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3.6 新日本プロレス 旗揚げ記念日 ツイート解析

さて、毎年恒例、”旗揚げの地”大田区総合体育館にて行われる旗揚げ記念日大会、早速ツイート解析をしていきましょう。

集計結果

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横軸が現地時刻(JST)、縦軸がツイート数/分になっています。
今大会は18:30開始、21:00前に終了しました。

今回の専用ハッシュタグは#njpw46th、ツイート見てると#nj46thていう亜種タグもあった見たいですけどこっちの方がメインで使われているようでしたね。
#njpw46thにおけるツイート数は4,090ツイート(#njpw:4,329)、RT数は4,401RT(#njpw:5,760)、ユーザー数は835(#njpw:933人)となりました。
前シリーズのビッグマッチNewBeginningでのツイート数が5000~7000ツイートなので少々少なめといった感じですが、ド平日ということも関係あるかもしれませんね、あといつもより時間が遅めだったので海外勢には厳しかったかも。

実際日本語アカウントのツイート数はいずれも三千件近くあるのに対して英語アカウントは千件未満でした。

平日と時間帯、さらには海外で圧倒的人気のケニーを筆頭とするバレットクラブの不在の影響もあるかもしれません。

それでは中継中に特にツイート数が増えた点について内訳を見ていきましょう。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
試合結果については公式の試合結果を参照してください

 

新IWGPジュニア王者、デスペ金丸!

時刻:19:55
ツイート数:71tweet

最初のピークは第3試合、新世代の新日ジュニア選手の揃ったIWGPJrタッグ選手権試合。
これまで3WAY、というかIWGPJrタッグと言えば外国人の十八番といった印象があったんですけど今回は全員が日本人、そして全チームが所謂新日本生え抜きを含んだ形での一戦。
ちょっと調べてみたら生え抜きを含むチーム同士での試合て2010年のApollo55(デヴィット&田口)対金本サムライ組以来なんですよね、どれだけ外人天国だったんだって言う・・・
しかしこの試合では直近までROHで試合をしていた3Kにヒロム、試合巧者の金丸などこういった複雑な試合にも対応できる人材が巧く働いてましたね、勿論BUSHIデスペもバイプレーヤーとして巧く働いてましたけど。
正直言うと3WAYというハイスピードな形式ゆえに若手タッグたる3Kの試合の粗が隠れて良い感じでしたね。
そして試合としてはデスペが念願の”IWGP”獲得!デスペのデビュー以来見続けてきた身としてはうれしい限り。

SANADA対YOSHI-HASHI

時刻:20:21
ツイート数:46tweet

第2のピークはシングル4連戦の第1試合、本来タッグマッチの予定だったのがEVILの欠場によって急遽シングルマッチと変更されたSANADA対吉橋の一戦。
両者はどちらも大阪で東京ドームのメインイベンターとシングルで相対したわけですけど、その試合の成果の明暗が分かれた感じですね。
吉橋は良くも悪くも内藤戦前と変化は無かったですね、それはしつこいバタフライロックやここぞのキレの良いトラースキックが健在という意味でも。
一方のSANADAはなんとなく立ち居振る舞いに「多少自分の好き勝手やっても観客は反応を絶やさない」という自信が見え、実際にいつもと違うムーブを見せても観客の反応はすこぶるよかったように見えますね。
これが大阪でのIWGP戦の好評を受けての変化なのかはわかりませんが明らかに、格もしくはステージが一段上がった気がしました、これはNJCと言わないでもG1は非常に楽しみですね。

内藤対タイチ

時刻:20:41
ツイート数:76tweet

第3のピークは名実ともにヘビー級転向したタイチとそれを煽ってきっかけを作った内藤の一戦。
大会前にはこの試合が一番楽しみ!なんていう人も結構いましたが、先日のTAKAタイチマニアで行われた同一カードの評判が良かっただけに、このカードのリマッチを新日本で見たい!て声もあったんですかね。
しかしながらいざ並び立ってみるとタイチのでかいことでかいこと、パワーって面で言うとタイチの圧倒的有利だったんじゃないかっていう。
それだけでなくタイチは、ノアでのジュニア王者時代に見せていたような、硬軟及び師匠たる川田を匂わせる技の数々で追い詰めましたね。
しかし最後は、タイチのセコンドTAKAの介入を逆手に取った急所+マイクスタンド攻撃で内藤の勝利。
試合後を見る限りは内藤もまだ余力があったように見える一方で、タイチもタイチで「もう一度闘えば今度は・・・」と思わせる部分もあったかと思うのでNJCが楽しみですね。

IC戦、みのる対真壁

時刻:21:10
ツイート数:56tweet

続いては今大会に出場した選手の中ではベテランの域に入るものの未だ最前線のみのると真壁のIC戦。
お互いに殴る蹴るを得意にするレスラー同士、殴り合いド突き合いは迫力がありましたね。
その一方で相手の攻撃を避けたり、避けてからの関節技・カウンターという意味だとやっぱりみのるが一枚も二枚も上って言う感じは否めませんでしたね。
なんか見たところによると真壁は2年近くぶりのシングルタイトル挑戦とあってブランクも多少はあったかもなぁ。
この二人はNJC不参加、そして現状NJC優勝者はIWGPヘビーに挑戦することが有力視されてるだけに、今後どこに標的を定めるのか楽しみですね。

スペシャルシングルマッチ、オカダ対オスプレイ

時刻:21:42
ツイート数:54tweet

そして最後はメインイベント、IWGP王者対決となったオカダ対オスプレイ。
ちなみに前回の王者対決がオカダ対飯伏、その前が棚橋対デヴィットでしたっけね、いずれにしてもジュニア王者はその後ヘビー転向してますし、オスプレイも「体重を増やしてヘビーに転向したい」って発言をしてるのでその転向を見越しての試金石とすべき一戦ですかね。
オスプレイの参戦は大量離脱にゆれた2016年初め、オカダに紹介される形での参戦でしたがそれから丸二年経って、名実ともにジュニアのトップ選手となって、新日参戦のきっかけになったオカダと再戦するわけです。
個人的には序盤のテンプレートでない腕の取り合い、関節の取り合いが凄く好きですね、柴田戦とかいつぞやの飯伏戦とかでも魅せてましたけどこういうの好きなんですよね。
しかし試合としては、序盤のDDTでオスプレイが首を痛めたのも関係があるのか、オスプレイが中々ペースをつかめないまま、勢いに乗ってもすぐにオカダの一発で流れが分断される、なんともやりづらい試合でしたね。
やはりそこのやりづらさの一端にはジュニアとヘビーの体重差があったような気がしますね、そういう意味だとオスプレイがもしヘビーにいく場合には体重とパワーをどうにかするか、もしくはその体重差を乗り越える先方が必要かなぁという気がします。
それにしたって終盤に出したライガーボムは凄かった・・・あの体重差で、ということ以外にも伝説の橋本対ライガーを思い出させる一発なのが良かったですね。

所感雑感

 というわけで毎年恒例、旗揚げ記念日大会でした。
自分はリアルタイムではメインだけ見て、その後記事を書きながら大会を見直してたんですけど全体的に良い試合が続いてましたね、TLとかまとめのコメント見てても結構好評が多い模様。
試合的に「スイングした良い試合」って意味だとやっぱ内藤対タイチっていう気もしますけど、個人的にはやっぱジュニアタッグかなぁ、なにせデスペが新日本で初タイトルですしね(デスペ好き並みの感想)。
しかし次期シリーズはヘビー級トーナメントたるNJCなのでジュニアの抗争は一旦休止なのがつらい、と言いつつ決勝戦の日にジュニアタッグくらい組まれそうですけど。

それでは次回はNJC開幕戦でお会いしましょう。
それでは