プロレス統計

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8.3 新日本プロレス G1 CLIMAX 29 13日目 大阪 ツイート解析

さて注目の大阪決戦です、1日目です

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#g129に投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は17:00に開始され、試合自体は20:00ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は6,063ツイート、RT総数は5,264RT、呟いたユーザー1,925人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは2,928ツイート、5,027RT、1,227人でした。)

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G1 CLIMAX公式サイトで行われている勝敗予想の結果はこのようになっており、690票の投票を確認しています。
なんか面白いことにセミ前意向がきれいに偏っている感じ、そしてセミ・メインの引き分け予想の多さよ。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

160㎏の丸め込み

時刻:18:09
ツイート数:58.0 tweet/min
概要:体重160㎏のスクールボーイでファレがKENTAを丸め込み

ふたりの体格なんかを見ていてふと、KENTAがノアで初めてGHCヘビー級をとったのは同じく巨漢の森嶋相手で、その時の決め技はGAME OVERだったなぁ、とか思いだしてました。
そんな記憶をトレースするようにしてKENTAがGAME OVERに入ったはいいものの、そこでセコンドの介入。
先日は行きすぎで反則負けになってしまったのでそこはやりすぎないで、最後はまさかの丸め込み決着。
ファレが丸め込みで負けこそすれ、丸め込みで勝つのは中々レアなものをみた。

鈴木軍対決

時刻:18:25
ツイート数:51.0 tweet/min
概要:ザック、鈴木軍対決を制す

試合前のコメント合戦から対立構造が明らかになっていた両者、パワーと体格が信条のランスとテクニックが信条のザック。
そういうのを見ていればザックがランスをテクニックで翻弄し、ランスがザックをパワーでぶっちぎるのを期待して見るんですけど、というか終盤はまさにそういう展開でしたが、目を見張ったのは序盤。
ランスがグラウンドにこそ付き合わなかったものの腕の取り合いではザックに対応して見せる。
よくWWEに行った選手へのインタビューでいわれることですけど、WWEでは基礎をきっちりやる、だからこそ(試合でそれが全然出ていなくても)何でもできる選手の集まりなのだ、と。
ランスのそういう出自が見えたりして面白かったですね。

王対王

時刻:18:49
ツイート数:87.0 tweet/min
概要:EVILがEVILでオスプレイに勝利、決勝進出に望みを残す

いやまさかこの二人がかみ合うとは、という一戦でした。
もちろんオスプレイのベストバウトマシーンっぷりあってのことという気もしますけど、見ている限りEVILもタイプとしてはオスプレイがベストバウトにしやすいタイプ、一発一発が派手で、切り返しも好むタイプだったおかげもあるのかなぁと。
思えばオスカッターもスプリングボードしてるとはいえ基本的なカッター系の技、EVILは言わずと知れたSTO、それを如何に、どういうタイミングで使っていくのかに注力している両者だけにそもそものタイプが近かったんだろうか。

ケニーも柴田もいない夏

時刻:19:11
ツイート数:62.0 tweet/min
概要:飯伏、棚橋を下す、棚橋は決勝進出の望み絶たれる

正直言うとこの両者の昨年G1決勝での試合は今でも思い出します、と言っても試合内容は全くで、試合前までは飯伏優勝の空気が支配していたのに、棚橋が柴田を同伴して入場してきた瞬間にガラッと空気が変わったあの瞬間を。
ある意味でゾッとする、残酷な瞬間だったとは思います、棚橋が賢かったとも飯伏がうかつだったとも思いますが。
しかしそういう付加要素の無い場面となると、そういう要素を抜きにしてようやく冷静に?試合を見れる場面でもある。
単純に試合でいえば危なげなく飯伏が勝利、とはいえ棚橋の粘りも印象に強く残る。
今シリーズでいうと誰と対戦してもこういう「粘りの棚橋」とならざるを得ないとは思うんですけど、そういうところは現状のコンディションと噛み合った試合スタイルだけに見る側はリアリティを感じる気はしますね。

SANADA、ついに勝つ

時刻:19:52
ツイート数:214.0 tweet/min
概要:シングル7戦目にしてSANADA初めて勝つ、オカダは連勝ストップ

ある意味でこの試合は「SANADAが勝つ、にしてもどう勝つんだ?」という風に見ざる絵を得なかった。
まぁここまで連勝中のオカダ、ここらへんで負けないと今後の試合が消化試合になりかねない、そして同じ大阪ではかつてEVILが土をつけた経緯もある、そして流石にそろそろSANADAが勝つところも見たい・・・
正直言えば、この前のセミが何かが「継承」されたかのようなエモい一戦、セミ前は頭を空っぽにして楽しめる良戦だったとあってかなりハードルも高かったんでは、と思ってはいました。
しかし結果としてはそういうことも忘れてハラハラする試合に、というかこれまでのSANADAの対オカダの歴史と同じく長く苦しい展開で、「まさか引き分けか?!」と思うところまで溜めに溜めたところでのSANADAの激勝、溜めた分だけ爽快感もあるとかそういう。
SANADAとしても、終盤にメキシカンエースクラッシャーという新技を出しこそすれ、基本はしつこいまでのScurll End攻め、そして決まらない見るやのラウンディングボディプレス、という「既存のSANADA」で勝てたというのも小手先でない実力での勝利感がでて良かったかもしれません。

 

所感雑感

というわけで毎年波乱の大阪大会でした、明日もあるけど。
割とメインで神がかっていた村田アナの実況でオカダの心理としてライバル不在の現状を表して「俺を一人にしないでくれ!」と表現してましたけど、試合後のマイクでSANADAからオカダをライバルと呼称したことでようやく、オカダさんの一方的認識でなく、両者がライバルと認め合う関係になれたのかなぁとも思うと感慨深い。
(内藤さんとかケニーとかは…?とも思うけどまぁ結構年上だしな)

きょうはこれまで、それでは