プロレス統計

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各種数字で振り返るG1 CLIMAX 28

さてG1 CLIMAX 28も終わり、早くも下半期の展望がそこかしこで語られ始めていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
まぁ新日本もカードの発表はしばらく先で9月のALL IN辺りが新日本勢の試合再開かなぁ、と思ってたら今日既に鈴木みのるがカッキーエイドで試合してたり、元気だなぁ

まぁそれはさておき今G1では公式にTwitterを使った勝敗予想や決勝カード予想なんかをやっていたのですが、それに関する集計や解析は中々に楽しかったですね。
というわけで今回はG1 CLIMAX 28に関する各種数字を紹介しつつG1を振り返っていこうと思います。

ちなみに#G128Kで行われた決勝カード予想については投票締め切りの時にやっているので下記記事を参照してください。

www.pwanalysis.com

 

観客動員

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G1 CLIMAX 28での総観客数は91,281人となりました。
前年度のG1 CLIMAX 27では80,634人動員だったので+1万人、割合にして13%増ってことですね。
過去7大会の総動員を比較すると上のような感じで、年々着実に動員数が増えているようです。
とはいえ新日本プロレスは(推測ですが)2015年半ばから観客数を実数発表に切り替えていたので本来はそこで動員数が減るはず(実際各月の動員数などは2014/2015で減少を見せている)のですが、2015年はA/B各ブロック公式戦の交代での開催、そして両国3連戦が始まってるんですよね。
そのため合計の動員数は減少どころか増加を見せている、と、つまり実数を見ると2014→2015でかなり動員が伸びているっていうことも考えられますね、そりゃ定番化するわ。

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続いては平均動員数、2018年は4,804人になりました、前年と比べて約560人の増加ですね。
上図は平均動員数の変化を見たもの、こちらでは実数発表への切り替えによって2014→2015年に減少が見えています。
それ以降については年々増加し、さらに2017→2018年の増加はその他と比べて大きいような気も、そもそも優勝決定戦の3連戦が両国から武道館になったことで動員が増えた部分もあるでしょうしね。

(参考:観客動員と大会数で振り返る2012~2017年の新日本プロレス

試合時間

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続いて公式戦の試合時間について、平均値は860秒(14分20秒)でした。
上の図は試合時間のヒストグラムでオレンジ色の線は正規分布でフィッティングしたもの。
平均年絵は860秒ほどが多いものの一番多かったのは600秒(10分)程度の試合で決勝戦や時間切れ引き分けなどの試合によって平均値が上方修正されている部分はあるのかも。

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続いてここ数年のG1公式戦の平均試合時間と上記フィッティングで見積もられる標準偏差(バラツキの大きさ)を見てみると上の図のような感じに。
平均や標準偏差については2017年と同程度って感じですね。
しかしやはりA/B交互の制度が始まってから試合時間もばらつきも一気に増加しているので、短い試合時間の試合も残りつつ、全体としてはメインの回数が増えるなどで平均試合時間が大きく伸びた、と言えるでしょう。

ちなみに平均試合時間を各選手で比較すると最短は矢野444秒(7分24秒)、最長はオカダ1195秒(19分55秒)でした実に3倍近い差が・・・

順位 名前 平均試合時間
1 オカダ・カズチカ 19分55秒
2 飯伏 幸太 19分52秒
3 棚橋 弘至 18分31秒
4 ケニー・オメガ 17分37秒
5 内藤 哲也 17分10秒
6 石井 智宏 15分31秒
7 ジェイ・ホワイト 15分23秒
8 マイケル・エルガン 15分11秒
9 SANADA 14分43秒
10 ザック・セイバーJr. 14分11秒
11 “キング・オブ・ダークネス”EVIL 13分34秒
12 ハングマン・ペイジ 13分16秒
13 鈴木 みのる 13分12秒
14 後藤 洋央紀 13分5秒
15 ジュース・ロビンソン 13分0秒
16 YOSHI-HASHI 12分31秒
17 真壁 刀義 11分4秒
18 タマ・トンガ 10分47秒
19 バッドラック・ファレ 10分1秒
20 矢野 通 7分24秒

実況者数推移

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続いてはツイート集計で調べた各公式戦でのTwitterでの実況者数推移と、各日の実況者のその後の実況者推移になります。
前回紹介したときは8/3日時点でのデータだったのでその後の大阪2連戦、横浜、武道館3連戦のデータが加わっている形です。
当たり前ですが武道館3連戦でのユーザー数の増加が凄いことに、特に優勝決定戦は流石に図抜けていて注目度の高さがうかがい知れます。
またカラフルな点線で示したその後の実況者数については、初日後大きく減少して以後500人程度で上下するのが共通傾向でしたが、
いずれのデータも武道館3連戦で増加傾向があります。
言ってみれば1度G1を実況してしばらく離れていたファンが優勝決定戦間近となると再びタイムラインに戻ってきている、といえますかね、これも注目度の高さゆえか。

ちなみに#G128をつけてつぶやいた総ユーザー数は12,042人でした、奇しくも優勝決定戦の動員数(12,112人)とほぼ同じでしたね。
さらにちなみに全大会を実況した猛者はわずか50人、割合でいうとわずかに0.4%というまさにtheELITE(廃人ともいう)

#g128 トップ10モーメント

続いてはこれまで各日のツイート解析で紹介してきたツイート数の多かった瞬間(Twitter実況が盛り上がった瞬間)について、G1 CLIMAX 28全体のトップ10について紹介します。
数値などの見方は
順位 見出し
日付 時刻 ツイート数
という感じ、一応ツイート解析記事へのリンクをつけておきます。

1 G1 CLIMAX 28優勝は棚橋!
08-12 18:06 318tweets

2 棚橋のセコンドに柴田現る
08-12 17:29 287tweets

3 内藤の決勝戦進出への望みを絶たれる
08-11 20:55 269tweets

4 G☆L対決、3度目も制したのは飯伏
08-11 21:25 227tweets

5 Aブロック代表は棚橋
08-10 21:11 194tweets

6 死闘、石井対ケニー
08-04 19:28 192tweets

7 ジェイ、オカダに勝つ
07-14 21:20 182tweets

8 EVIL対エルガン、札幌での戦い
07-14 20:27 165tweets

9 激闘、石井対SANADA
08-11 20:28 160tweets

10 前年度決勝カード、ケニーのリベンジ成る
07-15 18:04 150tweets

勿論1位は優勝決定戦、しかも2位にセコンド柴田が入ってくるあたりあのシーンの衝撃たるやってことですかね。
それも込みでトップ5はいずれも優勝決定戦絡みと分けられるわけですが、それに次ぐのが大阪での石井ケニー、そして大田区でのジェイオカダな辺りこの2戦のインパクトよって感じですかね。
それに次ぐのが札幌でのEVIL対エルガンっていうのも以外ですがその後も石井対SANADAケニー対内藤と熱戦系が続きましたね。

おまけ:予想星取表

最後はおまけに、#G128Sのハッシュタグで行われていた各日の勝敗予想、そちらも逐一集計して各日のツイート解析で紹介していました。
勿論当たったり当たらなかったりが日常茶飯事なわけですけど、「もし全部予想が当たっていたらどういう結果になったのか?」と思って星取表の形でまとめてみました。

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結果は上の二つの図、元画像は新日本公式のものを利用しました。
結果としてはA・B両ブロック共にオカダ・飯伏が全勝でブロックを突破し決勝へ進む、と。
果たしてこれが「万人の望んだG1だった」のかどうかはさておきですが

 

所感雑感

というわけでG1 CLIMAX 28の各種数字でした。
とりあえず思いついたもの、今シリーズ中に新たに調べてみたものを中心にまとめてみましたが、なんとなくまだ調べられることはありそうな気がするので、それはまた時間が出来たときにでも。


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いずれにしても、終わってみてこうして振り返ってみるともう開幕が1か月前と気づいて長いシリーズだったんだなぁ、と痛感する限りです。
一ファンとしても、まぁ結果にぐだぐだ言った部分はあれど、毎日のように試合があってそれに関して集計して解析して記事をかけて、というのは楽しい以外の何物でもないですね。

きょうはこれまで、それでは