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2月の防衛戦で振り返る棚橋弘至

さて1.4ドーム及び1.5後楽園での結果を踏まえて次期シリーズ、NEWBEGINNINGの各カードが決まりましたね。
まぁ日本での大会と同時に行われるアメリカでの3大会(1か月前にしてもう一大会増えるとは・・・)のカードはまだ定かではないですけど、シリーズの最終戦となる大阪大会のメインはIWGPヘビー級戦として棚橋対ジェイが組まれることに。

いやしかし、2月・・・棚橋・・・防衛線・・・うっ頭が・・・
ということで2月の棚橋の防衛線について振り返りです。

 

2018年 IWGP・IC戦 対鈴木みのる

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新日本プロレス公式サイトより引用

記憶にも新しい2018年、1.4ではジェイ・ホワイトを相手に防衛をい果たしていたわけですけど、その後目をつけられたのは鈴木みのる。
当時の、というか今現在もですけど棚橋の膝はもうボロボロを通り越してボドボドの状態、そんな棚橋に対して関節技特化に戦法を先鋭化させていた鈴木みのるはまさに相性最悪、スーパーワーストマッチもかくや。
ちなみに前年のみのるは時も場所も同じ1月の札幌でオカダ相手に地獄の膝攻めやってたんですが、その膝攻め地獄のパート2、さらに今年も札幌において対内藤戦が組まれたので冬の札幌・みのるの膝攻め地獄は定番となったんだろうか。
いずれにしてもその膝攻め地獄に棚橋は惨敗、おまけにその後NEW JAPAN CUPまでの負傷欠場を被ることに。

 

2017年 NEVER6人タッグ 対LIJ(SANADA EVIL BUSHI)

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新日本プロレス公式サイトより引用

その前年、2017年の棚橋はドームで内藤を相手に敗北し無冠で新年を迎えたわけですけどその翌1.5において組まれたNEVER6人タッグ王座戦において田口・中西と組んで挑戦。
まぁぶっちゃけ本隊の余り者チームとみられていたわけですがそれがまさかまさかの王座戴冠、後の田口ジャパンブームを生む起点になったわけです。
そんなある意味棚ボタ的王座戴冠だったわけですけど、次期シリーズにおいて組まれた防衛戦で元王者チームと再度対戦。
田口ジャパンの奇跡よもう一度!といったところだったんでしょうけど、相手は後にIWGPタッグを取るメンツ、寄せ集めで何度も勝てる相手でなく、防衛0で陥落することに。

2016年 IWGP・IC戦 対ケニー・オメガ

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新日本プロレス公式サイトより引用

そして2016年、最近思い出しただけにいまだにありありと思い出される新日本大激震の年始でしたね。
1.5においてAJを追放し、BULLET CLUBのニューリーダーに就任したケニー・オメガ、その最初のターゲットは当時IC王者だった中邑だったんですがその中邑も新日本を離脱することに。
それを踏まえて王座は返上され、その新王者決定戦としてケニー対Xが発表、そのXに名乗りを上げた形になったのが棚橋でした。
かつてのライバルである中邑の代打、というシチュエーションもあってか棚橋にとっては追い風も追い風だったわけですが、
当時の棚橋は1.4におけるオカダとの一戦のダメージが色濃いうえに回復しきっていない、対してケニーはこれまでの新日本でも余りいなかった激しい試合スタイルを強く打ち出してきた様子。
耐えに耐えた棚橋、であっても耐えきることはできずケニーにヘビー級最初の栄冠をわたす結果に。

2015年 IWGPヘビー 対AJスタイルズ

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新日本プロレス公式サイトより引用

その前、2015年の棚橋は数度目になるオカダとの決戦でオカダを跳ね返し、棚橋健在を満天下に示したわけですが、その後の対戦となったのはAJスタイルズ。
というのもオカダとの対戦の2か月前、10月の両国大会において棚橋は当時王者だったAJと対戦しベルトを奪ったことで東京ドームメインに滑り込んだ形だったんですよね。
AJとしては3か月ぶりのリマッチ権行使だったわけです。
まぁこの当時からBULLET CLUBは反則介入を辞さないユニットではあったものの、AJがリーダーだったときは結構真っ向勝負も多かった印象。
この試合でも最初こそ小競り合いがあったものの最後は一騎打ちの攻防、さらにその中で脳天から相手を落とすハローポイントを解禁したうえでスタイルズクラッシュで仕留め、棚橋からベルトを奪い返しました。

おまけ:2012年 IWGPヘビー 対オカダ・カズチカ(1/12追記)

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新日本プロレス公式サイトより引用

まぁそんなこんなで棚橋弘至にとってあまり験がいいとはいいがたい2月(というかNEW BEGINNINGシリーズ)の防衛戦ですけど、
思えば棚橋時代に楔を打ち込んだといえる2012年のレインメーカーショックも2月でしたしね。
当時の棚橋弘至は東京ドームで新記録となるIWGPヘビー連続防衛V11を達成し、まさに王者としての全盛期を迎えており、もはや「一体だれが倒せるのか?」といった具合。
そこに現れたのは当時凱旋仕立て、しかもドームではスーンな試合をしたオカダ・カズチカ、挑戦表明をした際にはそれこそドームがブーイングで包まれ、実際の試合でもオカダを試すような目が合ったような感じ。
しかし試合が進むにつれ高まる「これもしかして・・・」という感覚、そしてその後の歴史を見てもトップクラスの決まり具合のレインメーカーがヒットし、3カウントが入ると会場はまさに蜂の巣を突いたかのような騒ぎに。
これを皮切りにオカダの王者としての道が始まるわけですが、棚橋にとっては、もちろんその後も何度も王者に返り咲くものの、「新年一発目の防衛戦」に嫌なジンクスを抱えることに・・・
(ちなみに2013年はアンダーソンを相手に、2014年は中邑を相手に防衛をしてます。)

 

所感雑感

というわけで2月の棚橋弘至について振り返りでした。
振り返ってわかるように2015年~2018年の4年間、いずれも2月にタイトルマッチを行っているのですがなんと4戦全敗なのです。
ちなみにそれ以前、2014年になるとIC戦で中邑を破って防衛に成功しています。
そして迎える2019年、はたしてそのジンクスを棚橋は乗り越えられるのか?

きょうはこれまで、それでは

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