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新日本レスラー各種詳細戦績:2018年版

さて先日は2018年の新日本プロレスのレスラーたちの戦績について大まかなまとめをやりましたが、今回は各選手の細かな成績について紹介しようかと思います。
とはいえ前回の記事で紹介したように2018年だけで100人以上のレスラーが参戦しているので全員についてのデータ公開は一体どれだけ長くなるのか…と言う感じなので今回は新日本プロレスの各ユニットのリーダーたち、具体的にはCHAOSのオカダ、theELITEのケニー、本隊の棚橋、LIJの内藤、鈴木軍のみのる、そしてベテラン勢代表として永田さんのデータについて掻い摘んで紹介です。
他の選手について知りたい!という方などいればコメントしてくだされば随時紹介したいと思うので是非コメントしてください。

www.pwanalysis.com

 

集計した数値

今回は上でも紹介した6選手について、総試合数、シングル数、総合勝率、シングル勝率、平均試合時間の5つについて2012年~2018年のデータを紹介しています。
ここでの総合勝率はシングルでの勝利、自身がフォールを奪った場合以外も含むチームの勝利を計算しています。

オカダ・カズチカ

オカダ・カズチカ 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
試合数 112 111 112 142 147 139 132
シングル 17 23 20 16 19 17 17
総合勝率 49.11 46.85 49.11 57.75 52.38 37.41 34.09
シングル勝率 76.47 69.57 80.0 75.0 73.68 76.47 70.59
平均試合時間 16分7秒 15分39秒 16分12秒 13分32秒 14分56秒 14分48秒 15分13秒

と言うことで最初はオカダさん。
試合数は前年から7試合減の132試合、シングル数は前年と変わらない17試合となりました。
新日本プロレス全体として平均試合数の減少が見られるので試合数減は想定の範囲内ではあるんですが、後述する5選手のを見てもらうとわかるんですがオカダさんの場合減少数がかなり小さいことがわかります。
今年に関しては6月にベルトを落とし、メインに立つ機会も減るはずだったのですがそれでもシングル数も変わらず試合数もあまり減らず、な辺りベルトの有無にかかわらず新日本のリング上での試合数的存在感は衰えていない、と好意的に捉えることもできますかね。

また、勝率面でのオカダさんの特徴として総合勝率が30%とかなり低いのに対して、シングルでの勝率が70%以上をコンスタントに維持しているのが挙げられます。
その辺は普段は負けるけど勝負所のシングルでは強いとかそういう傾向、なんですかね。
とはいえ全体・シングル共に勝率は近年でも最低の数値になっている当り、勝敗面ではあまり結果が出なかった年と言えるでしょう。
それはIWGP陥落やG1決勝進出ならず、挑戦権利書奪取失敗などの結果から見ても妥当かと。
そういう意味では、よく言う溜めの一年だったのかなぁ

ケニー・オメガ

ケニー・オメガ 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
試合数 1 10 8 67 120 72 49
シングル 0 9 7 7 18 19 16
総合勝率 100.0 60.0 50.0 29.85 58.33 51.39 57.14
シングル勝率 None 55.56 42.86 85.71 72.22 68.42 75.0
平均試合時間 10分48秒 10分20秒 11分19秒 12分35秒 13分25秒 14分53秒 17分4秒

続いてケニー、大きな特徴としては2015年の本格参戦以来から最少となった試合数49試合ですかね(前年から23試合減)。
その一方でシングルの試合数に関しては3試合減程度の16試合にとどまっているので、G1やNJC、そしてタイトル戦などに集中したスポット参戦形態に完全に以降したっていう感じですかね。
そういう意味では着実に勝利を掴んでチャンスをモノにしている一方で、試合数的存在感と言う意味では近年でもかなり小さかったと言えるかもしれません。
その一方で平均試合時間は他5選手を圧倒的に突き放す17分4秒を記録、前年からの15分弱からも2分近く伸びています。
上述の通り、試合数的な存在感では他の選手と比較しても薄くなりがちな分、一試合一試合のボリュームを増加させて瞬間的な印象を強めるという方針が強くなっているようですね。
まぁどこぞのインタビューではないですけど「責任」のとり方はそれこそ色々な方法があって、ケニーは参戦数が少ないからこそ一試合一試合でその「責任」を果たそうとしていた、んじゃないですかね。

棚橋弘至

棚橋 弘至 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
試合数 111 108 113 144 126 129 107
シングル 21 20 17 18 16 16 19
総合勝率 57.66 50.93 53.1 63.19 38.1 53.49 51.4
シングル勝率 76.19 60.0 76.47 77.78 56.25 68.75 73.68
平均試合時間 17分10秒 14分5秒 15分12秒 15分33秒 14分11秒 13分1秒 14分49秒

続いては棚橋、新日本の全体的な傾向に従うように試合数は前年の129試合から22試合減しての107試合で近年でも最少
一方でシングル数はここ数年低迷していたのが一気に増加しての19試合、である種全盛期ともいえる2012,2013年の20試合に近づいています。
そういう意味では全体的な試合数としてはボリュームを減らして体への負担を軽減しつつ、スポットライトの当たる機会がかなり増えたという感じですかね。

内藤哲也

内藤 哲也 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
試合数 83 64 105 117 144 145 125
シングル 14 16 19 18 21 16 17
総合勝率 56.63 70.31 55.24 52.99 78.47 69.66 73.6
シングル勝率 42.86 68.75 42.11 55.56 76.19 75.0 64.71
平均試合時間 15分16秒 14分45秒 13分38秒 12分2秒 14分22秒 13分23秒 13分10秒

続いて内藤さん、試合数についてはケニー、棚橋と同じくの前年の145試合から20試合減の125試合
前年及び前々年は140試合超とかなり多めでそれもあってか心なしかコンディション的にしんどそうなところが見えていた気もしますが、それも踏まえての試合減と言う気がしなくもない。
んですが本人としては「フル参戦したい!」と機会を見てコメントしている気がするので来年はどうなるんだろうか。
上記の3選手との大きな違いはシングル勝率だけでなく総合勝率70%超えでかなり高い所ですかね。
その傾向が特に強かったのは2016年、LIJムーブメント最盛期なんですけど今年は総合勝率は同程度な一方でシングル勝率は上記3人よりも低い結果に。
そういうのもあってか、今年も人気面などでけん引する一方で思っているよりも結果が振るわなかったような気もしますね。
その始まりは1.4での敗戦だったんでしょうけど、その後もジェリコと絡んで負けたりもありましたしね。

鈴木みのる

鈴木 みのる 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
試合数 99 98 98 2 2 117 127
シングル 15 21 15 1 0 16 15
総合勝率 44.44 48.98 59.18 100.0 50.0 41.03 40.94
シングル勝率 46.67 57.14 60.0 100.0 None 56.25 46.67
平均試合時間 13分10秒 13分3秒 10分22秒 10分40秒 19分56秒 12分24秒 12分2秒

一方で鈴木みのるは他のユニットリーダーとは真逆に試合数が10試合近く増加しての127試合
そう言った登場回数の増加もあってか今年はなんとなく鈴木軍ファンが元気だった様な気もします、というかなぜ全体の傾向と逆行してるんだこの人・・・
まぁそれはさておきもう一つの特徴としては総合勝率及びシングル勝率共に低く、今年に関してはどちらも50%を下回ってしまっている事ですかね。
まぁこの勝率の低さは2012年以降、ノアに参戦していた2015,2016年以外は共通なんですけど、こういう結果もあってか不遇な印象が付きまとってしまっているのもあるような。
まぁ上記の4人が多少はベビーフェイス的要素を含んだキャラクターなのに対して、みのるは参戦から今までヒールを貫き通している、と言うことかもしれませんが。

永田裕志

永田 裕志 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
試合数 91 94 87 109 129 103 69
シングル 13 16 10 13 14 23 6
総合勝率 57.14 61.7 42.53 52.29 55.04 46.6 50.72
シングル勝率 61.54 62.5 40.0 38.46 42.86 60.87 100.0
平均試合時間 12分41秒 10分52秒 10分42秒 11分11秒 10分39秒 10分7秒 9分25秒

続いておまけに、ベテラン代表の永田さん。
まぁ近年第三世代などベテラン勢の出番が減りすぎィ!なんて声もあるので調べてみた次第です。
試合数としては前年から34試合減の69試合とみのるを除くほかのユニットリーダーらと比較してもかなり大きな減少ですね
無論シングル戦数も過去最少の6試合、これに関しては今年ライオンズゲートの開催も少なかったこともありますかね。
まぁその是非はともかく、ベテランの試合出場及びシングル戦の機会はかなり減っているようです。

 

所感雑感

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というわけで各種詳細戦績についてまとめでした。
上の図(再掲)で示したように、全体傾向としては平均試合数は減少傾向におるのは知っていましたけど、その傾向に従って20試合前後下がっているのはケニー棚橋内藤の3名、オカダさんは半分ぐらいの7試合減、永田さんは30試合近くの減、対してみのるはむしろ増加と、全体の傾向とはまた別に各選手でそれぞれ増減が違っているのは面白いですね。
この違いは現在の新日本のリング上での役割の違いだとは思いますが、もうちょっと他の選手の試合数も調べてみるともう少し何かわかることがあるかもしれませんね。

それはさておき、日々こういうデータを見せるときにどういう形で見せると一番わかりやすいのかと言うのは苦心するところなんですよね。
今回は表形式でしたけどパッと見の増減はグラフの方が分かり易かったりもするので悩むところです。

きょうはこれまで、それでは

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