プロレス統計

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国内全興行でみる日本プロレス界

もう1か月も前のことになりましたが、日本国内のいくつかのプロレス団体について集計し、都道府県別の動員分布なんかを報告したことがあったかと思います。
まぁその時は国内の男子団体の一部についてのみ集計したんですけど、その後さらに集計をしてみようといろいろしていたら「これ国内の全試合を集計したらもっと面白いんでは?」と思いついたのでその後、団体に限らず「日本国内で行われた全試合・全大会」について集計し、解析していました。
まぁそれがようやく完成したのでご報告です。

前回の同様の集計解析がこちら:

www.pwanalysis.com

 

集計方法

集計方法としては前回の集計と同じくファン有志によるデータベースサイトCagematchの試合結果ページにおいて位置情報にJapanと入っている全大会の動員・開催地・開催団体について2012年から2018年まで調べました。
これまで何度か言っているようにCagematchはドイツのサイトで、主に海外ファンによって作られているため実際の(各団体の公式サイトに載っているような)数値などとの差異があると思われるので、下記数値はあくまで参考までにしてくれると助かります。

大会・動員推移

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2012年から2018年の観客動員・大会数(左)、および平均動員(右)推移

まず初めに2012年から2018年にかけての日本国内の総大会数(event)と総動員数(attend)そしてそこから計算される平均動員(average)になります。
ちなみに昨年2018年の国内の総大会数は2099大会総動員は112万7016人でした。
推移を見てみると大会数は2015年に動員数は2016年に一度最低値を記録していますがそこからは微増傾向にあるようですね。
一方平均動員は2016年に前年から100人近くのマイナスになり、それ以降3年連続での減少傾向にあり、2018年は2012年以降最小の613人/大会となっています。
これを見るに一大会当たりの規模・動員数は小さくなりながらも大会数が増えることで度押印自体は増えている、という感じですかね。

大会規模別大会数

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ということを調べるために、各年に開催された大会についてその動員数ごとの大会数の割合を調べました。
上図は50、100、500,1000,2000,5000人以下、および5000人以上の大会数の割合を積み上げ棒グラフで示したもの。
ごらんのようにどの年をとっても最も多いのは100~500人規模の大会(首都圏だと新木場1stRINGの300人が相当)で2012年から増加し続け、2016年には過半数を超えた56%に対いs、その後2018年まで50%以上を占めています。
数百人規模の大会が多いからこそ平均動員も600人ぐらいになってるって感じですかね、平均動員が100人近く減少したのも100~500人規模大会が50%超えたのも2016年からなので関連はありそうです。

他の規模に目をやると100人以下の大会規模は2015年を境に大きく減っているのが見え、その割に500人以上の大会割合は増えていない感じがしますね。

団体別動員割合

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続いて2018年の総動員に対する各団体の動員割合を円グラフで示したものになります、全部示すのは大変だったので全体に対して5%以上の割合を占めていた新日本(NJPW)、ドラゴンゲート(DragonGate)、全日本(AJPW)、DDT(DDT)、NOAHのみ個別に示しています。
これまでのデータでも示されていましたが最も割合が大きかったのはNJPWで35.1%に及びました。
それに続くのがドラゲーで11.0%、AJPW7.7%、DDT6.3%、NOAH5.3%などでした。
こうしてみるとかなり割合の小さい団体が多く、その集合で全体の3分の1を占めているというのも結構驚きでもあります。

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続いてその割合の2012年からの推移を示したモノになります。
NJPWの占める割合は2012年以降増加傾向で、2018年は前年から4%の増加を果たしていたようです。
それと同時のotherに含まれるその他団体の動員も増加傾向にある感じですね。
それに伴って上で上げた団体の割合へ減少しがち、ドラゲーは14→11%、全日本は11→7%、ノアは11→5%と減少し、DDTは4→6%と微増しています(とはいえ2014年に8%まで増加したんですがね)。

動員増減別団体数

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となってくると気になってくるのは「はたして各団体の動員って増えてるのか減ってるのか」ということで前年比で動員が増えた団体数を青、減った団体を赤で示しています。
2018年に限れば増えた団体が32、減った団体が20、一応増えた団体が多いという感じですね。
増えた団体数でいうと2016年以降は比較的多めな感じですかね。
2013年以降でいうと2015年だけは増えた団体数が19、減った団体が28で減った団体の方が多かったという特異な年だったようで、いったい何があったのか・・・

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ちなみに各年に興行を開催した団体数はこちら、2014年から2016年にかけて活動団体は増えたようで近年は56団体程度で推移しているようです。

月別動員

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月別の動員・大会数(左)、平均動員(右)

つづいて2018年の各月の動員大会数、および平均動員も調べてみました。
動員数でいうと2月と12月が他の月と比べてかなり少ない形になり、一方で1月と8月が頭一つ多い。
大会数では1,2,12月が比較的少なめな傾向があります、やはり年末年始は難しいのか?(でもなぜ2月も少ないのか)。

これらから計算された平均動員を見てみると1月と8月を除いてほとんどが同程度という結果に。
1月というと新日本のドーム大会の影響が小さくなさそうですが、8月は結構夏休みとかで他の団体も多く大きな大会を開催している印象もあるのでそれですかね。

曜日別動員

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曜日別の動員・大会数(左)、平均動員(右)

続いて同様にして曜日別の大会動員数、および平均値も集計してみました。
その結果としては当たり前ではありますが土日に大会が固まっており、それに伴って大会数も多くなった感じですね。
割と不思議ではありますが土日の中でも日曜の方が土曜よりも大会数がかなり多いという結果が得られました、翌日から仕事なのを考えると土曜日の方がありがたかったりしないのかな。
とはいえ平均値で見ると他の曜日と比べて平均動員が多い=大規模会場が多いというわけではなく、むしろ平日の方が平均動員が大きいという不思議な結果にも。

都道府県別動員大会分布

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都道府県別動員分布(左)、昨年比増減(右)

続いて以前もやった2018年の都道府県別の観客動員、そして前年と比較した際に増加したか否かの分布になります。
何故だかわからないですがCagematch上は和歌山の試合がなかったという・・・多分抜けなんでしょうけど一体なぜ・・・
それはさておきやはり東京大阪の二大都市は動員面で断トツ、なんですけど昨年比でいうと動員自体は減っているんですよね。
それらに次ぐのが愛知及び神奈川というのが興味深いですが、愛知は動員も増えている地域に入ります。
で、全体を俯瞰してみると東日本の方が西日本と比べて動員が多めの場所が多いという傾向はありそうです。

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都道府県別大会分布(左)、昨年比増減(右)

同様に大会数の分布も示してみたものがこちら、大会数でいうと動員と同じく東京大阪が多いのもありますがそれに次いで埼玉・神奈川も多いのが特徴的ですかね。
増減でいうと山陰地方や東海地方が結構増えているんですかね、動員もよく見てみれば同様にこの地域は多いですね。

 

所感雑感

というわけでなんかあれよあれよと機を逸していた国内全興行解析でした。
まぁ集計は早々に終わってたんですけど、ツイッターのフォロワー解析とかをはじめてタイミングを逃しに逃していたんですよね。
その代わりにいろいろな面で解析できたんで面白くはあったんですけど。
まぁデータ量がデータ量なのでもう少しいろんな方面で解析したいなぁとは思っています、今回は大会ごとだったのであとは試合ごとの解析とかそういう。

きょうはこれまで、それでは