プロレス統計

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各種数値で見る週刊プロレスプロレスラー選手名鑑2020

年末のプロレスといえば各種タッグリーグに各種大賞モノ、そして週刊プロレスのプロレスラー選手名鑑の発行の季節でもあります。
って書き出しは実は去年も同じタイミングでやってるんですけど、今年もプロレスラー選手名鑑2020の書影が公開されましたね。

というわけで昨年と同様にいくつかの数値についてまとめてみたいと思います。
しかしながら如何せん女子選手に造詣が深くないので、女子選手に関してはちょっと深くは調べないことにします、代わりにだれかやって。

昨年のまとめ

www.pwanalysis.com

 

掲載選手数

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上図は週刊プロレスのプロレスラー名鑑に掲載された選手数(W_pro Directory#、青色)Cagematchで調べた(前年に)日本国内で試合をした総選手数(In-Ring#、オレンジ)の推移になっています。
各実数は棒グラフの上部に示し、中ほどには試合をした選手数に対するプロレスラー名鑑の掲載数の割合、言ってみれば「プロレスラー名鑑が試合をした選手数の内どの程度を網羅しているのか」の数値も示しています。

まず週プロの選手名鑑の掲載選手数ですが2013年版からのデータを見てみると2017年以降一気に人数がふえたようで昨年の2019年版選手名鑑には初の1000人越えの掲載選手となったのが話題にもなりましたね。
そして今年の掲載選手数なんですけど本誌にも週プロの公式アカウントにも記載がなかったんで自分で数えたんですけど、
選手の掲載ページは70ページ、1ページ辺り16人分の掲載があり、掲載団体が56団体でその数だけ掲載スペースが減っているはずなので、おそらく2020年版の掲載人数は昨年と同じくは1062人だと思われます。

選手数自体は近年多少増加傾向にあるとも言えますけど、ほぼ1000人前後で一定になっている一方で、
掲載数は2016年までは選手数に対して50%程度の掲載だったので、それこそ「掲載されるのが一つのステータス」みたいな部分もあったんですかね。
それ以降一気に掲載数が増えて、昨年からは選手数を網羅どころか上回る掲載者数というなんだかよくわからない事態になってます。
勿論Cagematchにすべての試合が乗っているわけでないということもありますし、週プロの名鑑ではその年試合をしていなかった選手も載っているでしょうし、そういう齟齬によるものだとは思いますが、
とはいえ数値的には、現在のプロレスラー選手名鑑は日本国内+αのほぼ全選手を網羅する、文字通りの名鑑として機能しているかもしれません。

団体別男子選手表紙登場数

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続いて、一応顔で判別ができる男子団体選手から各年・各団体選手の表紙の登場選手数の推移を書いたのがこちら。
ここ数年多い多いといわれてきた新日本プロレスの選手は2013年版以降で最多となる9名が表紙に登場したことになりますね。
オカダや内藤、飯伏といったいつもの面々(と言っても去年は内藤さんのってな勝ってk度)に加えてオスプレイにライガー、鷹木と新しい面々が加わったという感じですね。
そのあおりを食う形でDDTは竹下1人に(昨年は3人)、DGもBen-K1人(昨年は3人)、と減少していますね。

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また別の視点として、各年の女子選手と外国人選手数を見てみると、女子選手は年々増加し今年はここ数年で最多の7名となっています。
一方で外国人選手はここ数年は2人はいるんですが今年は新日本のジェイとオスプレイのみという形になりました。

 

所感雑感

というわけでプロレスラー選手名鑑について各種数値でした。
昨年までは表紙のメンツをみてああだこうだ言ってた気がするんですけど、既にその掲載選手数も日本で試合をした選手数にほぼ匹敵する規模になってたということが判明したのは面白い結果でしたね。
勿論Cagematchの方はもっとマイナーな選手も掲載していて、名鑑のほうは今年試合をしてないレジェンドも掲載している場合もあるので厳密に全員載ってるってわけではないんでしょうけど、まぁ規模としては同程度ということで。

まぁこうしてネタにもしたので私も名鑑は勝ってきました、みんなも選手名鑑を買おうな、サインをもらう人は全身~の方を使うとも聞くけども

プロレスラー選手名鑑2020 (週刊プロレス2019年12月15日号増刊)

プロレスラー選手名鑑2020 (週刊プロレス2019年12月15日号増刊)

 

きょうはこれまで、それでは