プロレス統計

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G1 CLIMAX 29 各ツイッター予想初動調査

遂に今年もこの時期がやってまいりました。
下記のように新日本プロレスのG1 CLIMAX 29公式サイトにおいて各大会における勝敗予想と優勝決定戦のカード予想が始まりました。

このTwitterでの予想がいつから始まったのかはちょっと覚えていないんですが、たしか3年前の2017年が最初でその時にPythonをつかって結果を集計し始めたのが今の続く弊ブログのツイート解析の始まりだったりします。
そういう意味で毎年自分にとっての原点に返るタイミングなので、初心に帰って今回も集計していこうと思います。

とはいえパット見る感じ昨年とほぼ同じような仕組みで集計ができそうだったのでさっくり集計用プログラムはできたんですけどね。
ということで今年もその初動を集計しましたので報告です。

昨年の初動調査:

www.pwanalysis.com

 

集計手法

上述のとおりおおよその仕組みは昨年と同じなので簡単に集計手法を説明します。
昨年に引き続き、決勝カード予想のツイートには#G129K、勝敗予想のツイートには#G129Sというタグがそれぞれついており、これをTwitterAPIで検索することで公式サイト経由で投稿された各予想ツイートを取得することができます。

上は参考として私の決勝カード予想のツイートですが、このツイートには#G129Kに加えて「各ブロックでどの選手を選んだのか?」を示す#G10812_(Aの番号)(Bの番号)というタグが併記されています。
上のツイートでいうとAブロック代表をオカダ(3番)、Bブロック代表を内藤(7番)と選んでいつので#G10812_0307というタグが付いています。

昨年の場合は投票サイトの上から順番に01~10の番号が振られていたのですが、今年の場合は投票前でも現在の得票数順に並べられる仕様になっているので面倒くさい、というか投票前に変なバイアスがかかりそうな仕様ですね。
私が調べた感じAブロックは順番に棚橋、飯伏、オカダ、オスプレイ、EVIL、SANADA、ファレ、ZSJ、ランス、KENTA
Bブロックはジュース、石井、矢野、後藤、コブ、MOX、内藤、鷹木、ジェイ、タイチの順番になっているようでした。

続いて勝敗予想については昨年と同じで、#G129Sに加えて各試合の勝敗を示す#G1(大会日付)_(各試合勝敗)という形のタグが付いています。
この際各試合勝敗を示す5桁の数字は、左から順に添付画像でいう上の試合から左側の選手が勝つ場合1、右側の選手が勝つ場合2、引き分けの場合0の数字が割り当てられています。
そのため、上記のツイートでは7/6ダラス大会の5公式戦の商社を勝者を左左右右左と予想しているため#G10706_11221というタグになっています。

よって#G129Kもしくは#G129Sを用いてツイートを取得しつつ、同ツイートにある上述の形状のハッシュタグを集計することでツイッター予想の集計を行いました。

集計結果

それではここから現段階での集計結果の紹介をします。
とはいえ集計したのは7.2及び7.3の二日間のみの初動ですが。

決勝カード予想

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決勝カード予想については現段階で970件の予想が集計できました。
上の票ではその内投票数が多いトップ10の対戦カードを表記しています。
1位となったのは飯伏対ジェイの対戦で、2位の飯伏対内藤にダブルスコアをつける263票獲得しています。
思えば昨年も1位のオカダ対飯伏は2位のオカダ対内藤にダブルスコアをつけていましたね。
昨日新日本プロレス公式サイトで公開された有識者による決勝カード予想でも元井さん、村田アナの両名が同カードを予想していましたね。

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つづいてAブロックの選手に限定して得票数を調べてみるとこのように、これと同様の結果は今公式サイトでも表示されているやつですね。
上記の決勝カードの上位を見ても上位5つのうち3つを飯伏が抑えており、数値的にも2位のSANADAをトリプルスコアで引き離す圧倒的支持。
飯伏に関しては昨年のBブロック内順位も1位であり、昨年に引き続き支持の高さがうかがえますね。

他の上位に関して昨年との比較をすると昨年は飯伏、内藤、ケニーに次ぐBブロック内4位に甘んじたSANADAが今年は飯伏に次ぐ位置についており、ある意味躍進といえるでしょうね。
SANADAは先日発表されたNumberプロレス総選挙でも上位に食い込んでおり、今年1年でファンの間での評価が急上昇したのが見えます。
昨年はAブロックの断トツ1位だったものの今回は3位に甘んじる形になったオカダですが、やはり現IWGP王者とあって優勝予想には上がりにくいデバフがある感じですね(昨年は直前に陥落、対して現役王者だったケニーはBブロック3位に甘んじていた)

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続いてBブロックは以外?にもかなりの接戦になっていて1位内藤と2位ジェイのポイント差はわずかに22ポイント。
実は初日の結果だけだとわずかにジェイが上回っていたので、AブロックのSANADAと同じくジェイも期待感を大きく上げた一人でしょう。
決勝カードでいうとジェイは飯伏対ジェイがかなりの投票数を占めていたのに対し、
内藤はトップ10の内実に6つのカードでランクインをしており、ある意味「誰と当たっても良い」という万能性を見せているという感じ。

その他上位でいうと初物となるジョン・モクスリーが結構食い込んでいるあたり注目度の高さを感じます。
また意外にも順位が高かったのが3位の後藤さん、実は昨年はBブロックで下から3番目だったのが信じられないぐらいです。
この躍進はやはりLA DOJO代表と化したパワーだろうか・・・

7.6勝敗予想

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現在投票を受け付けているのは7.6のみですが、現在2115票の投票が確認されています。
単純な獲得票数による集計結果は上の図のとおりになっています。
拮抗状態にあるのはオスプレイ対ランス、そして飯伏対KENTAの2カードで対KENTAは引き分けも結構多いのがこの予想の難しさを示していますね。
特異なのはメインイベントとなるオカダ対棚橋ですかね。
これまでG1における対戦はいずれも30分引き分けになっているため、全体の10%近い230票の引き分け票があるんですが、それでも勝敗予想としては大きくオカダ側に傾いている形。

 

所感雑感

というわけでほぼ1年ぶりの初動調査でした。
やってることはほぼ全く同じなんですが、1年の時を経て(多分)アップした(と思いたい)スキルを駆使してプログラムもほぼ新造なんですよね、そのおかげで多少は使いやすくなってる・・・と信じたい。
まぁいずれにしてもこうして新しい集計対象とそれを集計するプログラムを作ってる時が一番楽しいまであるんでなんとも楽しい季節ですよ。
まぁ今後もこの結果を用いていろいろ集計していきたいとは思います。

きょうはこれまで、それでは