プロレス統計

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3.21 新日本プロレス NEW JAPAN CUP 10日目 ツイート解析

さて静岡2連戦も最終日、さっそく見ていきましょう

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njcupに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:00に開始され、試合自体は20:30ごろに終了しました。
今シリーズの専用ハッシュタグ#njcupにおけるツイート総数は2,584ツイート、RT総数は2,801RT、呟いたユーザー764人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは1,805ツイート、2,969RT、590人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

種まきの途中

時刻:18:32
ツイート数:22tweet

NJCは優勝者のみがベルトへの挑戦権を得るトーナメント、そういう意味でいうと例年は優勝すれば大きなチャンスが転がり込む一方でそれ以外の選手は1シリーズを棒に振りかねないシリーズでもあります。
今年に関しては他のベルトホルダーも参戦し、軒並み敗退していっているのでその勝者はそれぞれ新たな目標が生まれるところではあるんですが、今回タイチが勝利したのは本間、敗北したのは石井、といういずれもタイトルの持っていない選手だったため、現状次の目標が見えていないという状況。
そういう意味でこの日は運よく”敗れたて”のオスプレイと試合であたることになったため、さすがに直接フォールを取るには至らなかったもののその眼前でパートナーの海野を倒してアピールに成功。
まぁオスプレイに関してはROHTV王者のコブが挑戦表明してるんですけどまさか再びのNEVER3WAYか?
まぁ、前回の3WAYもでしたけど、そういった状況でベルトを奪ったという成功体験があるだけにこんかいも、なんですかね。

ダークネス†サソリ固め

時刻:19:25
ツイート数:26tweet

NJC後に向けて種をまいているのはこの試合での内藤と飯伏も同じ、の一方でここに来てEVILも新たな動きを見せる。
まぁ現在はSANADAとのタッグが主戦場になっているEVILにとって本格始動はSANADAのNJCでの成績が決まった後、そういう意味でどこかのタイトルホルダーに色気を出すわけでなく、その後のタッグ戦にも生かしうる新技を解禁。
それがまさかのサソリ固め、シャープシューター(一応相手の足の間に差し込む足が違うらしい)とは・・・
関節技だとバンシィマズルなんてのもあったんですけどここでオーソドックスな技を使い始める理由とは一体何だろうか。
思えばクラシックな技といえばかつて佐々木健介がつかっていたキングバスターを使ってたりもしますし・・・サソリ固めは長州さんの代名詞でもあるし・・・
健介・・・長州・・・MSG・・・つまりEVILはWJの魂を継ぐものだった可能性が微レ存・・・?
前々ピンとこない人はプロレス地獄変を読もう、もしくは「WJ プロレス」で検索検索

CHAOSトップ対決へ

時刻:19:46
ツイート数:22tweet

昨日の静岡大会の結果によって実現となったオカダ対石井の準決勝戦。
CHAOS内での順列を議論した際にはいろいろ意見が分かれるとは思いますが、この試合がCHAOSの頂上決戦であるということは疑いようのないものではないでしょうね。
この両者はかつてG1で2度ほど対戦し、1度目はオカダの勝利、2度目は石井の勝利に終わり、2度目の一戦は年間のベストバウトの候補にも挙げられる激戦になった覚えがあります。
思えば中邑が退団し、邪道外道らがBULLET CLUBへうつったことから、いまや石井はオカダにとって数少ない「CHAOSの先輩選手」になったんですよね(矢野さんもいるけど)。
そういう意味でオカダにとって特別であるのを石井も感じ取ったのか、永田戦以降あまりコメントを発さなかった石井が試合後に上記のようなコメント。
やる気満々である。

負けてなお天晴カバナワールド

時刻:20:09
ツイート数:44tweet

はたしてこのカードがNJCの準々決勝で実現すると思った人はどれほどいたのか、というかコルト・カバナが、実力者ではあれど、ここまで新日本で受け入れられると想像した人がいたのだろうか、という一戦。
もちろん一挙手一投足で、地方であろうと後楽園であろうと観客を魅了するそのキャラクター・見せる巧さもあるわけですけど、SANADAとの序盤の攻防をみてもいわゆるレスリングの技術も確かなもの、新規のファンも、古参のファンも、カテェファンも虜にする魅力が彼にはある、ということを今シリーズ通して魅せてきたと思います。
そういう相手だからこそ、元々は細かいテクニックを駆使する試合が得意でテクニシャンを志向していたSANADAの引き出しも見れるというもの。
正直言うと真田聖也がSANADAと化してからは抑え気味だったマニアックっぷりが存分に発揮された試合、それも相手がカバナだったからこそかもしれませんね。
そういう意味ではSANADAの中の真田聖也を引き出した、カバナワールドに引きずり込まれた結果、かもしれません。

HFF”封印”殺法

時刻:20:37
ツイート数:70tweet

そしてメインでは去年のNJCの優勝決定戦の一戦が準々決勝で実現(割とこういうのよくあるような)
棚橋といえば(という言い方もどうだ?)膝のダメージの深さ、そして全身のあらゆる関節への攻めを持っているザックなんですがこの日は”あえて”の腕攻め、しかもこれまでなかなか取れなかったテーピングが取れ万全になったその腕攻め。
それは「足攻めで簡単に獲っちゃ面白くない」「相手の弱点でなくとも極め切ることはできる」というサブミッションマスターの自負だったかもしれません。
ある意味このこだわりが明暗を分けたか。
序盤に与えた首へのダメージから終盤追い込まれてザックが出したオリエンテーリングウィズナパームデスが決まり切らず逃げられ、最後はザックに対するゆるぎない有利点である”体重差”を活かすジャパニーズレッグロールクラッチ、ある種棚橋の作戦勝ち、ザックにとっては作戦負けか。

 

所感雑感

というわけで静岡二連戦でした。
前日の同じく静岡県内の大会だと奇しくもバチバチした張り合いや空中殺法が繰り広げられる大会だったのと対照的に、この日はいずれの公式戦も飛ばない技巧を見せる試合になったのは面白いとこだったりしますね。
というわけで新日本史上最大トーナメントもいよいよベスト4、長岡2連戦でNJC2019の優勝者が、MSGの(多分)メインイベンターが決まります。

きょうはこれまで、それでは