プロレス統計

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各種数値で見る国内主要タイトル

先日新日本プロレスのIWGPヘビー級についてまとめたんですが、その直後にふと「これCagematchのデータをまとめたほうが汎用性高いんでは?」と気づきました。
ということで前回からそう日は空いていませんが国内主要団体の主要タイトルについて集計してみたので報告です。

参考:各種数値で見るIWGPヘビー級歴代王者 - プロレス統計

 

集計したもの

Cagematchにはいろんな情報が載っているわけですけど各団体のタイトル・王座についても同様に各王者、防衛戦などについて載っています。
Cagematchにおける集計についてはこれまで何度も行ってきたのでそれに倣ってやっていますが、今回集計したのは国内主要団体の主要タイトルとしてIWGPヘビー級(新日本プロレス)、三冠ヘビー級(全日本プロレス)、KO-D無差別級(DDT)、GHCヘビー級(ノア)、ドリームゲート王座(ドラゴンゲート)、ストロングヘビー級(大日本)の6タイトル。
大日本についてはデスマッチヘビー級について調べても良かったなと思ったんですけど如何せん忘れてましたね・・・集計はまた後日しますので何かの機会に記事にします。

各タイトル集計値

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まずはじめに各タイトルについてその設立日(start)、現在の王者(current)と代数(Gen)、そしてこれまでに王者になった人数(num)をまとめたもの、順番は設立が古い順です。
最も歴史が古いのはIWGPヘビー級*1で33年の歴史がある形ですね。
一方で最も代数が進んでいるのがKO-D無差別級で現在が73代王者、2000年設立と比較的最近の設立なのにかかわらずこれだけ代が進んでいるのはその変化が激しかったってことですかね。
KO-D無差別級はこれまで王者になった人数もダントツで多い36人となっており、これをみても新陳代謝が良いともバラエティに富んだともいえるようですね。

各王座年齢関連まとめ

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各王座について平均年齢(mean)、最年少王者(min)、最年長王者(max)(いずれも戴冠時)についてまとめてみたのがこちら。
平均年齢がもっとも低かったのは平均32.9歳でドリームゲート王座、僅差でストロングヘビー(平均33.0歳)やKO-D無差別級(平均33.16歳)が並んでいるあたり、ドラゲー・DDT・大日本といった所謂インディ団体は比較的王者が若い傾向にあるかもしれません。
最年少王者を見ると最も年齢が低かったのは第57代KO-D無差別級王者時代の竹下幸之介選手で21歳!下手すると諸団体の平均デビュー年齢に近い値な気がする当たりやべぇって感じしますね。
そして最年少王者で最も年齢が高かったのは三冠ヘビー級で第55代王者の宮原健斗選手、三冠ヘビー級は平均年齢も37.4歳と高めなので王者全体の年齢が高めという傾向はあるようですね。
続いて最年長王座を見てみると天龍源一郎元選手が第29代三冠ヘビー級王者時代に52歳でトップ、2位も同選手の第25代IWGPヘビー級王者時代に49歳でトップという、嫌本当にレジェンドやなこの人・・・
こうしてみるといずれも40代後半でも王者になっている選手がいる中で、50代はそれこそ三冠ヘビーの天龍さんしかいない一方でストロングヘビーは最年長で42歳(第15代王者佐藤耕平)とかなり若かったりするのは驚きだったりしますね(ストロングヘビー自体がかなり若い王座というのもあるんでしょうけど)

連続防衛回数

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ここ以降は各王者の記録について、タイトル問わず上位10王者を紹介しますが、最初は連続防衛記録(defence)。
今回集計した6タイトルのなかで最多の連続防衛記録を持っているのは第14代ドリームゲート王者のCIMA選手でなんと15回連続防衛
ドリームゲートは防衛に成功するたびにベルトにカギをつけていく仕様なんですけど当時はものすごい数のカギがベルトからぶら下がっていたっていうのを覚えていますね。
こうしてみると各王座において10回防衛の王者は存在している辺り、「10回防衛」というのは一つの節目というか目標だったりするんですかね。

連続保持期間

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続いては連続保持期間(duration)。
最も長かったのは第6代GHCヘビー級王者小橋建太選手735日間、所謂”絶対王者”と呼ばれていた期間ですが丸2年間となるとそういう称号がつくのも道理なんですかね。
保持期間が700日を超えたのは次点のオカダ選手(第65代IWGPヘビー級王者、720日)、3位の三沢選手(第10代三冠ヘビー級王者、705日)の3名のみでした。

戴冠回数

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ここ以降は各王座・における各選手の総合記録についてまとめますが、ここでは初めに同王座の戴冠回数(times)についてのまとめ。
最も多くなったのはKO-D無差別級王座におけるHARASHIMA選手でなんと10回戴冠。
戴冠回数に関してはどれだけ長く同団体で活躍しているのかの指標ではあると思うんですけど、それこそ黎明期からついこの間までDDTの中心選手でいるHARASHIMA選手であれば納得の記録ですかね。
ちなみに参考として、割と戴冠回数を重要視する本場たるWWEの記録を見てみるとジョン・シナがWWE王座を13回戴冠していてトップなんですが、「世界王座」と名がつくものとなるとリック・フレアーが16回戴冠したとかいう記録がありますね*2

総保持期間

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最後に同王座の合計保持期間(Total_duration)について。
最も長かったのは三冠王座における三沢光晴選手で1799日間保持していたようです。
割と惜しい感じなのは次点のIWGPヘビー級におけるオカダ選手が1790日間でわずか9日差だったという、共に戴冠回数が5回というのも何となく共通性を感じる。

 

所感雑感

というわけで簡単にですが主要タイトルについてまとめでした。
果たしてこれをどう用いるのかはまた今度として、まぁ報告までに。
まぁこちらを用いると年齢とかの情報も併せられるのでいろいろできそうではあるんですけどね。

きょうはこれまで、それでは

*1:三冠の元になったベルトを考えると三冠なんでしょうけど、三冠は三冠統一が設立日としてます

*2:参考:World championships in WWE - Wikipedia