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4.29 新日本プロレス レスリング火の国 ツイート解析

新日本としては”平成最後”のビッグマッチとなる(と言いつつ明日も中継はあるけど)レスリング火の国、 さっそく見ていきましょう。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njhinokuniに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は15:00に開始され、試合自体は18:00ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は1,687ツイート、RT総数は1,121RT、呟いたユーザー377人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは1,214ツイート、1,847RT、413人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

”ジャイアント”キリング

時刻:15:58
ツイート数:15tweet

すっかりメンバーもほぼほぼ発表されて機運も高まるBOSJ、そんなBOSJに出場する石森ドラゴンリー、オスプレイの3人の中に、新日本でも1,2を争う巨体のヒクレオが入ったらそりゃあ目立つよな、とかそういう。
体格差があるからこその攻めづらさなんかもあるんですけど、鈍重でないのがヒクレオの強みでもあり、オスプレイとドラゴンリーを相手にも翻弄されないのがすごいわ。
とはいえ伊達にヘビー級を相手に実績を残していないオスプレイ、苦戦気味のドラゴンリーをうまくサポートしつつ最後は高い位置にあるヒクレオの頭部にきちんとアジャストしたオスカッターで勝利。
いややっぱりこの頼もしさを見るとオスプレイが今回のBOSJに出場するのは頼もしい以外の言葉がないわ(誰が勝てるんや?というのもあるけど「)。

ライガーも認めた男、それがチェーズ・オーエンズという男

時刻:16:26
ツイート数:15tweet

今シリーズは多くのベルトの防衛戦が行われているわけですけど、大概その試合が終われば次期挑戦者が現れ…という流れが多い中、ジュースの持つUS王座はファレとの防衛戦後、中々次期挑戦者が決まらない感じ。
そしてそうこうしているうちに今日この火の国でNJCでの因縁から同シリーズでの挑戦を行ったチェーズとノンタイトルでのシングルマッチが実現、”後”哨戦ではあるんでしょうけど。
しかしこうして試合が組まれるのも全国のオーエンズ・マニアのおかげか、今日も実況席に着いたミラノ先生の熱心な布教によって解説席にいたライガーもメインかと聞き間違えるかのような興奮ぶり。
試合が終わってもジュースでなく負けたチェーズを激推ししてるのとかもうこれよくわかんねぇな。

がんばれ、ゴエモン

www.youtube.com

時刻:17:02
ツイート数:19tweet

今月初めのMSGでの矢野によるベルト窃盗から始まったIWGPタッグ戦の因縁、まぁ真壁さんはそれにまんまと巻き込まれたような形なんですけど、それに対してGoDも窃盗(というこれは単に取り返してるだけ?)で切り返したまさに泥棒合戦、本当に中継のごとに盗んでは盗み返されが続くとは…っちゅう感じはあります。
それを紹介するような煽りVTRだったわけですけど矢野の和風モチーフにあわせて頑張れゴエモンとは。

GoD対GBH

時刻:17:22
ツイート数:25tweet

とはいえ実際に最終目的は王者になること、となれば最終戦ではきちんと試合で勝たねばならないという。
かつてはGBHの盟友としてベストタッグもIWGPタッグも取った仲、矢野もいつもの丸め込み類だけでなくいつぞやのG1で猛威を振るった”クリーンファイト”まで繰り出す本気っぷり。
しかしタッグの常套手段である「相手は1人、自分たちは二人で」をできていたのはGoDの方、そこに関しては現行のタッグチームと急造タッグの違いってとこでしょうか。
とにかくGoDはカットに入る回数が多い、さらにそこに邪道の妨害も入るもんでその有利性はなおさら。
最後はフィニッシャーでなく隙を見ての丸め込み(しかもタイツを掴んでの!)というのがタッグマッチ、ひいてはプロレスの奥深さを王者チームが見せた展開。

後藤幕府、開幕ならず

時刻:17:55
ツイート数:38tweet

弊ブログとしてもこうしてまとめていたように、 もう試合前の心地としては「後藤、勝て!」の一点ですよ。
しかしよく考えればそういう「勝ちたい!」と強く思っている相手ほど手玉に取りやすいのがジェイという男、ある意味事前の煽りもジェイの作戦の内だったか、と思うぐらいに序盤からジェイのペース。
そのペースを崩すような一発一発、強烈な一撃を決める後藤さんなんですけど要所で間を外したり、外道を介入させたり、はたまた切り返したり、一瞬後藤さんに勢いが生まれてもそのまま突っ走らせない、という。
この両者は今回が初対決なんですけど、こうして試合をしてみると想像以上に相性が悪い、試合がちぐはぐになるとかいう意味でなく「後藤さんの勝ち筋が見えない」という意味で後藤さんにとって相性が現状は悪いよなぁ、とかそういう。
ジェイにしてもGTRや昇天を徹底して避け、ブレードランナーが決まらないとみるやスリーパースープレックスの連打に切り替えて、正調のブレードランナーに繋ぐというある種完璧な勝利でした。

結果として、後藤さんの”9度目の挑戦”は先送りになり、ジェイは”2度目の挑戦”に進むことに。
とはいえ、いやまぁ実際がっくり来るところもあったんですけど、正直言えばこれよりひどい敗戦は過去にもあったわけで(2016年2月11日とかそれはもう)、でもそれを乗り越えてここまで復活し、こうしてファンも「行け!」という気持ちにさせたのが後藤さんなわけで。
巷では「これに負けたら・・・」なんて言う人もいましたが、「これに負けても」ですよ、それこそ「諦めるのを諦めた」男なわけですし。
9度目の挑戦を待つのがファンの心意気じゃないですかね。

 

所感雑感

というわけで火の国でした。
リアルタイムではタイムラインの熱気に押されてメインだけ見たんですが、その時は「良いぞ後藤さんいけいけ!」と応援してたんですが、記事を書くにあたって改めて見てみるといやあジェイのペースやんけ・・・となった次第です、いやでも後藤さんもなんか懐かしい技も多々出しててよかったんですけどねぇ。
まぁでも残念でこそあれ、試合が決まるその瞬間まで夢を見せてくれた後藤さんに感謝しなければなぁとも思ったり、単純に「勝ってハッピー」だけがプロレスじゃないよなぁとも思ったりしたとこです。
まぁ何はともあれこれで平成のビッグマッチも終了し、いよいよ令和最初のビッグマッチへ行くわけですけど、一体何がどう変わるのか、それとも変わらないのか(多分変わらんだろうな)楽しみです。

きょうはこれまで、それでは

きょうはこれまで、それでは