プロレス統計

「プロレスの数字とプロレスする」をテーマにプロレスに関連する数字を調べ、まとめ、考えるブログです。

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各種数値で振り返るWRESTLE KINGDOM WEEK

2020年も1週間が過ぎました。
毎年の事ではありますが、この年始の1週間の間には特に東京都下において数多くのプロレス興行が開催されます。
その理由については定かではありませんが(多くの職業が休みで動員しやすいとかもありそう)、アメリカではWWE最大のイベントWRESTLEMANIAが行われる際に多くの団体が同じ都市で興行を打つ「WRESTLEMANIA WEEK」が存在するのになぞらえて、この年始の興行ラッシュを、1月4日に新日本プロレス最大のイベントWRESTLE KINGDOMが行われることから「WRESTLE KINGDOM WEEK」と呼ぶ人もいたりします。

最近だとWRESTLE KINGDOMに多くの海外からの観客がやってくることもあって、その前後で他の団体を観戦している姿も目撃されてたりするのでそういった影響はあるとは思うんですが、果たして実際にどの程度影響があったのかについては定かではありません。
というわけで今回はこの「WRESTLE KINGDOM WEEK」についていくつか数字を観つつその影響が如何ばかりのものだったのかを調べていきたいと思います。

 

開催興行

まず初めに1月1日~1月6日までの6日間をWRESTLE KINGDOM(WK) WEEKとし、この期間中に東京都内で開催された興行とその動員について調べてみました。
Cagematchで調べたところ都内に限れば18団体29興行が6日間に行われたようで、その中でも東京ドームの真横の後楽園では6団体8興行が行われました。

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その8興行について開催団体(Promotion)と日付(Date)、当日の動員(Attendance)、前年の同団体の後楽園での平均動員(Average2019)、そして平均との差(dif)をまとめたのがこちら。
どの団体も程度の差こそあれ前年の平均動員を上回る数値を記録しています。
勿論1~3日は所謂三が日で世間一般が休日で、4,5日が土日になっているという影響もあるとは思ったので休日のみの平均も調べてみましたが、WK weekでの動員を超えているのは全日本プロレス(1609人/大会)のみで、他の団体については2019年の休日の後楽園の平均動員と比較してもより多くの動員があったようです。
果たしてこれがWKによる恩恵かどうかはさておき、「この期間は動員に恵まれる」という状況は確かなようです。

フォロワー数変化

昨年末に弊ブログではいくつかのプロレス団体の公式アカウントについてフォロワー数の変化を集計し始めました*1が、そこにもWK weekに大きな変化が表れていました。

新日本プロレス

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まずは初めにドーム二連戦に翌日の大田区大会もあった新日本(njpw1972)ですが、上の棒グラフでは各日に増えたフォロワー数を示していますが、ドーム大会があって4,5日は勿論大田区大会の6日、さらには翌日の7日も大きくフォロワー数が増えています。
まぁ7日は1夜明け会見などもあったのでそこでの反響なんかもあって増加が続いていたという感じはします。
この7日間の動員の増加数は合計で2808人でした。

プロレスリングノア

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続いてNOAH(noah_ghc)ですが、今回集計結果を見て一番驚いたかもしれないんですけど新日本のドーム大会の真裏に被った1.4に同日の新日本以上となる1200人超のフォロワー数の増加がありました。
7日間の合計も2604人と新日本を上回っており、フォロワー数も4万人の大台に乗ることになりました。
当初果たしてどうなりうものか・・・と思っていた「ノアのイッテンヨン・イッテンゴ」という取り組みですが、かなり積極的にTwitter上でもアピールしていたこともあってかこの増加、フォロワーの増加という点から見ると大成功と言っても良い成果ではないでしょうか。
1.4の方が圧倒的に多いのは一体なぜなのかは詳しい方がいればお願いします。

【追記】

TOPE-SUICIDAブログのコバさん*2から情報提供があったんですが、この3日の午後9時からノアの公式アカウントではフォロワー4万人突破キャンペーンを開始していました(3日深夜の時点で4万人ちょい前で4日深夜には超えていたので、3日中に4万人突破した模様)。
キャンペーンの商品はAmazonギフト券1万円+サイン入りポスターで応募の条件にアカウントのフォローがはいっていたのでこのキャンペーンで大きくフォロワーを伸ばしたということかもしれませんね。
リツイート数も大台と言える3000RTを超えていますし、ギフト券あげちゃうキャンペーンは強し・・・。
ただそうなると上記で予測したような「1.4、1.5で大会を開催するという施策が功を奏した」という認識は間違っている感もしてきますね。
まぁそういう注目度の高い時期にキャンペーンを行ったというバフの重ね掛けのおかげでこれ、とも考えられるので難しいところですが。
とはいえ3日にキャンペーンを開始していたもののフォロワーが実際に増えたのは翌4日、というのは4日に興行があり注目を集めたことでこのキャンペーンも成功したとも言えますかね。

スターダム

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続いてスターダム(wwr_stardom)も大きくフォロワーを増やしていました、がドーム参戦があった1.4でなく翌1.5にガンと増えているのは一体なぜなんですかね。
そして1.1も大会があったわけではないんですけど一体何があったのか・・・1.2の深夜にテレビ東京でのスターダムの番組が開始しているのですがそれによってことさら大きくフォロワーが増えるということもなかったのも不思議でありますが。

 

所感雑感

というわけでWRESTLE KINGDOM WEEKについて解析でした、とはいえこの名称も一部のファンが言ってはいるもののあんまり市民権を得ていない感じもしたりしています、とはいえ通りが良いから今回は使いましたけど。
まぁ上でも言っているように動員の増加やフォロワーの増加とWKの関係性はより深い解析をしないとなんともしがたいんですが、1月最初の1週間のこの期間は日本プロレス界において特別な期間かもしれませんね。

きょうはこれまで、それでは