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各種数値で機運を高めるヤングライオン杯2019

俄かに気温が下がったのもあってなんだかやけに長く感じた夏も終わりが見えてきた昨今ですが、夏の終わりは秋シリーズの始まりでもあります。
新日本としては8月末(日本時間9月だけど)のイギリス・ビッグマッチRoyal Questの結果を待って9月シリーズの大筋が決まるところではあるんですが、それに先んじて時期シリーズの目玉が発表されました。

2017年に開催されてから2年ぶりの復活となるわけですけど、その前は2005年の開催で12年近く間が空いたことを考えると十分短い気もしてくる不思議です。
まぁ今回に関しては前回も出場したのは海野・成田の2名だけで、その他は全員が初出場という形になりましたが、若手の登龍門という役割もあるだけにこうして少し期間を空けてエントリー選手をほぼ一新した形でやるのも良いかもしれませんね。

というわけで今回は2年ぶりに開催となるヤングライオン杯のエントリー選手について各種数値で知りつつ機運を高めたいと思います。

 

海野翔太

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大物との対戦も多い海野 (2019.3.10)

(新日本プロレス公式サイトより引用)

身長:183㎝
体重:93㎏
年齢:22歳
キャリア:2年
試合数:304試合(最多)
シングル数:55試合(最多)
シングル勝利:17勝(30%)

日本人ヤングライオンの中では最も先輩となった海野選手、新日本でのデビューから考えると今回のエントリー選手中では最長キャリアでもあります。
そのおかげもあって単純な試合数もダントツの最多で、シングル数もかなり多い部類になっています。
そのシングルについても若手同士の試合などが多いだけでなく、これまでにも大日本の関本大介棚橋弘至、そしてジョン・モクスリーと超をつけてもいい大物選手との対戦の機会に恵まれているため、試合経験の良も質も恵まれているといっても過言ではないでしょう。
最近でいえば、G1シリーズはそのモクスリー選手のパートナーとして帯同していたこともあり、そこで学んだものを今リーグ戦で発揮できるかが見どころかも知れません。

成田蓮

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全敗に終わったもののBOSJを戦い抜いた成田(写真右)(2019.5.24)

(新日本プロレス公式サイトより引用)

身長:182㎝
体重:83㎏
年齢:21歳(最年少)
キャリア:2年
試合数:210試合
シングル数:49試合
シングル勝利:16勝(32%)

海野選手と同期である成田選手は実は今回最年少のエントリー選手。
それもあってか線の細さはすこし気になるところではありますが、体格の不利をテクニックで補ういくつもの成田スペシャルが見どころでもあります。
また成田選手は前述のとおり前回のヤングライオン杯にも出場していますが今年のBOSJにも参戦し、勝利こそ出来なかったものの見事に完走しており、そういう意味でリーグ戦での戦い方への経験値は一歩リードか。

辻陽太

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若手離れした貫録を持つ男 (2019.8.12)

(新日本プロレス公式サイトより引用)

身長:182㎝
体重:91㎏
年齢:25歳
キャリア:1年
試合数:122試合
シングル数:46試合
シングル勝利:4勝(8%)

若手離れした風格を持つ辻選手は日本人メンバーの中では最年長になっています。
その貫禄とともに大学アメフトで鍛えたフィジカルが強みなのですが実は後述するコナーズ選手もアメフト経験者。
そういう意味で日米のアメフト出身者同士の対決が実は楽しみだったりします、辻選手はクォーターバックだったらしいけどコナーズ選手のポジションはどこなんだろうか。

上村優也

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令和のマッチョドラゴン(仮、写真右) (2019.8.11)
(新日本プロレス公式サイトより引用)

身長:180㎝
体重:82㎏(最軽量)
年齢:24歳
キャリア:1年
試合数:117試合
シングル数:47試合
シングル勝利:4勝(8%)

今になって思えばG1優勝決定戦のオープニングマッチでの大乱闘はこのヤングライオン杯への前振りだったような気もしますが、そこでおいしいところをもって言った感もある上村選手。
実は体重では今大会最軽量なのですが、往年の藤波辰爾をほうふつとさせるようなマッチョボディ(と髪型)が特徴的でもあります。
キャリア的に仕方ない部分はありますが、日本人ヤングライオンの中では一歩遅れている感があるだけにここでいいとこを見せてほしい。

クラーク・コナーズ

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小兵ながらパワフルな攻めを見せるコナーズ (2019.8.12)

(新日本プロレス公式サイトより引用)

身長:173㎝(最低身長)
体重:84㎏
年齢:25歳
キャリア:2年
試合数:90試合
シングル数:36試合
シングル勝率:11勝(30%)

先シリーズにおいてLA DOJOの先兵としてシリーズ帯同したコナーズ選手、身長としては唯一の170㎝台と小兵ではありますがみっちりとついた筋肉のおかげでパワフルな攻めが印象的でもあります。
上述のとおり辻選手とおなじくアメフト出身ですが、それこそ本場(学生)アメフトを経験した選手のフィジカルを見せつけてほしいところです。
そしてコナーズ選手は先日開催されたSUPER J-CUPへも出場しており、そこでの経験値も活かせるか。

カール・フレドリックス

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スラリと長い四肢が特徴のフレドリックス (2019.8.11)

(新日本プロレス公式サイトより引用)

身長:185㎝
体重:100㎏(最重量)
年齢:29歳(最年長)
キャリア:4年(最長)
試合数:99試合
シングル数:41試合
シングル勝率:22勝(53%)

コナーズ選手とともにG1シリーズに帯同したフレドリックス選手ですが、実はLA DOJOに入る前にしばらく米インディで活動をしていた選手。
その際にAPWという団体でタッグ王座と世界インターネット王座、PCWという団体でインターカリフォルニア王座と既にタイトル獲得経験もある選手なんですよね。
それもあってか年齢もキャリアも最長、そういう意味では海野選手とはまた別の経験値の多さを持っている選手でもあります。

アレックス・コグリン

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LA DOJO第3の刺客(写真右) (2018.09.30)
(新日本プロレス公式サイトより引用)

身長:183㎝
体重:93㎏
年齢:25歳
キャリア:0年(最短)
試合数:13試合(最少)
シングル数:6試合
シングル勝率:0勝(0%)

LA DOJO3人目の刺客となったコグリン選手、上述のコナーズ・フレドリックス選手とは違い正真正銘LA DOJOでレスラーキャリアをスタートさせた選手だそう。
そういう試合経験の少なさもあってかG1シリーズには出られなかったみたいですが、今回のヤングライオン杯でようやく日本のファンへ顔見世ができるようです。
体格こそがっちりとしているようですが試合経験の少なさは断トツ、はたして他の選手にどこまで食い込めるか。

マイケル・リチャーズ

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未知なる男、マイケル・リチャーズ(写真右) (2019.6.29)

(新日本プロレス公式サイトより引用)

身長:188㎝(最高)
体重:100㎏(最重量)
年齢:24歳
キャリア:5年
試合数:???
シングル数:???
シングル勝率:???

ついにやってきたファレ道場からの刺客、一応新日本のリングでは先日のオーストラリア大会で他のファレ道場の面々とともにデビューを果たしているようです。
公式サイトの記述にはファレ道場以前からインディで活動をしていたらしいのですがとりあえずcagematchにはデータがなく割と謎に包まれている未知なる強豪かもしれない選手。
しかしファレ道場門下生とあってその体格は今回で最大といっていいもの、果たしてどんなファイトを見せるのか。

 

所感雑感

というわけで通算第12回になるヤングライオン杯のエントリー選手についてでした。
前回はそれこそ日本人ヤングライオンのみでの開催でしたが、その後LA DOJOファレ道場と海外の道場が完成したことで一気に非日本人選手が増えましたね。
コナーズ選手とフレドリックス選手については先シリーズでいくらかは知ることができましたけどコグリン選手、リチャーズ選手については実際初見みたいなところがあるのでちょっと楽しみですね。
と、思っていたらYouTubeでいつぞやのLA DOJO密着ドキュメンタリーの映像がおススメされたのでこれを見て少し勉強しようかな。

www.youtube.com

きょうはこれまで、それでは