プロレス統計

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4.20 新日本プロレス SENGOKU LOAD in NAGOYA ツイート解析

 さてやってきましたレスリング尾張の国、じゃなかったSENGOKU LOAD、さっそく見ていきましょう。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njsengokuに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:00に開始され、試合自体は21:10ごろに終了しました。
今シリーズの専用ハッシュタグにおけるツイート総数は2,323ツイート、RT総数は1,660RT、呟いたユーザー537人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは1,736ツイート、2,308RT、668人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

成田スペシャル4号

時刻:18:17
ツイート数:18tweet

どの団体においても若手は毎年のようにデビューし、先輩と戦い、同期と切磋琢磨しつつ成長するわけですが、こと新日本ではそれが一種の名物のように扱われてるのが面白いとこであったりもします。
まぁ今日はいろいろモヤモヤ考え事しながら興行を見始めたんですけど、いざヤングライオン対決が始まるとそういうのを忘れられる、興行の清涼剤的な役割もあるんですかね。
特に今回は現ヤングライオン4人全員による試合、皆が皆色を付け、初勝利の味も覚え、中々に頼もしくなってきた、という成長を実感するのも楽しみだったりします。
とはいえヤングライオンの試合なのでフィニッシュは基本技で…というのが暗黙の了解だったんですがこと有田に関しては違う。
フロントスープレックスはプロレスにおける基礎的な大技ではありますがそれをオーバーヘッドで、しかもそのままホールドに入るというスペシャル技に進化させたわけで、すでに目にするのは何度目かですけど何度見ても「すげぇなこの技・・・」となるやつ、まさにスペシャル。

後藤JAPAN

時刻:19:15
ツイート数:15tweet

オカダと棚橋のタッグをきっかけにして始まった本隊とCHAOSの同舟状況、依然としてちぐはぐな部分が見受けられる状況ではありますけど、その中にあって違和感なく、どころかむしろ一部からは「待ってました!」な声も上がるのが田口&後藤のタッグ。
何を隠そう新日本の同期である両者であり、試合内容は抜群なもののいわゆるプロレス頭が足りないといわれる後藤と、そのプロレス頭一転突破でまさかのブレイクを果たした田口、まさにお互いのというか後藤さんの欠点を埋めうるタッグなんですよねぇ。
そんなある種唯一の欠点の埋まった後藤&田口の後藤JAPAN(乗っ取られてる感ある)が勝つのはある意味自明の理だったのだ。

CHAOS対LIJ

時刻:19:55
ツイート数:19tweet

思えばこのCHAOS対LIJの多人数マッチも、多かれ少なかれメンツを微変更しつつもすっかり定番となった心地があります、2016年のLIJブレークから数えるともう4年にわたってこの対戦見てるんでは、ぐらいの。
それはすなわちいろんなタイトル、いろんな組み合わせでCHASOとLIJのタイトルマッチが組まれ、その前哨戦となっているわけですが、今回はIWGPヘビーのオカダSANADA、IWGPジュニアタッグの3K鷹木BUSHI、スペシンの石井EVILといった具合。
まぁいずれも今後の大一番が待っているだけに期待感を高めつつ、という印象ですね。
まぁスペシャルな試合になることは少ないんですけど、結果としてスター選手、注目選手が続々と出てくるために安定して盛り上がるのは盛り上がるのだ。

バッドラック・ファレのボディスラムマッチ

時刻:20:23
ツイート数:22tweet

名古屋大会のセミはIWGP US選手権、この両者に関しては今回が初対戦となる組み合わせですね。
この試合で事前にジュースがテーマに掲げてはいましたけど、というか対ファレになるとだれもかれもが挙げますけど、「ファレを投げれるのか」がテーマになりますよね、ファレとのタイトルマッチ経験のあるオカダさんも投げることを掲げたりしてるし。
何故誰もかれもがそういうテーマを・・・と思ってたんですけどやっぱりホーガン対アンドレの試合を下敷きに「その再来だぜ!」っていうことなんですかね。
とはいえファレについては投げ切るのが難しいのと同じぐらいに、説得力を持って勝つにはかなりの技量がいる選手ではあります、それが丸め込みだろうがなんだろうが。
しかし今回の試合に関してはファレの戦法が堅実すぎるほどに堅実で巧かったのが印象的ですね、伊達にRougue Generalこと悪党将軍に暮らすチェンジしたのも伊達ではないか。
そこでジュースがペースを握り返すのは打撃というかナックルパート、それはフィニッシュのパルプフリクションにつながる上に、今回テーマとしていたボディスラムに向けてファレの踏ん張りを効かなくさせるという意味もあるか。
結果としちゃ有言実行での防衛。

勝利、リマッチ、そして所属へ

時刻:21:10
ツイート数:72tweet

そしてメインはNJCそしてG1を舞台に名勝負を繰り広げてきた飯伏対ザックがIC戦で実現。
これまでの過去対戦を見てみた結果、飯伏勝利の場合には序盤の関節技の取り合いでザックのグラウンドに対応しつつ、ペースを握らせ切らないことが重要なんでは?と予測したが、今回もその前例に倣ってか飯伏はザックのグラウンドに対応、とはいえ切り返すというよりは極め切らせない防御という印象で、そこに打撃や飛び技を入れてザックのペースを崩す感じ。
とはいえザックもそれは承知のところ、そういう意味で飯伏の持ち味たる意外性を、場外を駆使した関節技を続々披露することで一気にペースを握る、ここにきてさらに引き出しがあるのは普通に恐怖だ。
その関節技地獄に対して今回有効だったのがやはり打撃に各種膝、特にMSGから”滾り”入りで使うようになったボマイェに今回初披露になった変形のG2S、いずれもザックの切り返しが難しい勢いのついた技、しかもザックにとっては初物になる技だったのがクリーンヒットの理由か。

そういうわけで膝の3連打で勝利した飯伏ですが、その勝利の余韻も冷めやらぬ中の内藤のリマッチ、そのどよめきが収まらぬ間に正式な新日本所属契約の発表と畳みかけるという。
情報量が…情報量が多い…と思うとこですがそれは逆にいえば一気に瞬間最大風速を作った飯伏の巧さもあるのかなぁと思ったりもします。

 

所感雑感

というわけで尾張の国、名古屋大会でした。
結果としては2013年10月7日から2016年2月22日にかけての新日本とDDTの2団体所属以来の新日本所属になるようですね。
といいつつ契約内容とか実態については現状わからないんですが、たいてい所属契約は2年とかの複数年契約なので、その慣例に則っていれば(則っていな可能性も結構ありそう)これから数年にかけては新日本の飯伏が定期的に見れる、というのはファンにはいいニュースですかね。

きょうはこれまで、それでは