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過去対戦・各種数値で振り返るKUSHIDA対石森太二

さてしばらく前に棚橋対ケニーについてまとめて以来になりますが、来年の1.4東京ドームの対戦カードも順次決まっているので順番にまとめていこうかと思ってます。
まぁジュニアタッグについては如何せんついこの間やったばっかやん!って感じだったので前回のジュニアタッグnWAY戦まとめで勘弁して・・・いや気が向いたらまたまとめるかもしれないですけど。

それでは今回は、SUPER Jr. Tag Leagueで直接ピンフォールを受けた因縁から決定したIWGPJr.ヘビー級選手権試合、KUSHIDA対石森太二についてまとめです。

 

過去対戦 2016.7.20 SUPER J-CUP 一回戦にて

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(新日本プロレス公式サイトより引用)

今回対戦の運びになったKUSHIDAと石森ですが、石森が今年のBOSJから参戦、さらに別ブロックでのエントリーとあって石森の新日本本格参戦以降の対戦はなし。
ですが過去唯一の対戦経験があって、それは2016年に新日本とノアの共同開催で行われたSUPER J-CUP、その開幕戦のメインでの一戦になります。
2016年当時でいえば、新日ジュニアを一人本格派として引っ張っていたKUSHIDAに対して、ノアジュニアではGHCジュニアヘビーの最多防衛記録を持つ絶対王者ともいえる石森、文字通りの新日本対ノアの頂上対決といった構図の試合が1回戦から実現。
お互いの実力も伯仲していたのか、熱戦・接戦の末に、(多分)この時が最初で最後になる奥の手、ミスティカ式ホバーボードロックでKUSHIDAが石森を下しています。

www.njpw.co.jp

この時はまさに”お祭り”ともいえるSUPER J-CUPでの一戦だっただけに、お互いに新日本隊とBULLET CLUBとして対立して争う今回の対戦とはそれこそ構図が変わってますけど、この試合をみても噛み合うことは実証済み。
そしておそらく試合のキーになるのはこの時のフィニッシャーになったミスティカ式ホバーボードロック、そして今回の対戦のきっかけになった石森の現フィニッシャーのブラディ・クロス。
どちらも1度のみ食らっている技だけにそれをどのタイミングで繰り出すか、また切り返すか、に注目しておくとみている方も面白いんじゃないでしょうか。

生年月日・デビュー

KUSHIDA 1983年5月12日生まれ 2005年9月18日デビュー
石森太二  1983年2月10日生まれ  2002年5月11日デビュー

そんな二人は1983年生まれの同年代(学年としては石森が早生まれで一つ上)の35歳、いやしかし揃いも揃って三十路も後半突入には見えないぐらいの童顔だよなぁ・・・
一方で石森は先日紹介したようにウルティモ・ドラゴンが設立した闘龍門9期生として2002年に19歳でデビュー。
対してKUSHIDAも国内の総合格闘技の大会で好成績を収めるもプロレスラーの夢を諦められず、単身メキシコにわたって2005年にデビューを果たしています。

こうしてともにスタート地点は同じメキシコなんですが、石森は2003年の単発イベントWRESTLE-1にで日本デビューを果たしその後は闘龍門Xを中心に活動をし、
KUSHIDAは2006年にハッスルのオーディションに参加し、合格こそしなかったもののTAJIRIの目に留まったことで国内デビューを果たします。

それが時は流れて新日本で対戦が実現、というのも数奇な運命って感じはしますね。

身長体重

KUSHIDA 175㎝、85㎏
石森太二 163cm、75㎏

けして大型選手が多いわけでもない新日本の中でもそれほど大きくはないと思っていたKUSHIDAですけどそれよりも10㎝近く小さい石森・・プロレスのファンタジー・・・
いずれにしても体格面では一応KUSHIDAが有利、と言えますかね。
KUSHIDAが寝技・関節技が得意な当たりこの対格差も有効に効いてきたりするんだろうか。

獲得タイトル数

KUSHIDA IWGPジュニアヘビー6回、ジュニアタッグ2回、SJTT、BOSJ2回、J-CUP、全日本U-30タッグトーナメント 優勝(w/T28)、ROHTV王者
7タイトル、14回

石森 UWAウェルター、AAAタッグ(w・森嶋)、ImpactX-Division、GHCジュニアヘビー3回、GHCジュニアタッグ6回、日テレ杯ジュニアタッグリーグ4回、NEVER6人タッグ
7タイトル、17回

互いに新日本/ノアでジュニアヘビー級の中心選手を担ってきただけにシングルタッグ共に複数回経験、とはいえTIME SPLITTERSって2回しか戴冠してなかったのか…?
さらにはKUSHIDAはROHでTV王座、石森はImpactレスリングでX-Division王座といずれも米国で無差別級を謳っているシングル王座の戴冠歴があるのはともに国内外・階級に縛られない活躍を志している現れですかね。
しかしKUSHIDAってT28と組んでタッグトーナメント優勝したことあったのか…

参戦団体・試合数(2017年)

KUSHIDA 新日本、ROH、Defiant、RPW
126試合(2018年:114試合)

石森 NOAH、Impact、AAA、K-DOJO、A-TEAM、ハードヒット
131試合(2018年:78試合)

続いて参戦団体及び試合数について2017年(試合数は2018年も)のもの。
奇しくも参戦団体は4、6団体、そして試合数も130試合前後と結構似たような感じですね。
以前まとめたザックやらなんやらと比較すると団体数は少ないですけどいずれもメインとなる日本の団体に恒常参戦しながらと考えると大分足しげく海外に赴いてる方ですよねぇ。
そして格闘技経験の源流は髙田道場というKUSHIDAに対して、同じく格闘技寄りな大会であるハードヒットに出場している石森、そういう面でも競い合える素養があるってことですかね。

 

所感雑感

というわけで来年の1.4のIWGPJr.ヘビー級を争うKUSHIDAと石森太二についてまとめでした。
まぁ今回の対戦についてはそもそもKUSHIDAのIWGP戴冠がヒロムの負傷に端を発した偶発的なものであったのもあってこのカードも偶発的な感じもしますけど、互いに経路こそ違えど似たようなプロレスキャリアを歩み、所属する団体だけでなく国外からも声がかかるような実力派となって国内最大の舞台で争うことになった、ということで十分な物語になってるんじゃないかと思いますね。
まぁいずれにしても内容は折り紙付き、あとはじっくり楽しむだけ、決戦まであと51日!(まだしばらくあるなぁ・・・)

(11/13追記)

石森の現フィニッシャーについて×ブラディ・スロウン⇒ブラディ・クロス
2017年の参戦団体について⇒+ハードヒット(12.30)
コメントでのご指摘を踏まえ修正しました

きょうはこれまで、それでは

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