さてNEW JAPAN CUP優勝決定戦から一夜か二夜明けた昨今皆様いかがお過ごしでしょうか。
下記ツイートのように4.1両国国技館においてIWGPヘビー級戦主権試合として王者オカダ・カズチカ対挑戦者ザック・セイバーJrが決定しましたね。
挑戦者ザックはNJC2018優勝者、しかもその相手も前IWGPヘビー級王者内藤、ザックと同じくCWC参戦など世界規模で活躍する飯伏、2月にIWGPヘビーに挑戦した現IWGPヘビータッグ王者SANADA、そして言わずと知れた新日本のエース棚橋の4人。
今回のNJCに参戦した中でもトップ4といっても過言ではない4人を倒した上での挑戦とあって、その実力については文句もねじ伏せられた感じありますね。
【4月1日(日)16時~両国国技館大会の主要カード決定!】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2018年3月22日
“IWGPヘビー級王座戦”オカダ・カズチカvsザック・セイバーJr.が正式決定!
IWGPジュニアタッグ3WAY戦も実現!https://t.co/Mmdd0TSn3C#njcup #njpw pic.twitter.com/bScFMRErN5
で、普段であれば二人の過去の戦績などを振り返ろうかと思っていたんですけどこの二人は正真正銘の初対決、タッグマッチですら対戦したことがないんですよね。
ということで今回はこの二人の各種数値を調べて比較してみようと思います。
生年月日とデビュー日
オカダ 1987年11月8日生まれ、2004年8月29日デビュー
ザック 1987年7月24日生まれ、2004年4月20日デビュー
というわけで実はこの二人同学年、同年デビューなんですよね、いずれもザックが4ヶ月ほど年上ではありますけど。
これまでのオカダさんの防衛戦は比較的年齢もキャリアも上の先輩相手が多かったんですがここ最近はEVILやSANADA、そしてザックと同年代の選手が増えてきてる感じですね。
ちなみにオカダ、ザック以外にもNOAHの中嶋勝彦選手なんかも同学年同キャリアなんですよね。
いずれも中学卒業後、高校へ進学せずにデビューしているんですけどそういう選手がこうして日本に集まってるっていう、そしてこうして両国国技館のメインっていう大舞台でベルトを争うってのもなかなか熱いものがありますね。
身長体重
オカダ 191cm 107kg
ザック 183cm 85kg
優勝決定戦後に向かい合った時に気づきましたけどザックも結構でかいんですよね。
NJCでも対戦したSANADAの身長が182cmなので新日本だと長身の部類に入りますね。
その一方で体重は所謂ジュニア・クルーザー級体重、体重差としては22kgとなかなか。
ザックが完全菜食主義者(ヴィーガン)というのは割りと有名な話ですけど、「ヴィーガンであってもプロレスラーになれるし、世界で活躍できる」ということを証明したいなんてことをいつかのインタビューで言っていたような。
ですがそういうザック自身の主義に加えても、細く長い手足があることであの変幻自在の関節技を使いこなしている部分もありますからね。
その一方でNJC中でも相手の打撃に受けて膝を付く場面も多かったので、オカダとしては体重差がもろに出る打撃や投げ技に活路を見出し、ザックとしてはそれをいかに切り返すかがミソですかね。
獲得タイトル数
オカダ IWGPヘビー4回、G1CLIMAX2回、NJEW JAPAN CUP、ヤングドラゴン杯
計4タイトル、8回
ザック RPWブリティッシュヘビー2回・ブリティッシュタッグ3回、GHCジュニアタッグ2回、PWG世界王座・BOLA、WXWヘビー級・ライト級・タッグ・16カラットトーナメント・アンビション4トーナメント、Triple Xヘビー級、PWFミドル級、NWA-UKジュニア、IPWタッグ2回・UKスーパー8、GSWブレイクスルー王座、EVOLVE王座、WCPWインターネット王座、DDTアイアンマン、AMラウンドロビントーナメント、NEW JAPAN CUP
計21タイトル、26回
多いわ!となりましたけど他のプロレス大賞系のを含めるともっと増えますからね・・・獲りあえず所謂王座とトーナメント優勝系だけ。
オカダさんは所謂ほぼ新日本一筋、IWGPヘビー一筋なのでそんなにタイトル及び戴冠回数は多くはないんですが、
ザックの場合はヨーロッパ(イギリス、ドイツが中心?)やアメリカ(EVOLVEやPWGなど)でまさに引っ張りだこという感じ、そしてただ呼ばれるだけでなく各団体で色んな栄光を手にしている選手でもあります。
こういう数字を見ちゃうと「日本で過小評価されてる」という声もなんとなくわかるような・・・言ってみればベルトやトーナメント優勝って言うのは実力もさることながらその団体から選手への評価の現われですしね。
ちなみに日本のベルトコレクターとして自分の脳裏にあった大日本・関本大介選手が20タイトル、ZERO1・田中将人選手が17タイトルですから、それ以上ですね、おそろしい・・・(ちなみに外道さんは15タイトル、すごい)
参戦団体数(2017年)
オカダ 新日本、ROH、MCPW、KAIENTAI DOJO
計4団体
ザック 新日本、WWN、EVOLVE、Defient、RPW、PWG、PROGRESS、AAW、Imperio、CHIKARA、Beyond、IPW、Fight club、Martinez Entertainment Lucha Libre、Lucha Memes、Costa Rica Wrestling Embassy、APW、WrestleCircus、Crash、LEGION、MDA、NGW、PCW、Lucha Forever、HOG、Smash、Biltzkrieg、CZW
計28団体
これまた多い!ちなみにザックは2016年が最多で28団体に出場してます。
団体の種類もヨーロッパやアメリカ、はたまたメキシコルチャリブレにも出場してるので本当に売れっ子って感じですねぇ・・・
ちなみに上のリストは参戦試合数順になっていて、新日本が35戦参戦で一番多いんですよね。
28団体中14団体が1試合のみのポイント参戦になっていて、世界的に見てもスペシャルゲストな扱いを受けてるって感じはありますね。
試合数(2017年)
オカダ 141試合
ザック 137試合
試合数に関してはほぼほぼ同じぐらいでした、オカダさんの場合は地方巡業とかもありますし、ザックの場合は上記のように世界中を飛び回っていますしね。
ちなみにザックの年間試合数はデビュー以来増え続けてきていて、2013年に年間111試合になり、2017年に最多の137試合を経験。
オカダさんの場合は2015年から3年連続で140試合超えが続いていますね。
というわけで試合の経験値って意味だと差はないですね、ザックは巡業に慣れてないんじゃなかろうかとも思いましたけどNJCを通してもコンディションは良さそうでしたしね、巡業バスの中で軟体動物と化して寝ている写真なんかがアップされてましたけど。
所感雑感
というわけでオカダ、ザック両名の各種数値比較でした。
同年生まれ、同年デビューで骨格自体は似たような二人ではありますがその試合スタイルもこれまでのキャリアも、どちらも成功したトップレスラーなのは確かですけど、全然違うキャリアを経て、スタイルを築いている感じですね。
果たしてこの二人によるIWGP戦がどうなるのか、その前に初遭遇となるロス大会も見逃せませんね。
ちなみに、北村バンバンビガロさんのツイートで知ったんですけど、ザック・セイバーJrは2017年に、オカダさんのデビュー戦の相手でもあったネグロ・ナバーロという選手とメキシコで対戦しているんですよね。
当時29歳だったザックに対してナバーロ選手はなんと御年59歳!しかもそれで全く引くことなく戦った上にギブアップ勝ちしてんだからすげぇわ・・・
試合映像はYouTubeで見られるので、ここにオカダザック戦のヒントがあるのでは・・・と思いつつ見てみてもいいかもしれませんね。
次回はロス大会の解析か、それともべつのまとめかでお会いしましょう
それでは