プロレス統計

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メインイベントで振り返る新日本プロレスのレスラーたち

年末になると一つの話題になってくるのが「メインイベント」の話、今年でいうと特にWRESTLE KINGDOMが2days興行ということもあってどの試合がメインになるのかというところで一波乱というか憶測及び論争を呼んだ節もありました。
そんな年間最大級のイベントのメインでなくとも、レスラーにとってどれだけメインを飾れるのかということは非常に重要で、さらにそこで勝利を収めるか否かはその大会のイメージをも左右するという意味でなおさら重要だったりもします。

となると「果たして最もメインに出場したり勝利したのは誰なんだろうか?」というのがきになったので集計です。
年末なのでもう2019年のもやろうかとも思ったんですが一応2019年の集計は今年の興行が全部終わったら、ということで。

試合数やシングル数などの2018年のデータは昨年末にまとめていますのでご参考にどうぞ

www.pwanalysis.com

 

2018年メイン出場数・出場率

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まず初めに2018年のメインイベント出場数及び出場率(メインイベント出場数/総試合数)のトップ10がこちら。
ちなみにメインイベント出場率はメイン出場数10度以上の選手に限定しているのであしからず。
メインイベント出場数及び出場率のトップはオカダ選手で全132試合中75試合、56.8%と半分以上はメインに出場していた計算ですね。
出場数では2位に棚橋選手(43試合)と続きますが、3位がまさかの外道選手という事実。
棚橋選手は勿論「新日本のエース」としての役割もありますけど2018年の後半はG1優勝者として防衛戦もあったりしたのでその結果メイン出場数が多かったか。
外道選手の場合は2018年9月のオカダ選手への裏切り、そしてBULLET CLUBへの加入、そしてジェイ・ホワイト選手のスポークスマン化したのもあってメイン出場が多かったか。

とはいえ出場率でいうと2位になったのはこの年念願のIWGPヘビー級王者になったケニー・オメガ選手で、メイン出場数こそ23回とランク外ですけど、そもそもの出場数が50回に満たなかった限定出場のため、出場率の面では上位に食い込むことに。
そしてそれに続いたのが、今年11時間以上試合していたことが話題にもなったウィル・オスプレイ選手、全72試合中30試合41.7%の出場率でしたが今年はこれ以上になっている気がしないでもない。

メイン数2012-2018年推移

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かなり細かい表になっちゃっていますがメイン出場数の2012年から2018年までのトップ10はこのようになっていました。
2012年以降は棚橋選手もしくはオカダ選手がメイン数トップを争う展開が続いているようで、2016年以降はオカダ選手が3年連続でトップを取っている模様。
それに次ぐ位置でいうと2015年までは中邑真輔選手、そして2016-2017年は内藤哲也選手が、大きく数値を下げていた棚橋選手を抜いて、オカダ選手に次ぐ数値だったようですが2018年になってしばし減速があったよう。

メイン率2012-2018年推移

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続いてメイン出場率の推移ですがこちらも同様にトップは棚橋・オカダ両選手による争いの様相。
こちらでいうと2017年以降はオスプレイ選手がきっちり上位をキープしているあたり、2016年の来日以来中心選手の座を獲得したのが見えます。

2018年メイン勝利数・勝率

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続いてはメインでの勝利数及び勝率、こちらもメイン出場数を10回以上に限定しての数値になります。
メインイベントに75回も出場していたオカダ選手が勝利数でも1位となったのは驚かない所ですが、その勝利数がわずかに16回というのはちょっと驚くところです。
メインでの勝率たるやわずかに21%、全体勝率が53%なんですけどメインで占めるオカダ・カズチカの姿は5回に1回しか見れないレアな姿だった…?
勝利数でそれに次ぐのが内藤哲也、ジェイ・ホワイト、ケニー・オメガといったトップどころだった4名、というかメインでの勝利の回数が多いからこそ「この人がトップ選手なんだなぁ」という印象が逆に刷り込まれているような気もします。

メインでの勝率に目を移すと最も高くなったのはケニー選手で47.8%、メイン出場率も同じぐらいだったので参戦したうち4分の1はメインで勝利しているということになりますね。
そしてそれに次ぐ勝率だったのが二代目ボーンソルジャーとしてやってきた石森選手だったりするのがちょっと興味深かったりします。
ちなみに石森選手は総合勝率でも77.8%、全体4位になっているのでかなり勝ちまくっていたようです。
結果的にメイン勝率で上位にきているのが、ジェイはまた違うとはいえバレットクラブ関係者が多いのが2018年がどういう年だったのかを示しているような気もします、総合勝率でもそうでしたけど。

メイン勝利数2012-2018年推移

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続いてメイン勝利数の推移ですが、メイン数と異なるのは2014年には中邑真輔選手が、2016年には内藤哲也選手が勝利数でトップになっていることでしょうか。
中邑選手といえばイヤァオ!、内藤選手といえばデハポン!のメイン後のマイクが話題になっていましたが、それらのマイクが強く印象付けられるには何と言っても回数が必要、ということを考えるにそれぞれ2014年・2016年にそのイメージが刻み込まれたのかもしれません。
しかし2017年にはEVIL SANADAが内藤さんを差し置いて2,3位に浮上しているのは少し興味深い。

メイン勝率2012-2018年推移

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続いてメイン勝率ですが、こちらはこれまでの推移とは打って変わっていろんな選手が現れているのが面白い。
2014年は後藤選手(47.4%)、2015年はAJスタイルズ選手(57.9%)、2017年は柴田選手(75%)と結構意外な人の勝率が高いのが面白い。
まぁ2017年の柴田選手はNJCを優勝し、4月の両国から負傷欠場に入っているのでメイン数自体少なかったためのこの数値という気もしますが、数値は数値なので。

 

所感雑感

というわけで我ながら「えっ?2019年末に2018年のまとめを?」というまとめでした、いややっぱ「2019年」と銘打つには全データ揃ってからにしたいじゃん。
というわけで同様のデータはまた年明けてから(覚えていれば)やりたいとは思っています。
とはいえ今回見てわかるようにデータの表示形式が表ばっかになるのも見ていて憂鬱になりそうなので何か良い方法を考えようとは思っています。
いずれにしてもこのまとめが何かの参考になるよう祈ってます。

きょうはこれまで、それでは