まぁそのせいで色々集計結果がおかしくなっててそのデバグでてんやわんやしてたりしたんですが、とりあえずそのデバグも終了したのでいつもの通り先月の新日本プロレスについてご報告です。
今月のツイート解析記事
4.6 G1 Supercard
4.13 Road to レスリングどんたく つくば大会
4.20 SENGOKU LOAD in NAGOYA
4.22 Road to レスリングどんたく 後楽園大会 1日目
4.23 Road to レスリングどんたく 後楽園大会 2日目
4.24 Road to レスリングどんたく 後楽園大会 3日目
4.26 安芸の国 戦国絵巻
4.29 レスリング火の国
4.30 Road to レスリングどんたく 鹿児島大会
ツイート解析
総ツイート/リツイート/ユーザー数
4月といえばいつもは両国大会があるものの、その後はどんたくシリーズで地方巡業に入るため比較的ツイート数値は低くなりがちなのですが、両国大会がMSGになり、地方大会の中継が増えたとはいえ4月の各数値はこれまででも少な目ですね。
これは外国人ユーザーは大会ハッシュタグのみを使う場合が多いのに対して、#njpwを使うのは日本人ユーザーが多いことにも関係があり、すなわち日本では早朝に開催されたことで国内における反響がそこまで増えなかったっちゅうのはありそうです(とはいえ去年のSAKURAGenesisよりは多いんですけど)。
昨年との比較
去年との各数値の比較はこの通り。
これまでの比較と異なり、英語ツイート数が去年から400ツイートほどの微増を示している一方で、全体ツイート数・RT数・日本語ツイート数などで先月から引き続き減少傾向が見えます。
英語ツイートの増加についてはやはりMSG大会の存在が大きいとは思います。
対して全体としては各数値が、中継数が増えた割に伸びなかったのは総じてツイッター上での盛り上がりが鈍化した、ということを示しているかもしれません。
中継の内訳でいえばビッグマッチの数(2018年:SAKURAGenesis、2019年:MSG)は同じ、中規模ビッグマッチは1大会増(2018年:安芸の国、火の国、2019年:安芸の国、火の国、SENGOKU LOAD)、後楽園大会は1大会減(2018年:4大会、2019年:3大会)となったことで後楽園以上の大会数は同じで、単純に地方大会の中継が増えた形になっています(つくばと鹿児島)。
勿論中継がある日とない日では大きく各数値が違うのは確かですけど、地方大会が2つ中継が増えたぐらいでは一月のツイート数値が増える、ということはないということかもしれません。
最近の傾向として、ハッシュタグのツイートを見ても、ファンからの要望なんかもあって中継を増やしていく傾向にあるのは確かだと思いますが、それがツイート数値の増加にはつながっていない、というのが正直なところかもしれません。
きちんと「ツイッターの実況者数」と「ワールドでの視聴者数」にどれほどの相関があるのかを調べない限り厳密なことは言えませんが、この様子だとワールドの視聴者数自体もそれほど増えてはいないんじゃないだろうか、というのが正直なところです。
ユーザー数(累計値)に関していえば8%の微増になっているので、地方大会+2回中継でこの増加であればOK、ということかもしれません。
というかこういう比較でいえば「視聴回数」が重要であり、そういう意味だとユーザー数の累計でなく各日の単純合計の方が重要なのでは・・・?という気も。
ということで単純に各日の実況ユーザー数を足し合わせてみると2018年は11,335人、2019年は12,023人で6%の微増に。
うーん大した変化はなしか。
各数値推移
各日の各数値の推移はこのようになりました。
日本時間では4.7のMSG大会が各数値共にトップとなっており、そのほかの後楽園大会や各準ビッグマッチの部分などで多少の増加がみられる感じに。
一応昨年のデータと比較するとMSG大会は去年の両国大会をツイート数で上回っているもののそのほかの大会については各数値低めになっているのがわかります。
リツイート数上位ツイート
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) April 4, 2019
フォロー&RTで
抽選で合計6名にサイン入り色紙プレゼント
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殿堂MSGでの大会を記念したキャンペーンにぜひご参加ください!
『G1SUPERCARD』は新日本プロレスワールドで4月7日(日)朝7時30分~生配信!
登録&視聴▷https://t.co/xKQNCNW0BA#njpwworld #G1Supercard #MSG #ROH #njpw pic.twitter.com/JZ0dPQY744
4月に最もRTされたのはMSG大会開催を記念してのキャンペーン企画の上記ツイートで4376RT、やっぱこういうキャンペーンは強いのだ、リツイートに関しては特に。
ちなみに2位はエイプリルフール企画で2830RT、3位はエルガンの契約満了 に関するツイートで1364RTでした。
なんかもっとMSG大会の結果とか入らなかったっけ?という気もしたんですけど、不思議だ…何か間違ってんじゃないか?と思いつつ結果はこんなんです。
ツイート数上位10シーン
1.オカダ、ジェイを破りIWGP再戴冠
04-07 12:58 109tweets
2.MSGに愚零闘武多、見参
04-07 08:12 104tweets
3.飯伏、IWGP IC初戴冠
04-07 11:26 78tweets
4.ドラゴン・リー、IWGPジュニア初戴冠
04-07 10:07 72tweets
5.ライガー対ムタ、夢の対決(未遂)
04-07 08:18 69tweets
6.ルーシュ、まさかの秒殺劇
04-07 08:59 67tweets
7.矢野、IWGPタッグベルトを盗む
04-07 10:31 53tweets
8.ザック、棚橋を下す
04-07 10:55 47tweets
9.オナー・ランブルにライガー参上
04-07 08:01 45tweets
10.オナー・ランブル、1番手は鈴木みのる
04-07 07:34 44tweets
こちらは見事にMSG大会の話題が独占でした。
#njpwのハッシュタグが日本人ユーザーが多いというのもあって新日本絡みがやはり多いか。
大会動員数解析
同月の過去大会動員数推移
新日本プロレスの2019年4月の大会数は14大会、動員数は42,743人でした。
大会数に関しては月頭にアメリカ大会があったためにその前後にオフが挟まれることになり大会数は2大会減、それに対して両国国技館以上の収容数であるMSGでの大会があったおかげもあって約1万人近くの増加になりました。
今年のMSGの動員が16,534人、2018年のSAKURA Genesisが9,882人なのでそれだけで約6000人の増加で、他の大会によって4000人近くの増員があったってことですかね。
これに関しては新設になった愛知大会SENGOKU LOADが4731人、ビッグマッチでもなかった飯伏凱旋興行鹿児島が3140人と好調だったおかげもありますかね。
今年の大会動員推移
これまでの2019年の各月の動員の推移はこのようになりました。
昨年はNJCシリーズのある3月と比較して動員が少なくなっていた4月ですが、今年は上記の動員増によって4万人越えの動員になり、1月に次ぐ動員になりました。
このグラフも何かわかりやすい表記法があればいいんだけどなぁ。
年間総動員
これまでの大会数は59大会、動員は172,590人となりました。
現状の大会数は昨年と比較した+1大会となっており、たいして動員数は2万人弱増加の17万人台に乗っています。
昨年と比べると1月は伸び悩みが見えましたが4月が大いに伸びた、という感じがあり、すでに昨年の5月分までの動員に手が届きそうな感じですね。
所感雑感
というわけでいつもの月例報告でした。
傾向としてはこれまで通り「動員面では好調」「Twitter各数値は微減傾向」という感じではありましたが、どうにもこうにもMSG大会が特殊に過ぎるのが解析を難しくさせてる要因な気はします。
とはいえ今回の結果を見ると、というか最近思うこととして(要望があるのも見てるし理解はすれど)「地方大会中継を増やすことは費用対効果があるのか?」っちゅうのは気になるところです。
勿論きちんと差別化するようなマッチメイクをしたり実況でもゲストをつけたりという効果を上げるための取り組みはすごく理解できるんですけど、はたして・・・ということを考えたりもします。
現状、新日本プロレスワールドに関してはスクレイピングもできないことが確認されているので何かを調べるのも億劫なんですけど、何かしら良い調査手法を考えてその辺についても調査してみたいところです。