NEW YEAR DASHから2日、その後の1夜明け会見から1日で次々期シリーズNEW BEGINNING(以下NBG)の全カードが発表されました。
NBGは札幌でビッグマッチが2つ、大阪では今年は大阪城ホールで開催、そして札幌二連戦と被る形でアメリカでも巡業ということで年間通しても結構な大規模シリーズになっています。
そのためにそのカード編成をどうするんだろう?とは思っていたんですけど、第一印象としてはタイトルマッチだけでなくスペシャルシングルマッチなども使って良い具合に編成したなぁという感じですね。
まぁ「○○大会に△△がいない」という文句は各人あるんでしょうけど、各ビッグマッチで見所は十分あるかなぁと。
【2月2日(日)札幌大会・全カード決定】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2020年1月8日
メインで、オカダ・カズチカvsタイチが注目のシングル激突!
セミで、ブリティッシュヘビー級選手権・ザック・セイバーJr.vsウィル・オスプレイが実現!https://t.co/4w3khxlNhU#njnbg #njpw pic.twitter.com/mZZ7VwKz78
その中で札幌2DAYSの二日目のメインイベントに(RPW認定ブリティッシュヘビー級選手権のザック対オスプレイを差し置いて)なったのはスペシャルシングルマッチで行われるオカダ・カズチカvsタイチの一戦。
NEW YEAR DASHで生まれた因縁を汲む形で組まれたカードであり、中々新鮮味のある対戦ですが、タイチ本人がツイートしていた通り中々に因縁?というか奇縁のある二人でもあるんですよね。
というわけで今回はこの二人の奇縁について振り返りつつ機運を高めたいと思います。
2008.4.12 岡田かずちかvs石狩太一
この両者は過去に一度だけ対戦があり、それが2008年の事。
タイチは2002年に全日本プロレスでデビュー、オカダは2004年にメキシコ闘龍門でデビューとまったく縁もゆかりもない場所からスタートしたプロレスキャリアですがタイチは2006年から、オカダは2007年から新日本を主戦場として活動するようになります。
オカダは2007年8月に内藤哲也戦で新日本”プレ”デビューを果たしたことは耳にタコができるほど聞いてきたことなので有名だとは思いますが、”正式”デビューとなったのが年が明けた2008年のこのタイチ(当時は石狩太一)戦だったわけです。
新日本においてはデビュー戦は一代上の先輩相手に行うことが慣例なんですが、この対戦に関してはもう内藤(一代上の先輩)と”プレ”デビュー戦をしてるからなのか、タイチも新日本移籍2年目で若手扱いだからなのか、それともオカダが特別扱いだったからなのか定かではありませんが少し特殊な”正式”デビュー戦ですね。
2010.1.19 そろって海外遠征へ
その後組んだり闘ったりを繰り返していた新日本再デビュー組二人ですが、2010年にはそろって海外遠征に出ることになり、記者会見も一緒に行いました。
岡田はアメリカ・TNAへ、タイチはメキシコ・CMLLへと場所こそ違えどほぼ同時に遠征に行く辺り新日本としてはほぼ同期のようにとらえていたのかもしれませんね。
ちなみにこの時のコメントでタイチは
タイチ「向こうのルチャを学ぶのはもちろんですけど、身体をデッカくして。ジュニアヘビー級でも、『ホントにジュニアか?』と思われる大きな身体になりたいです。」
と宣言しててまさに有言実行してきた感じですよね、まさか2018年になるまで疑惑のジュニアで通すとは本人も思わなかっただろうけど。
その後タイチは先にメキシコ遠征をしていた内藤の大活躍を引き継ぐ形で一気にスターダムに駆け上がり2010年12月に早くも帰国。
そう考えるとその後即座に鈴木軍で太鼓持ちになって「世界一性格の小ズルい男」で長年通すだなんてのは意外な感じもありますね。
一方岡田はTNAで色々苦汁を味わいつつ2012年1月に帰国し、その後一気にスターダムに駆け上がったのはご存じの通り。
所感雑感
約12年振りの
— タイチ (@taichi0319) 2020年1月8日
シングルマッチ
対戦成績
1勝0敗
2010年2月
同日同時に海外遠征発表会見
2020年2月2日
2度目のシングルマッチ
2ばっかだな
ふっ
それにしても
お互い
経たなぁ… pic.twitter.com/tOTrEtOYtb
というわけでオカダとタイチのこれまでの因縁についてでした。
まぁご存じの通りタイチ選手が上記のようにツイートしていたのでそれになぞった形になりましたが、一つ訂正点があって、遠征の記者会見は2010年2月でなく1月だったんですよね。
まぁその辺は記憶違いなんでしょうけど、その間違いのおかげで全然その記事が公式HPで見つからなくて困惑してましたわ。
まぁそれはさておきこれだけ縁がありながら今年の1.6まで対戦する機運すらなかったっていうのが意外なぐらいですが、だからこそ奇縁と言えるんですかね。
とはいえ共にベルト戦線からいったん離れたフリーな状態というのもあって「新しい何か」を十分に感じられる顔合わせでもあるので普通に楽しみだったりします(前日のオカダモクスリー組対みのるタイチ組の方が楽しみなのは秘密)
きょうはこれまで、それでは