プロレス統計

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動員と大会数でみる2018年の日本プロレス界

新年度も始まりはや3週間も経った今日この頃ですが皆様いかがお過ごしですかね。
なんだか年度末もですけど年度初めも年度初めで「やることが…やることが多い…!」となっている気がするやつ、なぜなのか。

で、今回はいつも行っている新日本だけでなく他の日本国内のプロレス団体についても動員及び大会数を調べてみました。
きっかけとしては上記の悪役紹介さんのツイートなんですが、話を聞いてみると5chのあるスレッドに掲載されていた数値をもとにグラフを作ったとのこと。

プロレス全般に関する数値を取り扱う弊ブログとしてはこれを自前でも集計せねば、と思い立ったわけです。
しかしこのツイートが投稿されたのは2月末、そして今は4月も末。
なぜこんなにも時間がかかったかというと予想以上に集計に手間取っただけ、そして上のツイートで挙げられていた団体の中にもスクレイピングできないHPがあったりしたんでどうしようか悩んでたってのもあったりします。
まぁそこはある程度は妥協して、上の団体の中で新日本(NJPW)、全日本(AJPW)、ノア(NOAH)、大日本(BJW)、ドラゴンゲート(DG)について集計しましたので報告です。

 

大会・動員集計結果

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ではさっそく集計結果がこちら。
各団体の2018年の総動員を棒グラフで、大会数を折れ線グラフで表示しています。
いずれも公式HPの試合結果に記載されている大会動員から算出したもので、中には動員が非公開の大会もあったのでそちらについては加算していません。
冒頭のツイートでもあったように動員面では新日本がダントツで41万人超、それに続くドラゴンゲートが14万人超でその他の団体はおおよそ10万人以下の動員だったようです。
厳密な数値でいうと新日本が41万3834人ドラゴンゲートが14万6454人全日本が8万4978人ノアが5万9095人大日本が4万9240人でした。
最近の話題でいうとノアが今後の目標を「”不動の業界2位”を目指す」と定めたらしいですけど動員面でいうとあと8万人弱の動員増が必要ってことですかね。

で、これに加えて大会数も集計できたので表示しています。
新日本についてはこれまでにも報告があったようにここ数年はほぼ横ばいで150大会弱でしたが、大日本とドラゴンゲートがそれを20大会弱上回る170大会近くを開催しています。
これについては内訳をよく見てみると、他のイベントとコラボしたイベント内プロレスを多数開催したり、1日に複数回講演を行うなどしているためこの大会数が実現できているようです。
特に大日本は上野公園での興行は一日3回ぐらいやっている時もあってびっくりした覚えが。
対する全日本とノアは、ここ数年にかけて大きな体制変更があったのもあってか大会数は少な目ですね。

平均動員比較

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これらの結果から平均動員を算出するとこの通り。
こちらにおいても動員数とおおよそ同じ大小関係が成り立っており、新日本が平均2619人でダントツ、それに平均818人でドラゴンゲートが続く形ですね。
で、全日本とノアについては平均を見ると600人前後と同程度になっており、この5団体の中では大日本が平均282人と一歩遅れている形になりました。

大会数内訳比較

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で、この記事をまとめている最中に新たな話題として各団体の後楽園ホール大会などの首都圏での興行数割合の話を見かけたので、取り急ぎ調べてみたのがこちら。
オレンジ色が後楽園ホール大会数で、水色がその他の大会を示す積み上げ棒グラフになっています。
新日本を除く団体は12~18大会とほぼ月一かそれ以上の頻度で後楽園大会を開催しているようです。
それに対して新日本はその2~3倍にあたる38大会を後楽園で行っています。
これに関しては近年力を入れている新日本プロレスワールドでの中継を行うために後楽園大会を増やしていた関係もあるんでしょうかね(最近は地方大会も良く中継するけど)

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で、全大会数のうちに占める後楽園大会の割合を示したのがこちら。
こうしてみると新日本は全体の1/4が後楽園大会なのはかなり比率が高いといっても良いでしょうね。
そしてその他の団体で見ると全日本・大日本・ドラゴンゲートが10%前後なのに対し、ノアは17%と新日本に次ぐ後楽園率になっています。
全日本大日本ドラゴンゲートであればそれぞれ新日本と同じく独自のネット配信サービスを持っているので後楽園大会が多くても違和感はないんですが、この中で唯一配信サービスのないノアがここまで多いのはちょっと不思議ではあります。

 

所感雑感

というわけで日本プロレス界と言いつつたった5団体ですが動員と大会数についての集計結果でした。
ちなみに上記のツイートにある団体については全部やろうと試みたんですが、DDTはHPの仕様もあってかスクレイピングを全く受け付けず断念、スターダムは2018年後半の結果しかなく断念、W-1は今回のメインターゲットである観客動員の記載がないようなので断念・・・総じて口惜しいところ・・・

とはいえこうして5団体についてきちんと集計できたのはよかったなぁ、って感じなんですがこうして実際に集計してみると各団体のHPの構造の違いが判って興味深かったりする一方で「もうちょっとちゃんとつくろう?」となったりもしました、特に大日本のスクレイピングはある種の佳境だった・・・
その辺の裏話はまたいつかにでも。

きょうはこれまで、それでは