プロレス統計

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10.14 新日本プロレス King of Pro-wrestling ツイート解析

さて台風19号の影響によって道場が水浸しになったりカード変更もあったりと事前にはハプニング尽くしだったもののなんとか開催にこぎつけた両国大会でした。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njkopwに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は17:00に開始され、試合自体は21:10ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は15,196ツイート、RT総数は16,715RT、呟いたユーザー2,418人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは9,180ツイート、16,000RT、2,266人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

両国国技館にバトルライガー登場

時刻:18:04
ツイート数:222.0 tweet/min
概要:両国にバトルライガー現る

さて今大会で紛れもなく注目度の面で群を抜いていたのはみのる対ライガーの遺恨決着戦。
ここまでに執拗なマスク剥ぎに対抗するような鬼神ライガーの登場などのサプライズもあったわけですけど、ここにきて決着戦となって一体両者がどういう出で立ちで来るのかも注目だったわけです。
先に入場したみのるはここ一番で着てくる白いコスチュームか?と思われたんですがここはあえての普段着の黒いコスチューム。
そして一方のライガーは普段のマスクと違い、目元と口元が露わになり、上半身もむき出しになったバトルライガー仕様!
いきさつとしてはかつてIWGPジュニア王者時にIWGPヘビー王者の橋本選手と対戦するにあたって作った「対ヘビー級仕様」のコスチュームですけど、最近だといつぞやの四代目タイガーマスクとの一戦でも着てきてましたね。
いずれにしてもお前本当にアラフィフか?!という肉体を見せつけるそのコスチュームはまさに殺意と闘気に満ちた出で立ち、強そう。

時刻:18:24
ツイート数:245.0 tweet/min
概要:鈴木みのるの最敬礼

この試合を見ていて思い出すのは実は2試合。
一つは勿論、かつて鈴木みのるが引退を考えていた時期に行われ、プロレス回帰するきっかけになったパンクラスでのライガー戦。
そういう意味ではライガーは今のみのるにとって恩人であり、だからこそ試合であえて焚きつけ、引き出そうとしているような節も見え、最後には最上級の敬意を示すように倒れるライガーに向けて正座で頭を下げたわけです。
そしてもう一つは実は天龍さんの引退試合、まぁみのるは事前から引退試合を務めたいといっていたものの努められなかったのは有名な話なんですが、あの時努められなかった「引退試合の相手」は今回のライガー戦のような形でつとめめたかったのかなぁとも思ったり。
まぁ実際今回のがライガーの引退試合ではないんですけど、過去の因縁だとかなんだとかを背負うような、ノスタルジックな感情を呼び起こすような引退ロードはこれで十分満足って感じもして。
こうなるとドームの引退試合では、ライガーの以前からの要望のようにお祭り試合でも大丈夫なんではと思ったり。
いずれにしたってライガーとみのるに思い出があればあるほど染みる一戦と、その後だったかなぁと。

WE ARE SO ELEVATED

時刻:19:01
ツイート数:174.0 tweet/min
概要:オスプレイ防衛

ある意味そんな極ノスタルジアな試合の後はやりづらいよなぁと思っていたら、まったくそれとは対照的に魅せる試合を持ってきたのはマッチメイクの妙でもあります。
オスプレイとELPの試合はまさに創造性のプロレス、既に新日本に定着した両者ではあってもそこから「こんなアレンジの仕方があったか?!」という攻防が出てくることに毎度驚くわけで。
その中でも印象に残ったのがELPのスタイルズクラッシュ、Vトリガー、片翼の天使(未遂)といったかつてのBCのリーダーの技ラッシュ、思えば現在の電飾ジャケットもプリンス・デヴィットがやってたやつですし、オタクはそういう思い出攻撃に弱いんだよ。
しかしそれをも上回ったオスプレイ、ELPのように目新しい新技みたいなのは持ってきませんでしたけど既に現在の持ち技の時点で完全無欠な部分もあるから仕方がない。
そして何よりも中継を見ていたファンとしては入場曲のELEVATEDが差し替えじゃなかったのが何よりもうれしい、まさか今回のみじゃあるまいな…?

EVERYBODY DIES!!

時刻:19:44
ツイート数:286.0 tweet/min
概要:ランス、IWGP US王座初戴冠

数値的にも体感的にも今大会で最大のサプライズとなったのは間違いなくUSヘビー級戦。
そもそも今回、台風による影響で王者だったジョン・モクスリーが大会を欠場することに。
それによって防衛戦はモクスリーからの王座はく奪からの新王者決定戦という形に変更されることに、明文化はされてないですけど以前も2015年にNEVERで王者だった真壁がインフルエンザで急遽欠場となった時に同様の措置が取られてましたね。
そして急遽代打となったのがまさかのランス・アーチャー、しかもそれがマジでベルト取っちゃうんだからびっくりですよ。
半年も前には「まぁいい選手なんだけどねぇ」ぐらいだったのが数年ぶりのG1出場からの全国で大人気からのまさかのIWGP US王座獲得とか・・・シンデレラボーイ、いやシンデレラサイコかあんたは。

一歩先へ

時刻:21:10
ツイート数:129.0 tweet/min
概要:IWGPヘビーはオカダが防衛

果たして”ライバル”というものに何が必要なのかというのを改めて考えてみると、このオカダとSANADAの関係に存在するのは「同じ世代・年代であるということ」「一方的な戦績でないこと」とかでまぁ後者はようやくSANADAが一勝返したところなんですが。
そういう意味で今回一つこの二人に増えたのは「互いへの感情がある点」かなぁと、それは試合途中にオカダがSANADAにけしかけた点、そして試合後SANADAが人目をはばからず涙した点。
そう、ライバル関係は手が合うだけ、絵になるだけではなくてお互いに対して「こいつに負けたくない、勝ちたい!」という感情を持っていることが重要なのです、それこそかつてのオカダ棚橋の関係のように。
だからこそオカダSANADAはここでまた一歩関係が進んだともいえる感じはしました。
あとこの二人に足りないのは”因縁”ぐらいなもので、それこそ「この二人以外にドームのメインを務められる奴がいるかよ」という関係性及び状況をいかに作るかが重要なのかなと、果たしてそこまで行けるかはわかりませんが、私はそれが見たいとも思いました。
しかし試合内に関してはSANADAのフレアー式フェイントを三角飛び式ドロップキックで切り返したり、ポップアップ式TKOはドロップキックで返したり、スカルエンドとの攻防ではツームストン以外にも変形みちのくドライバーで切り返したりと、きっちりとSANADAの戦法にオカダが対策を取ってきていた印象はあり、それが目立つだけにSANADAの勝ち手がふさがれていたような気もして、そこで勝てそう!という感じまではいけなかったかなぁというのは所感です。

 

所感雑感

というわけで一寸先はハプニングを久々に体感する大会でしたね、今になって台風19号の影響のデカさを知るという。
しかしそれをものともせず、むしろド級のサプライズになってしまったのが面白いとこではあります、実際去年の今頃に「アーチャーがUS王者になるで」と言って誰が信じようか。
いずれにしてもドームの第1段カードはこれにて決定の様相、果たしてほかのカードはどうなるのか注視したいところです。

きょうはこれまで、それでは