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8.7 新日本プロレス G1 CLIMAX 29 15日目 静岡・浜松 ツイート解析

G1も終盤戦、ダークネスワールドこと静岡大会です。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#g129に投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:30に開始され、試合自体は21:30ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は4,818ツイート、RT総数は3,977RT、呟いたユーザー1,619人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは2,713ツイート、4,161RT、1207人でした。)

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※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

クラシック対クラシック

時刻:19:52
ツイート数:44.0 tweet/min
概要:SANADAがランスをオコーナーブリッジで丸め込み勝利

SANADAがクラシックな技、特に技巧派方面でクラシックな技術をもつレスラーであるというのは定説だとは思うんですが、よく考えればアーチャーもアーチャーで今風でない、クラシックな外国人選手といえなくもないんですよね。
おどろおどろしい風貌にひたすら暴れまわる試合スタイル、そして新必殺技はアイアンクロー。
そういう意味で世代設定?的に噛み合う感があるのも道理なのだ。

160㎏の丸め込みPart2

時刻:20:08
ツイート数:85.0 tweet/min
概要:ファレがまさかの逆さ抑え込みで勝利

事前のインタビューで「藤波対ベイダーのように・・・」と言っていた棚橋が逆に丸め込まれるっていうのは皮肉というか斬新というか。
しかし今G1のファレはされるにしてもするにしてもなんだか丸め込みに縁?があるな、ああいう逆さ抑え込みの切り返しは中々の斬新だったけど。

RESPECT

時刻:20:30
ツイート数:74.0 tweet/min
概要:オスプレイ、KENTAに勝ち握手す

オスプレイにとってKENTAは尊敬すべき先達である、ということは疑いようもないことです。
というのも、本来体重別階級の意識の薄い海外マットでは「ジュニアがヘビーに挑む」という構図も生まれるべくもないのですが、オスプレイは度々それを口にし、「無差別級」ということを強調します。
その主張の下敷きになっているのはレジェンド獣神サンダーライガーの存在もあるんでしょうが、同時に2000年代に一足早く「無差別級」の分野を開拓したともいえるNOAHの丸藤・KENTAの存在もあることでしょう。
この両者は体格的にジュニアのままで団体のヘビー級タイトルを獲得、そしてヘビー級に一歩も引かない活躍をしたという、今現在のオスプレイが歩んでいる道を10年近く前に実践していた人たち。
丸藤についてはオスプレイのムーブにも色濃く影響が見え、ファンであることも公言しており、同じくKENTAにも尊敬の念があることを戦前にも語っていたと思います。
だからこそ全身全霊を賭けて挑み、勝利した際にも(いつぞやオカダさんがした嫌がらせじみた感じでなく)RESPECTの意味合いをこめて握手をした、ように私には見えました。

オマージュなのか、パロディなのか

時刻:20:53
ツイート数:58.0 tweet/min
概要:膝のコンボで飯伏ザックに勝つ

気づけば既に新日本のリング上で幾度も対戦がある両者、勝ったり負けたりしている割に「何となく飯伏が不利」という印象があるのは初顔合わせの時のザックの勝利が強烈だったからゆえですかね。
それらの過去対戦との違いといえば飯伏の膝のレパートリーの増加、ではありますけどなんとなく「中邑っぽい」ことに主眼を置きすぎていて一周回ってそのパロディたる田口監督っポイ感じもしちゃうのがなんともかんとも。
とはいえ単純に試合における攻防での意味合いだけでなく、今なお記憶に残る、むしろ記憶の中で神格化されつつある中邑のご利益をうまく利用している、という意味ではなんだかんだと言いつつ抜け目がない男だな、とも思ったり。

NOT消化試合

時刻:21:29
ツイート数:90.0 tweet/min
概要:オカダ20分越えの熱戦でEVILを下す

G1の終盤戦というのは得てして「消化試合」というものが生じるもの。
この日のメインでいうとセミで飯伏が勝利した時点でEVILの決勝進出の目はなくなりました。
つまり「G1優勝」という目標だけを考えるのならEVILにとってここでオカダに勝つ意味はなく、オカダもここでEVILに勝つ必要性もなくなるわけです。
そういう状況だったがゆえにまさかオカダ対EVILの一戦がここまで白熱したスリリングな一戦に、それこそ星勘定のことなど忘れるほどのものになるとは思わなかったですね。
EVILは思い切りのいい当たりとひらめきでオカダを苦しめ、オカダはそれを受けてもなお鈍らない驚異のスタミナを見せる。
ここまでの何度かの対戦でもスタイル的に相性が良いという気はしてましたけど、そこにプラスして状況はどうであれこの一戦に勝つという姿勢が熱戦を生んだ気がしますね。
奇しくもSANADA戦をまえに「自分たちの世代で盛り上げたい」と語っていたオカダさんだけに、SANADA戦同様この試合にかける思いもあったんですかね。

 

所感雑感

というわけでG1もついにダークネスワールド(静岡)での開催です、いや浜松は結構G1で頻繁に言ってるけど、BOSJでもあったような。
しかしこの段階に来ると試合前にも途中にも試合後にも星勘定が頭をよぎってよくない、不純な視点で試合を見かねない。
それが面白さ・意味合いを加えることもあるんですけど考えものでもあります。

きょうはこれまで、それでは