDT)でKOしたところでPPVが終了するという幕引きをし、一気に世間の注目を浴びることに
さらに重ねるように新日本プロレスへの参戦も同時に表明したのは上述の通りです。
過去対戦ージュース・ロビンソン
で、今回モクスリーが付け狙っているジュース・ロビンソンとの因縁についてですが、このジュースもまたWWE NXTにCJパーカーの名前で所属していたことはご存知の方も多いと思います。
CJパーカーとディーン・アンブローズは共にFCW及びNXTに所属していた2012年に何度かタッグマッチでの対戦があり、8月23日にダークマッチでシングル対決を行っており、この際はアンブローズが勝利を収めています。
この当時からアンブローズもパーカーも期待の新人だったわけですが一方のアンブローズはWWEへ昇格、対するジュースは退団して新日本へと別れたわけですね。
所感雑感
というわけでジョン・モクスリーについて簡単にまとめでした。
モクスリーについてはWWEを退団してしまったこととリングネームを変えたことぐらいは把握していましたけどまさか新日本に参戦するとは・・・
元WWE所属の選手といえば現AEWのCodyやそれこそクリス・ジェリコもそうではあったんですが、Codyは終盤与えられたコミックキャラに嫌気を指す形で、ジェリコは現役バリバリではなくなかばレジェンドとして活動していたのに対し、モクスリーはまさに直近までメインストーリーに絡んでいた人物だけにその衝撃の大きさたるや、ですね。
とはいえ見てわかる通り、謎VTRには衣装にユニオンジャックが縫い付けてあったんですけどモクスリー自体はイギリスに何にも関係がない人なんですよね。
さらに言えばジャケットに書かれていたDeath Ridersの文字、それがモクスリーのことを指しているのであれば単数系が正しいはずなのになぜか複数形、ってことはあくまでモクスリーの所属するユニット名のことなのか?
などなど謎が尽きないというかむしろ増えた感じもしますが、とりあえず正体は判明したということで。
きょうはこれまで、それでは