プロレス統計

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各種数値でみるジェイ・ホワイトと後藤洋央紀

さてレスリング尾張の国もといSENGOKU LOADも終わって本格的に戦場は九州へ、という感じですね。 
気づけばどんたくシリーズもビッグマッチ及び準ビッグマッチの数が屈指のシリーズ(リーグ戦など除く)になりましたけど、その中でいうと初めに準ビッグマッチになったレスリング火の国はネーミングも込みで思い出深かったりします。

で、今年の火の国のメインはタイトルマッチではなくスペシャルシングルマッチ、後藤洋央紀ジェイ・ホワイトの一戦になっています。
本人らの口からも語られてるようにこの試合で両者は初対戦となりますので、今回はこの両者の格数値について振り返りたいと思います。

 

身長体重

ジェイ 186㎝ 100㎏
後藤  182㎝ 103㎏

どちらかといえばすらっとした体型のジェイに対しがっちりした体型の後藤、という印象なんですが実際体格的にはそう違わないんですよね、一応身長はジェイが、体重は後藤さんが上なんですが。

生年月日

ジェイ 1992年10月9日 (26歳)
後藤  1979年6月25日 (39歳)

大きく違うのはその年齢。
ジェイは弱冠といってもいい26歳。
同年代というとヘナーレ選手(26歳)デビット・フィンレー選手(25歳)ヒクレオ選手(28歳)、現在海外遠征中の選手(27歳)、ヤングライオンの上村選手(24歳)、選手(25歳)などなど、新日本においては若手~ヤングライオンの選手が多くいる年齢層で、まさに新日本・プロレス界の今後を担っていく年代ですね。

そして後藤さんは現在39歳。
現WWEのシンスケ・ナカムラや欠場中の柴田勝頼と同学年というのは割と有名な話です。
プロレスラーの身体能力的ピークは30代前半だというのは私の個人的見解ですが、その後は身体能力に陰りが見えるのと反比例する形でこれまでの経験値からプロレスラーとしての技術が上がっていく気がしていて。
ある意味でそういうレスラーとしての転換期を経て、所謂”ベテラン”の域に入りつつあるのが現在の後藤さん。

そういう意味で年齢だけでいえば、”若手”対”ベテラン”のそれって感じはあります。
年齢差も干支が一周以上する差があるので、プロレス的には2~3世代ほど違う選手になるんでしょうかね。

デビュー日

ジェイ 2013年2月19日
    (20歳デビュー、キャリア6年)

後藤  2003年7月  6日
    (24歳デビュー、キャリア15年)

で、それぞれのデビューはこちら。
年齢と比較するとキャリア差は少々小さめですが、これはジェイが高卒でプロレスラーを目指して20歳でデビューしたのに対し、
後藤さんは大学へ進学し、卒業後レスラーを目指すもののデビュー前のケガでデビューが遅れたなんて言う経緯もあるのでそのせいでしょう。
ちなみにジェイはニュージーランド出身でイギリスにてプロレスデビュー、その後プリンス・デヴィット(現WWEのフィン・ベイラー)とバッドラック・ファレの仲介を経て新日本にてデビューしたのが2015年のことになります。

タイトル歴

ジェイ

それがどんな状況であろうと「IWGPヘビー級を獲った」という事実は他のどんな”箔”よりも分厚い
(新日本プロレス公式サイトより引用)

新日本にてキャリアを再スタートさせたジェイの初タイトルは、外国人ヤングライオン経験者としてはファレ以来になる海外遠征後の2018年。
凱旋帰国の試合となった棚橋のICこそ低調に終わった上にベルト獲得もなりませんでしたが、翌1.5にてケニー・オメガのBULLET CLUB勧誘を断ったうえでの宣戦布告、そしてその勢いのまま1月末の札幌ビッグマッチにおいてケニーからIWGP US王座を奪取し、その2代目の王者となりました。
その後、ベルトは奪われるものの今度は所属したCHAOSを裏切り、新生BULLET CLUBを結成し、と新日本の勢力図をしっちゃかめっちゃかにした上で凱旋試合からの1年ぶりになる1.4ドームでオカダを下し、その実績をもって因縁ともいえる棚橋に再び挑戦し、今度こそ勝利しIWGPヘビー級王座の獲得に成功しています。

いずれの勝利も何かしらの裏切りから始まる抗争を経てのタイトル奪還、しかもケニーに棚橋というまごうことないメインイベンターを相手に、という辺りに獲得タイトル数以外の”箔”を感じますね。

後藤

2016年2月11日の挑戦が最後の挑戦となっている
(新日本プロレス公式サイトより引用)

これまで同様の数値まとめをやってきて数々のベルトコレクターを見てきたわけですけど、新日本におけるベルトコレクターは後藤さんでしょう。
簡単に列記してもNWAインターナショナルジュニアヘビーIWGPジュニアタッグIWGP IC(2回)、NEVER無差別(4回)、IWGPタッグ・・・と5タイトル、10度戴冠を記録(トーナメントなどは除く)。
しかし、後藤さんとタイトルについて語る場合には切っても切れない話題がIWGPヘビー級でしょう。
見ての通りこれまでに戴冠に至っていないわけですが、その挑戦の歴史も2007年11月11日の棚橋への挑戦から数えること8度挑戦し、いずれも敗退
この歴史がある意味で後藤さんのキャリアの重荷、汚点になってるではという気はしなくもないです。
ちなみに最後の挑戦となった2016年2月11日の大阪大会の第1試合は今回の対戦相手であるジェイが新日本での動機であるフィンレーとのシングルマッチで勤めています。

 

所感雑感

というわけで各種数値でした。
まぁ当初はいつも通り簡単にまとめよう、と思ってたんですけど調べてみると胸が苦しくなってですね・・・
特に2016年2月、後藤さんの現状最後のIWGPヘビー挑戦になった大会で第1試合を務めてたジェイが今や全IWGPヘビー級王者で後藤さんはまだ・・・と思うとやるせなくなり。
もういうべきことはただ一つ、後藤さん、勝て!ジェイにもオカダさんにも勝て!以上!

きょうはこれまで、それでは