さて長かったどんたくシリーズもここが終着点、そして次期シリーズに向けての開始点、さっそく見ていきましょう。
本日5月4日(土) 15:00〜 生配信!
— njpwworld (@njpwworld) May 4, 2019
濵かつ Presents レスリングどんたく2019
本日のセミファイナルは、SPシングルマッチ
石井 智宏 vs EVIL
そしてメインは、IWGPヘビー級選手権試合 オカダ・カズチカ vs SANADA
会場に行けない方は #NJPWWorld で!登録&視聴▷https://t.co/Tj7UBJ4PjP #njdontaku pic.twitter.com/JmNVm15zrx
集計結果
大会は15:00に開始され、試合自体は18:30ごろに終了しました。
※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。
◆エースの復帰
【5.4福岡大会・第7試合前】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2019年5月4日
欠場中の棚橋弘至が登場!6.5両国での復帰を宣言!
その前に現れたのはジェイ・ホワイト……!
新日本プロレス・スマホサイトで独占詳報中!https://t.co/7DB7pG9zYz #njpw #njdontaku pic.twitter.com/M3QM9Oxdz0
時刻:16:59
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博多どんたくにおいて突如サプライズ的に姿を現したのは欠場中だった棚橋弘至。
これまでも何度か欠場と復帰を繰り返してきていましたが、今回は本格的な手術になったことが報じられていたわけですが、その手術も無事終了したのか6月5日、BOSJ決勝の両国大会で復帰することを宣言しました。
さらにはその場でIWGPへの挑戦をぶち上げたわけですけどそれに異議を申し立てたのがジェイ。
勿論自分が猛烈にIWGPへのリベンジをアピールしていたところに横から入り込んできて・・・というのもありますけどどんたくシリーズ全休で、BOSJシリーズも最終戦以外休場しておいてどの口がいけしゃあしゃあと?っていうのもあるんではないかな、というかそう思うファンの代弁でもあったと思います。
しかし、棚橋のアピールにもあったようにG1~1.4にかけての絶頂期を終わらせたのが2月のジェイとの一戦であり、こうしてぶち上げればジェイがかみつくことがわかっていて、ジェイへの最短のリベンジを構築するための策だった可能性もある気がしてきます。
シングルになるのか否かはさておき、この両者の抗争がこの日から再開されたのは間違いないでしょう。
◆ピットブル対決
【5.4福岡大会・第7試合】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2019年5月4日
EVILの“SCORPION DEATH LOCK”に、石井も“サソリ固め”で対抗!
両者一歩も引かない死闘の結末は……?
新日本プロレス・スマホサイトで独占詳報中!https://t.co/7DB7pG9zYz #njpw #njdontaku pic.twitter.com/QoU8czH1MO
時刻:17:39
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どんたくシリーズの各前哨戦でも火花を散らしていたこの対決。
どこかいつも以上に、石井がEVILに突っかかって言っていたのはEVILの仕掛けに原因があったという気もします。
石井の師匠である長州の得意技であるサソリ固め、そして新日本における石井の”一大傑作”ともいえる田中将斗戦、それを思い起こさせる「新日本への宣戦布告」というワード。
はたしてEVILが何を意図してこういったものを使い始めたのかは定かではありませんが、これらのキーワードが石井に「半端な覚悟で使うんじゃねぇ」という思いを生ませた部分はあったかもしれません。
ある意味それはEVILの仕掛け通り、手のひらの上だったかサソリ固めを活かす投げを中心とした腰攻めを見せ、石井を苦しめましたが自身のアイデンティティへの意地がそれを耐えきらせたか、最後は垂直落下式での勝利。
EVILにとっては石井を引き出した(出そうとした)上での敗北ではありましたが、その試みは果たして成功なのか否か・・・
◆真田聖也の帰還
New look for SANADA. #njdontaku #NJPW pic.twitter.com/VMfQCsNhXT
— Italo Santana (@BulletClubIta) May 4, 2019
時刻:17:46
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そして迎えたメインイベント、オカダとしては今政権では初防衛戦、SANADAとしては2度目の挑戦となる一戦。
こういった大一番でコスチュームや風貌を大きく変えることはままありますが、この日のSANADAの風貌はすこし彼の歴史を知っているファンには”意味合い”が見えるものでした。
いつものモヒカンではなくなでつけた金髪に青を主色にしたコスチューム、それは新日本に主戦場を映してからのCold SkullのSANADAというよりは、W-1のエース候補として期待を集めていたシャイニングスターの真田聖也に近いもの。
ある意味で己の原点回帰を図ったともいえる風貌で6度目の対戦に挑みます。
◆令和のライバル対決
レスリングどんたく 2019(5/4)を公開!メインはIWGPヘビー級選手権試合!@rainmakerXokada VS @seiyasanada!SANADAが掟破りのレインメーカー!オカダ大ピンチ!SANADA初戴冠なるか⁉︎
— njpwworld (@njpwworld) May 4, 2019
登録&視聴▷https://t.co/JuYZMse323 #njpw #njdontaku #njpwworld pic.twitter.com/8dbQLJ23bo
時刻:18:27
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前述したように両者は6度目の対戦、つい先日のNJC決勝でもぶつかっただけにお互いの手の内はよくわかっている印象。
だからこそ決め手はいかに切り返し、隙をつくのかという形になるわけで。
実際にSANADAは掟破りのレインメーカーを狙うと見せかけ、オカダがカウンターでラリアットを打つのをよけてから改めて本命の”掟破り”を決めるという新たなアイデアも見せる。
しかしそうした「切り返し合戦」も新日本に定着させたのはオカダであり、ある意味その一人者がオカダ、その土俵に上がった時点でSANADAには不利だったかもしれません。
それがよく見えたのは終盤のツームストンの切り返し、それまでのスカルエンドで体力が消耗していたからこそ、オカダはSANADAに抱え上げられながらもあと少しのところでツームストンの体勢に入らせないよう妨害。
ある意味試合のテンポが崩れた瞬間ですが、それはすなわちSANADAのペースを崩し、自身のスタミナも回復させる間。
そこで回復する間があったからこそ、最後のスカルエンドも切り返し、ツイストツームストンからのレインメーカーで敗北。
オカダは試合後、SANADAが自分を「ライバル」と呼んでくれたことへの感謝も込みで握手の手を差し出しましたが、それをしっかりとは握り返さず去っていったのはその悔しさの表れでしょう。
オカダはSANADAに関して大きく評価こそしているものの、その戦績は一方的なまま、SANADAが名実ともにオカダのライバルになるには(なりたいのであれば)、オカダのスタイルを崩したうえで1勝を勝ち取ることがやはり必要でしょう。
令和のライバル関係、その真のスタートはまだまだ先か。
◆”Painmaker”
Chris Jericho challenges for the IWGP Heavyweight Championship on June 9 DOMINION!!
— njpwworld (@njpwworld) May 4, 2019
“苦痛を与える男”クリス・ジェリコが IWGPヘビー級王座へ挑戦表明!
メインイベント終了後、@IAmJericho からの衝撃メッセージ動画が!6月9日 #njDOMINION でのIWGPヘビー級王座挑戦を強烈にアピール。 pic.twitter.com/oGYKMufK1f
時刻:18:35
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メインの試合後、てんで違うタイミングに紙テープが発射されるなどハプニングがありましたけど本当のサプライズはオカダのマイク中に。
突如暗転し場内に流れたVTRに登場したのはなんとクリス・ジェリコ!
ジェリコはすでにAEWへの参戦とその旗揚げ戦(5.25)でケニー・オメガとの2度目の対戦が既に決定していたわけですけど、なんとその2週間後の6.9大阪城でのIWGPヘビー級への挑戦を表明。
かつてジェリコはケニーに対して「お前がオメガ(究極)なら俺はアルファ(頂点)だ」と相手の名前に引っ掛けて挑発をしたことがありましたけど、
今回ジェリコは「I am the "Painmaker"」(俺はお前に苦痛を与えるものだ)と挑発、相手の名前こそ出さなかったものの明確にRainmakerオカダ・カズチカへの挑戦でしょう(PainmakerTシャツ欲しいなぁ)。
まさかの挑戦ですが、うれしいサプライズ、6.9が楽しみになりました。
所感雑感
というわけでどんたく2日目も終了です。
まさかまさかのジェリコ参戦でしたけど、思えば以前からAEW以外にも参戦できる契約という話もあった(だから新日本の選手一覧に名前が残っている)んですよね。
そういう意味でこのジェリコの参戦はその他の可能性も考えさせるものですがそれはまだ妄想の範疇ということで。
とはいえ次期シリーズはジュニアの祭典BOSJ、新鋭のエル・ファンタズモなんかも出場決定なので楽しんでいきたいですね。
きょうはこれまで、それでは