プロレス統計

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各種数値で機運を高める内藤哲也とKENTA

正直言えば両者のファンではない私としては比較的「対岸の火事」という心地もするんですけど、その界隈では着実に対立構造が出来上がっている模様な内藤哲也vsKENTA

片や言わずと知れた「新日本で随一の支持率の男」
片や言わずと知れた「新日本で今一番嫌われている男」
そういう直近の要素だけを抜き出せばなんとも対照的な二人ではあるんですけども、この両者にも歴史があり、その分だけ背負ってきたモノと人があるだけにファンを扇動する口論もといレスバトルが白熱しつつあるという感じも。

なのでまぁ彼らの歴史についてはそれぞれの識者にはかなわんな、と思っているんですが、一方でそういうことこそ数値を引っ張り出して考えてみるのが弊ブログの役目か、とも思うので今回もまた内藤哲也、KENTA両氏の各種数値について比較していきたいと思います。

 

基本データ

内藤哲也
  1982年6月22日生まれ 37歳
  2006年5月27日デビュー キャリア14年目
  180㎝ 102㎏

KENTA
  1981年3月12日生まれ 38歳
  2000年5月24日デビュー キャリア20年
  174㎝ 85㎏

世代としてはほとんど同じ、そして体格もほとんど同じの両者ではありますが、19歳と若くしてデビューしたKENTAと24歳と比較的遅くデビューした内藤とでプロレスラーの世代としては一世代違うような印象がありますね。

過去対戦(?)

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約6年越しの再遭遇となる両者 (2014.3.8)

(新日本プロレス公式サイトより引用)

今度のタイトルマッチが最初のシングルになる両者、もちろん新日本に上がってから、特に最近はタッグマッチでの対戦も多いんですが、この両者の邂逅というと思い出されるのが2014年3月8日、ノアのリング上でのタッグマッチ。
当時の新日本とノアは選手を派遣し合う間柄でありましたが、その一環?として内藤選手がノアに登場。
丸藤選手と組んで、当時NEVER戦線で因縁があった田中将斗とKENTAを相手に対戦を行いました。

奇しくも両者は、KENTA選手はGHC王者として長期防衛、内藤選手はG1優勝など大きく活躍した一方で、その後KENTA選手はGHCから陥落、内藤選手もタイトル奪取ならずと挫折したタイミング。
そんな両者が触れるのだから何かが起こっても・・・という機運があったような覚えもあります。

しかし、試合ではかなり意識し合う場面もあったんですがその直後となる4.30にKENTAは退団を表明し、5.17の試合を最後にノアを去り、WWE NXTに挑戦することに。
そんな「一歩踏み出す勇気」によって実現しなかったNEXTですけど、それがなければ何かしらの交錯はあったんじゃないかなぁ、まさかそれが7年後に行われるとは思わなんだけど。

ファン評価

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一応この両者に関してのファンによる数値として、Cagematchにおける両者への評価(10点満点)の推移が上の図。
デビュー以降8点台をキープしているKENTAですが2019年の評価は8.60点
一方デビューしてしばらくは評価が低かったものの、2012年からは評価がガクンと増加し他内藤さん、さらに2015年からはもう一段階数値が増加して2019年の評価は9.45点でした。
こうしてみると内藤さんはデビュー時→スターダストジーニアス→LIJという風にキャラクターを変えつつステップを上がっていってるんだなぁ。

いずれにしろ現状の(海外ファンの)評価としては内藤さんがかなり優勢という状態のようですね。

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また、上記は海外ファンの評価であるので国内ファンの意見の参考として先日集計したネットプロレス大賞のMVP部門の票占有率の推移を調べて観たものがこちら。
こちらに関して言うと2016年の内藤さんが異常に過ぎるな、という感じもしますが。
とはいえ2013年はKENTAもMVP部門4位を記録しており、それこそWWE NXT移籍までは国内でKENTA>内藤という状態はあったようで。
その後国内で活躍活動を見る機会も減ったというのもあり、内藤さんの新日本内での台頭もあったのでそれが一気に逆転した感じはあります。

しかし、巡り巡って2019年の結果を見ると内藤さんが27位(67点)、KENTAが28位(65点)とかなりの僅差。
過去のことはさておき廻り巡って、ネットのファンの評価でいうと結構いい勝負だった二人が今度対戦、というとこの対戦にも何となくの納得感が出てしまう感じはあります。

 

所感雑感

というわけでちょっと手を変えて各種数値でした。
まぁまとめてみると同年代とはいえ早熟だったKENTAとここ数年で台頭してきた晩成の内藤という風に大別できる感じはありますね。
その両者の切り替わるタイミングで偶然リング上で遭遇があったのはなかなか面白い気もします。
とはいえ現状はバックステージコメントとTwitterで抗争しているような状況なので果たしてリング上でどうなるのか、はちょっと心配だったり。

きょうはこれまで、それでは