プロレス統計

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2.9 新日本プロレス NEW BEGINNING OSAKA ツイート解析

 1.5の因縁が結実すると同時に今後を占う大阪、冬の陣です。

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(新日本プロレスワールドより引用)

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njnbgに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は16:00に開始され、試合自体は20:00ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は17,367ツイート、RT総数は12,262RT、呟いたユーザー2,808人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは9292ツイート、16609RT、2414人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

”ドラゴン”・スイシーダ

時刻:18:26
ツイート数:161.0 tweet/min
概要:リュウ・リーがトペスイシーダで高橋ヒロムごと放送席に突っ込む

まず初めにボルテージが上がったのはIWGPジュニアヘビー級選手権試合、高橋ヒロム対リュウ・リー。
この両者の対戦というとヒロムの欠場のきっかけとして思い出されるのもあるんですけど、やはりその特色は激しい打ち合いにすさまじい飛び技の数々。
その中でも観客の度肝を抜いたのがリュウ・リーの放ったこの一発。
形としてはトペスイシーダなんですが、相手のヒロムを鉄柵の上に座らせた上でその胸に突き刺さって放送席になだれ込む勢い。
いつぞやの試合でもミラノ先生が巻き込まれたりした覚えがありますがこの爆発力はまさしく「ドラゴンロケット」って感じで、リュウ・リーのオリジナルと言っても過言ではない勢いですね。

あの日の続き

時刻:18:42
ツイート数:171.0 tweet/min
概要:ヒロム、ドラゴン・リーからIWGPジュニア初防衛

この両者の対戦、上述のように激しくなるのが恒例なんですが、前回の対戦が対戦だけに、そして序盤が珍しく張手にこだわった攻防を見せていたので「もしやいつもと違う攻防で行くのか?」と思ったんですが、それも杞憂、というよりはあの対戦の続きを見せることが高橋ヒロムの本当の復帰宣言であり、そのためにあのスタイルで真っ向から戦わねばならなかったのではなかろうか。
そういう意味でああいう試合スタイルを選択したのは納得な一方で、やっぱりヒヤヒヤするシーンも多かったと思うし、ノリの良い大阪の観客もノリ切れていないシーンもあったかのように思ったり。
上述のようにこれがヒロムの復帰に向けての禊だったとすると、これ以外の方向性がヒロムの試合に限らず、新日本ジュニアで見たいなぁと思ったり。

モクスリーの防衛ロード

時刻:19:13
ツイート数:272.0 tweet/min
概要:鈴木みのるに勝利直後のモクスリーをZSJが襲撃

ある意味世界が待ち望んだといっても過言ではないジョン・モクスリーvs鈴木みのる。
両者ともに日本国内外の期待感への感度が高いのもあって、待ち望んだファンにとっては「これが見たかったんだよ!」という試合になったんじゃなかろうか。
モクスリーは勿論、鈴木みのるは海外では一種神格化された「残忍な男」として見られている節があるんですけど、それを反映したかのようにいつものリング上での関節技はほとんど出さず、いつも以上の殴る蹴る。
さらにはモクスリーのハードコア殺法に付き合う椅子チャンバラにチェアショット受け(椅子チャンバラはモクスリーと比べるとやっぱ慣れてない感がありましたが)
そんなのもあって「みのるってこういう人だったっけ・・・」となったりもしましたけど、その辺は「海外ファンが見たいと思っている”鈴木みのる”像」に近かったのかもしれないですかね。

で良い試合だったねーと試合後に落ち着く余裕もなく、防衛したモクスリーをまさかのザックが襲撃とは・・・
「まさか!」ってザックが来週にオスプレイとのブリティッシュヘビー戦を控えている段階でもういっちょするとは思わなかったってことなんですけど。
しかしMOXvsZSJ、どういう試合になるのか予想だにしない・・・
というか、ふと考えるとこうして矢継ぎ早に次期挑戦者が出てくるのはそれこそ選手らの中で「IWGP US王者MOX」の注目度・価値が上がっている証拠でもありますね。
そういう意味でいうと「挑戦者がいないー」と文句言ってる人は逆にその現状に焦ったほうが良いんではなかろうか。

ブーイングを独占する男

時刻:19:22
ツイート数:140.0 tweet/min
概要:大阪で大ブーイングを浴びるKENTA

で、メインでは今年の1.5から良くも悪くも話題をけん引してきた内藤対KENTA。
1.5でのメイン終了後の襲撃を経て一大ヒールになったKENTAですけど、流石に入場時は凄いブーイング。
そして試合においても内藤コールが起こるや否や場外に出て観客のブーイングを煽る等かなり意識してブーイングを引き出していた感はありますね。
しかし一方で一度リング上で組み合い、ちゃんとした(?)攻防が始まるとそういうブーイングも収まるという。
これに関しては新日本の観客の気質として「攻防が始まるまではコールをしよう」「攻防が始まったらしっかり見て、声援を送るぐらいにしよう」みたいな傾向があるんで、やっぱり攻防が始まると見ちゃうんですよね。
で、そうなると本来はバチバチの打撃系ファイターなのでブーイングが持続するわけではないという。

流血の果てに

時刻:20:05
ツイート数:243.0 tweet/min
概要:内藤勝利、念願のdeJapon

個人的にこと「防衛戦」というものになると主役は挑戦者側だと思う節があるんですが、そういう意味でいうと果たしてこの試合は「挑戦者・KENTAの良さが出たんだろうか?」とか考えていました。
実際昨年のG1以後に開花?したヒールとしてのムーブ、憎たらしさは存分に引き出されていたと思う反面、WWE以前から研鑽した当たりの強さ・激しさは鳴りを潜めていたなぁという感じがあったり。
「今できないんじゃ?」とも思ったんですけど序盤の背中へのローや、先日の後楽園で垣間見せた鋭いハイを見るに、短時間とはいえそれを出す準備はあった、要にも思うんですけどね。
結果的にそれは見れず、試合は偶発的に内藤さんが大流血したのもあって異様な興奮に包まれていましたが(流血ってなんであんなに一気に興奮するんだろう)最後は大流血の中デスティーノで内藤さんの勝利。
振り返れば”ベビーフェイス”内藤が”ヒール”KENTAを葬ったという感じですかね。
いやしかし流血がえぐくて「そんなのんびりマイクしてる場合じゃねぇって!」と気が気でなかったという。

 

所感雑感

というわけで年始早くも天王山な感じもあった大阪城ホール大会でした。
なんか色々心配してたんですがふたを開ければ超満員札止めだったので大阪地区の動員は安定だなぁと、東京と違って後楽園みたいな毎月のようにやる会場がないのもビッグマッチでの動員の良さに影響してそうな感じはする。
それはさておき、大方の予想通りにして内藤さんの予告通りに旗揚げは内藤対ヒロムの師弟対決のようで、それ以外にも色々カードが決まりそうなのでたのしみですね。

きょうはこれまで、それでは