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過去ブロック分け傾向から推測するG1 CLIMAX30予想ブロック分け

まだまだ先が見えない昨今ですが先日新日本プロレスではG1 CLIMAX30の開催が発表され*1、チケットの販売ももうすぐ始まる模様。
なんですが今現在エントリー選手の発表もまだ、という状況。
しかも今年はCOVID-19対策もあってか、各ブロック交互の開催に加え他ブロック選手の出場もないことが発表されています*2
これらの条件の重ね合わせから参戦を考えているファンはどの会場にどの選手が、すなわちどの選手がどっちのブロックに振り分けられるのか?が一層気になり、慎重になっている様子。

tope-suicida.tokyo

毎度おなじみトペブロさんでは棚橋・オカダ・飯伏・後藤の4名について2010年以降の各人のブロック分けから予想を行った模様。
これは手作業だと手間だけど、自前データベース使えば案外できるんでは…?と思っていたらトペブロさんに捕捉されたので実際に、過去のブロック分けからのG1 CLIMAX30のブロック分け予想をやってみようと思います。

 

用いたもの

今回もちいたのは新日本プロレス公式サイトの試合結果ページに記載のある2007年から2019年のG1 CLIMAXの試合結果データ。
試合結果のページには「G1 CLIMAX Aブロック(またはBブロック)公式戦」などと書かれていることが常なので、同期間の試合で「Aブロック」「Bブロック」のいずれに出場していたのかでどちらのブロックに振り分けられていたかを調べることができます。

ちなみに2007年以降のデータを見てみると棚橋弘至選手がBブロックに配置されていたのは2007年のみのようですね。
その後は12年連続でAブロック、ということなのでまぁおおよその確率で棚橋選手がAブロックになると予想されますね。
逆に言えば「棚橋弘至がいる方がA、いない方がB」という定義をしてもおおよそ構わないまである。

過去同ブロック傾向分布

上述のようにして過去13年間のG1での出場選手及びブロック分けが判明しましたが、ここからは2020年の予想をするために「どの選手とどの選手は同ブロックになりやすいか」「別ブロックになりやすいか」を調べてみることに。
これを表記するために以下では共起ネットワーク図を用います。
以下の共起ネットワークでは各選手についてノードの大きさをその選手の過去の出場回数、ノード間のエッジは2選手が同ブロックになった回数とし、
各ノードが近いほど同じブロックに配置される傾向がある選手、離れた選手ほど別ブロックになる傾向がある選手になります。

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まず初めに13年間のデータの内出場回数が2回以上の選手に限定したもの。
大きさはあまり違いがなかったので出場回数が多いほど暖色のノードにしてあります。
こうしてみると中心には棚橋選手が存在し、その周りに大まかな集団ができていることが分かります。
言ってみればこの集団はAブロック(棚橋ブロック)に振り分けられやすい傾向のある選手たちで、後藤、真壁、オカダなどの名前が見えますかね。

一方で離れたところを見ると、その出場回数に反して大きく中央集団と離れているのが中邑、天山の両名。
この二人に関しては明らかにBブロックに、つまり棚橋とは別ブロックに配置される傾向が大きいということが言えます。

2020年出場可能選手分布

上記で大まかなブロック分け傾向がみえたのでここからは「じゃあ実際今年はどういう風になりそうなのか?」を調べるために、今度は今年出場可能な選手、というか今年のNJCに参戦したヘビー級選手に限定して同ネットワークを作成してみました。

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こちらでも棚橋を中心とした集団が形成されていますが、そこに対して天山、SANADA、鈴木みのる、本間、タイチ、鷹木と言った選手が大きく離れる分布になっています。
タイチ・鷹木に関してはまだ出場回数も少ないのでデータ不足の感はありますが。
天山、SANADA、鈴木みのるに関しては傾向として別ブロックになりがちということが言えそうです。

予想ブロック分け

というわけで今年出場できそうな選手についても大まかな傾向があることが分かったところで、じゃあどういうブロック分けになるのかを、
Aブロックを棚橋を含み、棚橋と同ブロックになる傾向が強い上位9人、
Bブロックを上以外のメンバーと置いてけいさんするとこのように予想されます。

Aブロック(予想)
棚橋、真壁、YOSHI、飯伏、石井、小島、EVIL、オカダ、SANADA、矢野

Bブロック(予想)
内藤、永田、裕二郎、本間、みのる、後藤、天山、タイチ、鷹木、???

私見を言うと割とありえそうな振り分けになったなぁ…という感が強いですね。
まぁBブロックに???とありますが実際に過去G1に出たことがある+今も試合をしている選手が19人しかいないんですよね。
なので必然的にそれ以外の選手の出場が必要になるわけですが、そこはジュニアの選手が最有力なのかなぁ。

 

所感雑感

というわけで過去の傾向から予想するG1 CLIMAX30ブロック分けでした。
共起ネットワークは久々に使いましたけど相変わらずよくわからない図が完成しますね、計算するたびに形が変わるし。
まぁもっとまじめに予想をする方法はあるとは思うんですが(出場機会が多い人と少ない人で考え方は帰るべきだと思うし)まぁ今回は思い付きということで。
正直言うとこれを参考にチケット買うことはお勧めしません、素直に発表を待つか博打を打ちましょう。

きょうはこれまで、それでは