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各種数値で機運を高めるWRESTLE KINGDOM14

これまでは割と「2冠に是か非か」みたいな感じで、オカダファンである私自身、1.4のオカダ対飯伏の一戦自体にどうにも集中できていなかった感があったんですが、つい先日からそのメインビジュアル相当になると思われるボディアート写真が公開され、俄かに自分の中で機運が高まったりしています。

 こうしてみてみると「いや普通にこの両者の一戦でプレミアでは・・・?」ということを思い出してくるという、まぁ今年のG1で一度やっているから新鮮味が薄まっているのがネックだとも思うんですが。

それはさておき、やっぱり見に行く予定のものとしてなにか機運を高めねばな、と自分に言い聞かせつつ、今回はWRESTLE KINGDOM14の出場選手の各種数値についてのまとめです。

【12/16追記】

この記事が公開された翌日となる12/16に両日について第0試合の開催が発表されました。
例年第0だけ後にしてたっけ?と思いつつまぁそんなに大した修正にはならないので修正したデータを各項目で追記する形で示します。

試合時間+興行時間に関しては既にみっちり解析しているので参考にしてください。

 

集計したもの

今回は2020年に予定されているドーム大会だけでなく、2012年から2019年の1月4日新日本東京ドーム大会の出場選手についてCagematchのデータベースからスクレイピングで集計しました、いや実際Cagematchのスクレイピングのおかげでこういうデータ集計が非常に楽になったのだ。
ちなみにCagematchではダークマッチなどの判別をせず、第0試合~メインまで全試合を集計・解析しています。
一方でまだ行われていない2020年のドーム大会については、Cagematch上にデータがないので現在決定しているカードを観つつ、手動でいろいろ調べて集計しました。

出場選手数

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まず初めに出場人数の各年の推移を棒グラフで示したもので、2020年は1日目が36人、2日目が19人、両日合わせて43人の選手が参加することになりました。
これまでのドーム大会と比較すると、確実で見てみると両日ともに参加選手が少なく、2日目に至っては例年の2~3分の1とかなり少数精鋭となっていることが分かります。
延べ人数としては例年のドーム1日開催の場合とほぼ変わりがないのは意外でもあります、二日に増えたことを考えると倍に増えてもおかしくないわけですし。
もちろん新日本プロレスの一興行である以上出せる選手もいれば、(ダークマッチも含めて)出さないといけない選手もいるわけで、出さないといけない選手数+ゲストの人数がおおよそこれぐらいの規模ということかもしれません。
倍にならなかったのはやっぱり人数を増やす(=ゲスト枠を増やす)ことは無意味にコスト高騰につながるから避けたんですかね。

【追記部分】

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前述のとおり、1日目は8人タッグマッチとタッグマッチ、2日目はNEVER6人タッグ王座のガントレットマッチが追加されたことでそれぞれ12人、15人が追加された形になりました。
この追加について、第0試合の追加分を薄い緑・オレンジで示したものが上の棒グラフで、全体の人数については追加好みを表記しています。
その下の表では追加後の総出場選手数に加えて第0試合を除いた本戦出場選手数も()内に表記しています。

1日目に関しては3割増、2日目に至っては8割増とあってかなり人数が増えた感がありますが、これで一応両日ともに参戦選手数は例年のドーム大会と同規模になったとも言えます(それでも2日目は過去最少となっていますが)。
両日合わせた参戦選手数は56名と2018年に並ぶ数値になっています。

平均年齢

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続いては各年の参戦選手に関する平均年齢の推移について。
2020年は1日目は38.49歳2日目は36.21歳、両日合わせての平均年齢は37.93歳となっています。
推移でみてみると1日目は歴代でもかなり高い部類に入る一方で2日目は歴代でもかなり低い部類に入り、2日目がかなり若手が中心になっていることが見て取れます。
それでも最年少になってるのは2012年の35.77歳な辺り、どれだけフレッシュだったのか。
両日を比べてみると2日目は2歳近く平均年齢が若返っているあたり、より若手が注目されるのが2日目のようです。
特に2日目は昨年、一昨年よりも平均年齢が低いのでよりフレッシュなドーム大会になる模様です。

ちなみに、対戦カードを見て「これ両日ともに第1試合が平均年齢かなり上げてるよなぁ・・・」と思って第1試合を除く平均年齢をちょっと調べてみたら、1日目は35.32歳、2日目は35.00歳で大きく例年を下回る結果になっていますね。
まぁ例年もランボーとかでレジェンドは出ていたんで2020年だけ除くのもどうかと思うんですが一応の参考に。

【追記部分】

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ここではドーム各日に関して全体の平均値を四角いマークで、第0試合を除いた平均数値を小さい●マークで示しています。
第0試合の追加によって全体及び1日目の平均年齢が下がったのは1日目にヤングライオンを中心とした8人タッグが追加されたためでしょう。
全体としては0.3歳、1日目は0.1歳程度減少をしています。
一方で2日目は逆に0.5歳の平均年齢増加をしており、これはNEVERガントレットでベテラン中堅の起用が増えたためか。

平均キャリア

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同様にキャリアも調べてみたのが上のグラフ。
年齢と同じく1日目が高め、2日目が低めになっていますが1日目が17.14年2日目が15.58年となり、全体では16.67年になっています。
平均年齢では二日目は昨年・一昨年を下回っていたもののキャリアでは2日目でも昨年・一昨年を上回っており、それを踏まえるとより若い一方でキャリアの長い選手が多いということですかね。

ちなみに、ここでも第一試合を除くと平均キャリアはそれぞれ13.57年/14.4年となり、第1試合がかなり数値を上げていることが分かります。

【追記部分】

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続いてのキャリアも平均年齢と同様に書いていますが、平均年齢と違いキャリアではいずれも平均数値を下げる結果になりました。

 

所感雑感

というわけでいつもの解析でした。
今回に関してはもうちょっと何かに注目を絞ってやりたい気もしたんですけど、ちょっと散漫になってしまった感がありますので反省ですね。
いやでもCagematchのデータがあるおかげで手動で集計しなくてもさっと歴代のデータが出せるようになったのは凄い進歩なんですよ?まぁそれは私にしか実感できない部分なんですけど。
なのでまた後日何か思いつくことがあれば追い解析したいところです、アイデアも募集中です。

きょうはこれまで、それでは