プロレス統計

「プロレスの数字とプロレスする」をテーマにプロレスに関連する数字を調べ、まとめ、考えるブログです。

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8.10 新日本プロレス G1 CLIMAX 29 17日目 東京・武道館 ツイート解析

日本武道館よ、1年ぶりに我々は返ってきた!

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#g129に投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:30に開始され、試合自体は21:00ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は9,777ツイート、RT総数は7,694RT、呟いたユーザー2,814人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは4,795ツイート、7,327RT、1,787人でした。)

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G1 CLIMAX公式サイトで行われている勝敗予想の結果はこちらで、全部で888票の投票を確認。
ちなみにですけどこういう投票で「なんと〇〇は××の△倍の票を獲得!」みたいに書くの嫌いなんですよね。
互角の状態から10%が宗旨替えをするだけで6:4、1.5倍になるわけで、そういう比較が不毛なのだ。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

Everything id DEAD

時刻:19:13
ツイート数:91.0 tweet/min
概要:ランスが電光石火のEBDクローで有終の美

なんだかランスの試合の度に言ってる気がしますけど「まさかランスがこんなにブレイクするとは…」というのはずっとありましたね。
まぁ諸事情はさておき、今回もまさかの場外へのムーンサルとアタックだったり、変形のトペアトミコを見せたり…引き出しがまだまだあるぞ!というわけでなく本当にG1のこのシングル9戦ですべてを出そうとしてたのかなぁとも。
しかし最後のEBDクローは丸め込みというよりも強引な”押さえ込み”技ともいう感じでなかなかに新鮮だった。

”ラージ”パッケージ・ホールド

時刻:19:30
ツイート数:136.0 tweet/min
概要:ファレがまさかのスモール?パッケージホールドでSANADAから勝利

思えばKENTAや棚橋にも丸め込みで勝ってましたけどまさかSANADAにまで・・・しかもそれが「スモール」パッケージホールドとはなんとも洒落が効いている。
これは来年はヨーロピアンクラッチでの勝利に期待かな!()

”KENTA”に勝つ

時刻:19:52
ツイート数:98.0 tweet/min
概要:ザック、KENTAに初勝利

プロレスにおいてよく使う言葉で「相手の土俵に乗る」という言葉があります、意味は大体「相手の特異な試合スタイルに合わせて試合をする」という感じ。
本来は以下に相手を自分の土俵に乗せるか、自分のペースで試合をするかがこと勝利に重要だとは思うんですが、そこは勝利意外にも価値と意味のあるプロレス、相手の良さを引き出したうえで勝つことで「自分が相手よりも上である」ということを示すことにもつながるわけです。
ザックはその特異なスタイルもあってどちらかというと相手が土俵に乗ってくる、相手を土俵に引きずり込むタイプではありましたが、こと今回に限っては関節技地獄も鳴りを潜めて打撃中心の展開、つまりはKENTAの土俵に。
その「本当の理由」なんてものはザックたちの胸の中のみでしょうけど、邪推するのであれば「あのKENTAを超えたい」という思いもあったのかなぁと。
言わずもがなですがこの両者はかつてプロレスリング・ノアに在籍、ともにジュニアだった時期もあり1度対戦があったもののザックは敗北。
その後KENTAは時代の要請もあってかヘビー級のトップへ上り詰める一方でザックはジュニアのシングルも巻けない状態、いわばザックにとってはかつて苦汁をなめた時期を思い起こさせる相手がKENTAだったかもしれません。
もちろんそれ以外にも、当時の紛れもないトップだったKENTAへの尊敬もあったでしょうし、知っているからこそ「あの時のKENTAに勝ちたい!」と思うのは無理もないこと。
そしてけして分厚くない身体ながらKENTAと真っ向から打ち合い、勝利したザックは新日本において新たなステージに進んだのかも。

NEXT GENERATION

時刻:20:16
ツイート数:221.0 tweet/min
概要:オスプレイ、棚橋に勝つ

正直に言えば今回の5公式戦の中で「最も勝ってほしい」一方で「最もありえないだろうな」と思っていた試合がこの試合、もちろん私はオスプレイの勝ちにBET。
棚橋アンチを自称する自分としても、昨年から無差別級に名乗りを上げた26歳のイギリス人レスラーが易々と勝てる相手ではない、それは格的にも。
しかしオスプレイはやってのけた、しかもスピードでもパワーでも勝ったうえで、技術で張り合い、そして会場を大きく扇動するパワーまで見せつけた上で。
ある意味、ベビーフェイス対決と考えてもオスプレイが完勝したといっても過言ではない一戦。
勿論一度負けてしゅん・・・となる棚橋でもなし、それはそのファンもまた許さないからこそ闘いはこれからも続く、上に「棚橋に勝った男」という称号は確実な負荷にもなるわけで。
それでも任せられる、任せられると信じられるだけの実績をオスプレイは積み上げ続けてきたのも事実。
天晴、空王。

Aブロック代表者決定戦

時刻:20:49
ツイート数:275.0 tweet/min
概要:飯伏が3度目(?)の正直でオカダに勝ち、決勝進出

オカダと飯伏の間には奇妙な関係がある。
年齢は5つほど離れており、一般的には別の世代というような扱いを受ける両者ではあるが実はデビュー年は同じの同期である。
そして片やメキシコで、肩やインディ団体DDTでデビューした両者は奇しくも00年代後半に新日本のリングにたどり着き、2010年台前半ににはそのリングで「ニュースター」としての脚光を浴びることになる。
2013年のDDT両国、そして翌年の新日本旗揚げ記念日でのシングルはまさにDDTと新日本の蜜月関係の証とも言え、その象徴でもあったのがこの若きスター二人だった、のは確かでしょう。
こうしてみるとその後5年にわたって対戦がなかったのは歴史の謎としか言いようがないですが、それこそ飯伏にとっては長い長い回り道だったようにも思えます。
そこに意味があったのかなかったのかは飯伏とそのファンにゆだねるとしても、ことオカダと飯伏の関係性は長い長い回り道を経てここに結実。
初めての勝利、奇しくもオカダさんは今G1で「初敗北」をSANADAにも献上してましたが。
何はともあれ新しい時代の始まりでもあるのだろうか。

 

所感雑感

というわけでAブロックは最終公式戦でした。
ご存じのとおり決勝進出がメインの二人に絞られていたのでそれまでの試合は単純に一試合として、そしてその二人の関係性だけに注視して見られた感もあってこれはこれでいいな、とも。
とはいえオカダファン的にはがっくりきました、飯伏勝利にしてももう少し激勝してくれれば・・・というのは決勝を控えている時に望みすぎですかね。
まぁ東京ドームでリベンジ待ってます(まだ飯伏が優勝するとも、オカダさんがそれまで防衛するとも決まってないが)。

きょうはこれまで、それでは