今回は初めて検証記事のようなものを書いてみたいと思います。
というのも昨日起業反逆者のプロレス論ブログにおいて下記の記事が投稿されました。
ここでは「内藤哲也」と「オカダ・カズチカ」の人気度比較をするためにGoogleトレンドを用い、その数値からこの二者の人気について考察をしています。
確かにGoogleトレンドはそのワードへの注目度・関心度を容易に比較できていいツールですね。
しかもTwitterのハッシュタグのような割と閉じたコミュニティでなく「興味を持って調べてみた」という割とプロレスに入りたての人たちの興味度も見ることができるのが良い。
と思って自分も調べてみたのですが、結果としては上記事にちょっとした欠陥、というよりは勘違いを発見したのでご報告です。
Googleトレンドは誰でも使える便利ツールなので皆さんも容易に確認できると思いますが、自分も上記記事と同じく「内藤哲也」と「オカダ・カズチカ」で検索を行うと同様の結果が出ます。
(画像は画面のスクショを適当にトリミングしたもの)
平均値を見ても内藤、棚橋、ケニーに対して「オカダ・カズチカ」の検索数は圧倒的に小さい。
これが上記記事では主な論拠になっていたのですが、ここで少々検索条件を変え、
「オカダカズチカ」で検索をしてみると
このように平均値では「内藤哲也」に劣るものの「オカダ・カズチカ」と比較すると段違いの人気度が現れます。
まぁ結論を言えば「オカダカズチカ」(・なし)と比較して「オカダ・カズチカ」(・アリ)は世のGogle検索においてあまり用いられておらず、それを用いて解析をしちゃっていたんですね。
ちなみに過去5年で比較するとこんな感じ
これを見ると最近(2016年以降)から「オカダ・カズチカ」が用いられるようになったものの「オカダカズチカ」表記が一般的みたいですね。
ちなみに一番デカイピークは三森さんとの交際報道の時の奴ですねぇ・・・たまげたなぁ・・・
またこれを踏まえて、過去1年のGoogleトレンドを比較してみると下図のように
これを見ると「内藤哲也」がやはりダントツで多く、それに「オカダカズチカ」「棚橋弘至」が続き、「ケニー・オメガ」が続く感じ。
ちなみに「ケニー・オメガ」と「ケニーオメガ」は大体同じ挙動を示しました、不思議。
また英語表記だとこんな感じで「Kenny Omega」が圧倒的
なので「Kenny Omega」を取り除いた3人だとこんな感じ
「KazuchikaOkada」「Tetsuya Naito」「Hiroshi Tanahashi」の順ですね。
時間があれば他の表記も調べてみたいところ、csvファイルで出力できるから解析してもいいし。
というわけで、以上の検証を持って起業反逆者のプロレス論ブログの当該記事において「オカダ・カズチカ」の人気度を不当に低く見積もっている恐れがあることを指摘させていただきます。
割と今回の一件は「数字は嘘をつかないけど数字に騙されることはある」の一例だと思うので気をつけたいですね。