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新日本プロレス フィニッシャーランキング2019

つい先日ですがオカダさんがこんなツイートをまさに唐突に投稿していました。

先日行った解析ではTwitterでの投票による2019年の新日本プロレスMVPもベストバウトもオスプレイが獲得しそうな雰囲気なので、それに関連したアンケート?なのかもしれませんけど、オカダさんは案外適当につぶやくからなぁ・・・
と思いつつ私はストーム・ブレイカーを推しました、派手で力強くて好きなのよね。

それはさておき、プロレスの技についてふと考えた時にふと「一番フォールをとった技、フィニッシャーってなんなんだろう?」と思いついたので、今回は2019年の新日本プロレス限定ですがトップフィニッシャーランキングを集計してみたいと思います。

 

集計したもの

そもそも何をもってフィニッシャーとするのか、何をもって順位をつけるのかがランキングには重要なんですが、今回用いたデータは新日本プロレス公式サイトの試合結果ページからWebスクレイピングで集計した全試合のデータ。
例として試合結果ページを見てみると、各試合について「試合形式」「登場選手」「勝利・敗北選手」「試合時間」そして「決まり手」が記載されているのが分かります。
例えば第1試合での決まり手は田口選手が上村選手から「どどん→エビ固め」で勝利していることが分かります。
この場合は”→”前の「どどん」をフィニッシャーとすることにし、その登場回数をカウントし、それが多い順にランキングを作ることにしました。
またこの日の第3試合のようにBUSHI選手がザック選手から「ブシロール」という丸め込みで勝利するときがありますが、この場合は「ブシロール」がフィニッシャーとしてカウントされます。

総合ランキング

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まず単純にそのフィニッシャー名だけでランキングを取てみたものがこちらで、1位となったのはオーソドックスな丸め込み技である横入り式エビ固めで44回となりました。
まぁ比較的多くの選手が使う技なのが1位になった理由ではあると思うんですが、その内24回は矢野選手による使用であるということが分かっています。
同じ理由として、ヤングライオンを中心に使用される逆エビ固めも3位に入選していますね。

選手別フィニッシャーランキング

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上では選手を区別せず技名のみで集計していましたがここでは「どの選手のどの技か」まで判別しての集計を行ってみました。
その結果ダントツの1位となったのはチェーズ・オーエンズ選手のパッケージ・パイルドライバーで40回!
思えばオーエンズ選手は2019年のタッグ戦におけるピンフォールランキング*1でもトップだったので納得の1位、でもそれ以下に名だたるトップ選手が並んでいるのにそれを抑えての1位というのがなんとも凄い・・・
個人的にはデスティーノ、GTRなどの上位は納得というか「結構多いよな?」と思っていたので意外ではないんですが、ジュース選手のパルプ・フリクションが2位にランクインしているのが結構意外だ…

敗北数別ランキング

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で、ふと思ったんです、「これ誰がどの技で負けるパターンが一番多かったんだろう」と。
それで調べてみた結果が上の表ですが、1位のパッケージドライバーは想定内ですが、2019年最もその餌食になってしまったのはトーア・ヘナーレ選手で13回
そういえばTwitterで「パッケージドライバー嫌い!」なんて呟いてたなぁ・・・と思い出したり、そりゃあ1年で一番食らっているんだもの、嫌いにもなるわ。
というかパッケージドライバーはランキングにおいて本間選手、成田選手相手にもランクインしているので本当に本隊相手に猛威を振るっていたんだな・・・本隊キラー、それがチェーズ・オーエンズという男・・・

 

所感雑感

というわけで思い付きの解析でしたが、フィニッシャーランキングでした。
というかまぁほぼチェーズ・オーエンズランキングと化してましたけどそういうこともあるよね。
とはいえ全体ランキングで見ると横入り式エビ固めという丸め込みでの勝利が最も多くなるというのは意外ではありましたが、選手別にみてみるとトップ10に入ることが無くなる辺り、現在の新日本においては「何かしらの技で相手をノックアウトしての押さえ込みで勝利」というのがスタンダードになっているようですね。

きょうはこれまで、それでは