ヤングライオン杯という一つの晴れ舞台が終わったこの時期は各人が新たなステップへと足を進める時期でもあります。
元はと言えば「ヤングリオン杯優勝の副賞として海外遠征へ」というパターンも昔はあったわけですが、海外遠征が定番化、日本人ヤングライオンにとっては一種の通過儀礼となったこともあってか優勝者のカール・フレドリックスの今後はさておき、ヤングライオン杯で好成績を残した海野翔太と成田蓮が海外遠征へ出発することに。
世界に羽ばたくヤングライオン!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) September 24, 2019
・海野翔太は、無期限のイギリス武者修行!
・成田蓮は、無期限のアメリカ武者修行(LA道場)が決定!https://t.co/IYNr0xpORK#njpw @njpw_shota @rennarita_njpw pic.twitter.com/PW6iyWH9oH
共に好成績を残しこそすれ優勝できなかったのを踏まえて「より強くなるために」海外へ旅立つわけで、こういう理由づけがあると海外遠征が「ご褒美」でなくあくまでも「修行の一環」という感じがするのは結構好きであったりします。
それはさておき、新たに二人のヤングライオンが旅立つとなると気になってくるのは既に旅立っている男たちのこと。
今現在は川人拓来がCMLLへ、岡倫之がイギリスへそれぞれ遠征しているわけですが、今のところ帰国の報や謎の予告VTRなんかもなし。
果たして彼らはいつ帰ってくるのか。
そんな疑問に関していつもお馴染みトペ・スイシーダブログでは高橋ヒロム以降のデータを使って考察しています。
ちょっとこの記事にインスパイアされたので、弊ブログでも同様のデータを使って川人・岡、そして海野・成田両名の凱旋帰国時期についても予想してみたいと思います。
過去海外遠征経験者
まず初めに2010年に海外遠征に出発したオカダ・YOSHI-HASHI世代以降の凱旋帰国済みの選手たちについて調べてみました。
調べたのは遠征出発時、凱旋帰国時の年齢及びキャリア年数、そして遠征期間の5つ。
(ちなみに今回はオカダさんのキャリアは新日本での再デビュー以降の年数を数えています)
こうしてみると遠征・帰国時の年齢に関してはかなりバラツキが大きいく遠征開始時の年齢で22歳(オカダさん)から30歳(ファレ)まで広く分布。
そもそも各人のデビューした年齢が結構幅があるので必然的にそうなってしまうんですが。
一方でキャリアに関して言えば若手に課せられた修行という性質もあってデビューから3年までに海外遠征に出発しており、帰国時にはいずれの選手もキャリア3年を超えた状態で帰国の途についています。
デビューからの3年間でおおよそのプロレスのいろはを学び、海外遠征の場でオリジナリティを身に着けるまで行かなくてもそのきっかけをつかみ、まだ若手の域を出ないデビュー5年以内に帰国して、新日本でさらなる成長を見込む、というのが基本的な方針ですかね。
そして遠征期間は一部を除いておおよそ1年以上2年以内に収まっていますが、
遠征中にオリジナリティを完成させなくても良いという方針もあるんでしょうけど、これ以上長くなると新日本の本筋から離れすぎたり、観客の記憶から薄くなってしまうっていうのもあるんですかね。
そういう意味でいうと3年4か月もの遠征期間を経てキャリア6年まで積み重ねて帰国したヒロムは例外中の例外っていう感じが。
ヒロムの場合はCMLLで一気にスペル・エストレージャになり、それをそのまま新日本に直輸入した形なので、遠征中とガラッと見た目を変えて帰国する通常パターンともまた違いますしね。
予想凱旋日時
いずれにしろ、これまでの海外遠征のデータから見出した「帰国時にキャリア3年以上」「遠征期間は1~2年」ということを海外遠征の共通項として現在遠征中、遠征予定の4名について予想凱旋日時を見積もってみました。
というわけで岡、川人、海野、成田の現在の年齢、キャリア、そして現在の遠征期間を調べました。
予想遠征期間を過去の海外遠征の平均値である1年9か月と置き、単純に遠征開始した日付に足し合わせたのが予想凱旋日時になっています。
そうして見積もれた予想凱旋日時でいうと岡は2020年の3月後半、川人は2019年の10月中盤という感じに。
時期的には岡はNEW JAPAN CUPのあたり、NJCが凱旋シリーズになるのか、それとも4月の両国で登場するのかって感じですかね。
一方の川人は目前に差し迫ったKing of Pro-Wrestling両国大会前後なあたり、両国で登場して、次期Power Struggleシリーズのジュニアタッグリーグに参戦とかが妥当ですかね。
一方の海野、成田両名は2021年の6月あたり、ヘビー志望の海野的にはG1参戦が目前で、成田はBOSJ終了後なのでもう少し短い方が良いのかもしれない、もしくは大阪城ホール大会後に挑戦表明とかそういうパターンか。
と、書くとなんとなくそれっぽいタイミングな気がしてきますが上の予想凱旋帰国日時だと4名とも「帰国時にキャリア3年以上」の制約もクリアしているのでなおのことそれっぽい。
所感雑感
というわけでパクリもといインスパイアド解析でした。
調べてみると2012年のオカダ・吉橋の凱旋以降毎年誰かしらが凱旋帰国していたのですが2018年は誰もいなかったんですよね、まぁジェイの帰国日時を2018年1月4日とすれば2018年まで誰かしら凱旋してたことになりますが。
いずれにしろ、2019年はこれまで誰も凱旋帰国がなく、そろそろ誰か帰ってこないかなぁと思うのも人間のサガなのです。
トペブロさんではそれを岡ことグレート・オーカーンと予想していましたが、弊プロレス統計では川人ことカワト=サンにベットします。
きょうはこれまで、それでは