プロレス統計

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各種数値で機運を高めるG1 CLIMAX 30

遂に漸く発表されたG1 CLIMAX 30の出場選手。
当初はコロナ下でガラリと出場選手が変化するのでは?という(期待も込みの)予測がなされていた選手陣ですが、まさかの出場できないと思われていた常連外国人選手の参戦によってまさかのいつも通りのメンツ。
「いつも通りでない」ことが日常になりつつあるからこそあえて、多少の無理を承知で「いつも通り」を目指したのかなぁ、なんて思ったりもします。

すでにブロック分けも発表になってはいますが、今回はエントリー選手全体について各種数値を見ていきたいと思います。

 

出場選手年齢

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まず初めに出場選手全体の平均年齢・最高齢・最年少について第1回から第30回大会までの推移を示したのが上図。
G1 CLIMAX 30では平均年齢が36.6歳、最高齢が51歳(鈴木みのる)、最年少が26歳(オスプレイ)となりました*1
いずれの数値も昨年から比べ増加を見せ、最高齢は+8、平均は+0.9、最年少は+1といった具合。
平均及び最年少に関してはほぼ+1なので昨年と陣容があまり変化せず、1年だけ年を取ったという形ですね。
最高齢に関しては鈴木みのるの復活によるものが大きいという感じですね。

初出場者数

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続いて各大会における新規参戦者数の推移を棒グラフで。
大会のそう参戦者数は水色、初参戦はオレンジ、初参戦者の割合は赤い折れ線グラフで示してあります。
ある意味G1 CLIMAX 30はG1の歴史の中で記念?すべき大会になったようで、何と30大会の歴史で初めて新規参戦の選手が0人となりました。
これまではどんなに少ない年でも初参戦の選手が一人はいたようなんですが、今年は若手ヘビー級のデビューもなく、有望な外国人選手はいれどなかなか呼びづらい状況というのもあって、既存選手のみの大会になったようです。

私事ですがTwitterで、割とG1参戦有望視されてたヘナーレやフィンレーがぶーたれてたりしていたのでこの二人としても「今年こそは!」という思いはあっただけに、チャンスを逃したのは悔しいんでしょうね。
まぁ実際、ザックのように日本に滞在していれば誰かに代わって、というのはありえたんではないかという気もするのでそこは惜しい、まぁいずれにしろコロナの影響の一つですわね。

外国人割合

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続いて外国人選手数についてですが今年はザック、オスプレイ、ジュース、コブ、ジェイの5名の外国人選手が参戦し、全体の25%が外国人選手という形に。
昨年からの増減では-3人・-15%と減少となっており、第20回大会以降外国人選手の割合が増えたG1ですがそれ以降の中でもかなり少ない方の大会になりそうです。
なんにせよ、おいそれと来日することができない状況だけに外国人選手の参戦のハードルがかなり高まっている現状はあるのかもしれません。

 

所感雑感

ということで簡単にですがG1 CLIMAX 30までの各種数値と推移についてでした。
冒頭に述べた様に「いつも通り」に見える陣容をなんとかかんとか揃えた、とは思うんですけどそれでもやっぱりコロナの影響はあったんだろうなぁと思ったり、それによって「秋開催」以外にも「初参戦者0」も史上初が生まれているわけですし。
ちなみにブロック分けでいの一番に「棚橋弘至がBブロック」ということに驚いたりはしました、実は2007年以来のBブロックで実に13年ぶりのBブロック、それまではずっとAブロックだったという。
色んな意味で史上初が起きる感じのG1 CLIMAX 30、もう10日後に迫っています。

*1:Wikipediaだと現在27歳なので数値がズレていますが今回用いたデータがCagematch由来で、正確な生年月日などの記載がなく「集計時の年齢」しかないのでこの部分に-1歳程度のずれが生じている模様