プロレス統計

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10.8 新日本プロレス King of Pro-Wrestling ツイート解析

さていろいろありすぎるほどにあった(って先月も言った気がする)両国大会、今回もツイートを解析していきましょう。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njkopwに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は17:00に開始され、試合自体は21:00ごろに終了しました。
今シリーズの専用ハッシュタグ#njkopwにおけるツイート総数は12,802ツイート、RT総数は19,818RT、呟いたユーザー2,118人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは11,733ツイート、15,237RT、2,685人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

A STORM is coming

時刻:18:14
ツイート数:129tweet

さて最初のピークは第4試合、一見するとNEVERの後藤対タイチリベンジマッチにみえるCHAOS対鈴木軍の6人タッグマッチ、実は鈴木-石井間でブリティッシュヘビーが決まってるのでその前哨戦だったんですね。
しかしそこで一歩抜きんでたのは、今シリーズでいうとIWGPジュニア王座決定トーナメントに敗れてしまったウィル・オスプレイ。
言ってみればノーテーマで放り出されてしまったわけですがここで千載一遇のチャンスを見逃さず、タイチをスパニッシュフライからのストームブレイカーで文句なしのピンフォール!
いや実際100㎏以下のヘビー級もそこそこいる新日本の中でちゃんと実体重100㎏超えのタイチを完全に担ぎ上げての3カウントはすげぇわ。
おそらくこれでNEVER無差別級戦は決定的、奇しくも今年ジュニアを卒業・ヘビーへの階級替えを行う二人によるタイトルマッチとなりそうで、それこそ”無差別級”・”オープンウェイト”にふさわしい一戦になりそうですね。
思えば1年前の両国もオスプレイは4度目の正直でKUSHIDAに勝利してIWGPジュニアを初戴冠していて、秋の両国はオスプレイにとって験が良いのかもしれません。

6人目の制御不能

時刻:18:28
ツイート数:199tweet

そして続く試合、というよりは試合よりも注目が集まっていたのはここまでかたくなに5人のLos Ingobernables de Japonを堅持していたLIJの新たなメンバー。
その正体は、ここまで同様のパレハ投入で裏をかき続けてきたものの、ここにきては大本命中の大本命、つい先日Dragon Gateを退団し、フリーとなったばかりの鷹木信悟
自分としてもそこまで詳しいわけではないですけど、紛れもないDragonGateのトップ選手の一人だった男であり、近年は大日本や全日本など他団体で、しかもヘビー級と一歩も引かない戦いを繰り広げてきた紛れもない実力者なんですよね。
まぁその実力をもってすれば、まだ若手の範疇にも入るSHOを仕留めるのもたやすいもの、今後の活躍が楽しみですね(欲を言えばヘビーでやってほしいマン)

Jericho襲撃、三度

時刻:18:51
ツイート数:202tweet

そして3つ目は第6、試合と言えるのかはさておき第6試合として予定されていた枠での出来事。
EVIL対ザックセイバーJr、奇しくも同世代の選手同士、ザックはさておきEVILにとってはキャリアを占う大一番、そしてこの後控えるであろうジェリコへの挑戦のための試金石となるであろう一戦、と思ってたらEVILがクッソ長い入場をしていたかと思ったらリングイン前に襲撃されるという。
そのマスク姿の男、ICベルトを巻いた男の正体はそうクリス・ジェリコその人。
正直言うとジェリコの3度目の襲撃、それもすべてタイミングを変えての凝ったものだったわけですけど、今回に関してはジェリコによってEVILの大一番がつぶされ、その後のIC戦も主導権を握られ、そしてこのあとなんとなく開始される内藤対ザックの対戦もまたケチが付いたものになるという。
LIJの2トップにとっては3重の意味でミソをつけられ、ザックも来日損という。
うーん、ジェリコに手を出した、挑発したことがここまで尾を引くとは・・・代償は大きいなぁ

棚橋を助けたのは・・・

時刻:19:56
ツイート数:171tweet

そしてセミでは東京ドームのメインを占うIWGPヘビー級挑戦権利書争奪戦。
例年であれば技を競い合う一戦になるとこですが今回は毛色が違って、もはや満足にロープワークすることもできない棚橋をジェイ&外道がネチネチと甚振り続ける展開。
言ってみれば神戸でのオカダ戦の続きではあったわけですけど、その苦境の中なんとか切り抜けられるのが棚橋のキャリアか、電光石火の丸め込みで苦し紛れの権利書防衛。
しかし予想通りに試合後に甚振られる棚橋、そこを助けに入ってきたのがまさかのオカダ!
オカダとしては神戸での試合後にジェイに襲撃され、なおかつ外道にも裏切られた因縁があるから理由はつくんですけど、理由はどうあれ形としては、2012年の凱旋帰国以来対角線で競い合ってきた棚橋とオカダが助け合ったというシーンに。
結果としてはジェイに外道、そしてさらに現れた邪道にBULLET CLUB OGの面々まで加わってのリンチによってオカダもノックアウトされたわけですが、この出来事がこの場限りの出来事でない、ということは少なくともここに一人いるオカダファンだけの夢想ではないでしょう。

結果としては2012~2015年の新日本を引っ張ってきた棚橋とオカダ 対 反旗を翻したジェイの加わったBCOGという構図、果たして今後どうなるか…

IWGP3WAY

時刻:20:50
ツイート数:95tweet

そしてメインイベントは、実に日本で行われるIWGPヘビー級選手権としては13年ぶりとなるケニー・コーディ・飯伏によるIWGPヘビーを争う3WAYマッチ。
13年となるとただでさえ長い月日ですけど、こと新日本では、それ以降ユークス体制・ブシロード体制と2度も親会社が変わりファン層も大きく変わっただけにもう歴史の中の出来事に等しい感じが、今の新日本の中でも重鎮に位置する真壁ですら「入門してすぐだったから見てたはず」ってレベルですしね。
そういう意味では日本のファン的には初めて見るもの(先日NEVERで3WAYがあったけど)のような感じでどう見たものか、と迷っていた感じ。
それは前日記者会見で3者が互いを「友達・親友」と称し、「新たな歴史を一緒に作ろう!」と宣言していたのも、どう見たものかを加速させているような。
試合内の動き的には普段のタイトルマッチと相違ないのに盛り上がりが今一だったのはそこですかね、逆に言うとパフォーマンスは今一でもセミが盛り上がったのはそれこそ棚橋の言う「対立構造」がきちんとあったからで。
そういう会場の盛り上がり、という身でいうとこれがロングビーチで開かれてればまた違ったのかなとも思ったりしますが。

まぁそれはさておき、そういう状況であってもブレないパフォーマンスができ、ペースを崩さないのはコーディの凄いとこだなぁと改めて実感しましたね、単純な動きだけでなく表情の表現とかも込みで試合を引っ張ってましたね。
その一方で動きに精彩を欠いたのはケニーだったか、単純な技のミスもありましたけど戦略としても飯伏と協力したいのか敵対したいのか中途半端になってた部分はありました。
それでいて最後の最後は邪魔を繰り返すコーディがいなくなった隙に一気に飯伏を仕留めての勝利。
ケニーとしては自身としてはじめての飯伏からの直接勝利、ではあるんですけどなんだかなぁ。

試合としても「新たな伝説を作る」と意気込んではいたものの…という感じがしてしまい、試合後のマイクもいつものような自信満々には見えず、どこか浮かない顔にも見えました。

 

所感雑感

というわけで両国大会でした。
なんか神戸に引き続きまたしても色々起きすぎるほどにいろいろ起きたわけですが、ちょっと頭の中で整理がついた純に色々まとめようかとは思います。
まぁ結果としては東京ドームのメインはケニー対棚橋に決まったわけですけどこちらもはたしてどうなるものやら。

ちなみに、何を隠そうちょうど1年前の2017年10月9日、自分が初めてツイート解析を行い、弊プロレス統計の記事を書いたのが去年の同大会でした。
今見返すとちょっとピークの検出の仕方が違うな―とか思い出すんですけど、思えばこのブログを始めよう!と思ったのもこういう集計・解析をしたものの「それをTwitterですべて開設するのは煩雑だからいっそのことブログ作ってやっちまおう」と思ったのが始まりなんですよね。
厳密には投稿したのは今月末なのでプロレス統計の1周年まであと2週間ぐらいですかね。
まぁ1周年の時は1周年の時でちゃんと記事書きますけど今回は何となく感慨深さを感じます。

プロレス統計最初の記事はこちら↓

www.pwanalysis.com

きょうはこれまで、それでは


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