プロレス統計

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G1 CLIMAX 30初戦を終えてのTwitter決勝カード予想変化

ついに始まった新日本プロレスG1CLIMAX30。
毎年恒例であるからこそ「今年も開催に至った」ことへの感謝が実況席からも漏れ出る開幕戦でした。
まぁこういう「開催してくれてありがとう!」という気持ちは開幕戦ぐらいで今後はやっぱりどんな試合が行われるか、そして誰が優勝するのか?ということに注目が行くと思います。

こと優勝者の予想に関しては各人色々やっているとは思いますが、ファン全体の予想の潮流を窺う意味で大いに役立つのが今年も開催しているG1CLIMAX30決勝カード予想。
昨年もこの推移を見ていたんですが、大勢こそ投票開始時の投票でおおよそ決まるものの、その後の展開に応じて各選手への投票割合は大きく変動することが見て取れました(参考:G1 CLIMAX 29 Twitter決勝カード予想:最終結果編 - プロレス統計)。

逆に言えばこれを見ることで各試合結果をどうファンが受け取り、意識を変化させたのか?を窺う指標にもなり得るということです。
そういうことで今秋はこの決勝カード予想を定期観察しつつ、G1CLIMAX30の動向を窺っていきたいと思います。
今回はその第1回として実際開幕してからの意識変化に注目です。

 

投票数推移

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まず初めに投票が開始された9.17から昨日9.22までの投票数の推移はこちら。
初日に600票投票されその後は減衰していく、この推移は昨年の決勝カード予想と同様の推移を示していますね。
冒頭でも述べた様に基本的に予想開始日が最多票数になりそれで大勢が決まる傾向は、実際にこの6日間で順位が変動するようなことは起きていません。
昨年の動向を見るに起きるとしても中盤以降でしょうね。

しかし各日の投票の内訳を見ていくとどの選手に何%投票されたのか?というのはそもそものバラツキを超えた推移が伺えたりします。
ということで以下では決勝カード予想をA,Bブロックに分割し、各ブロックでどの選手の決勝進出が予想されたのか?を各日で見ていきます。

Aブロック

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Aブロックは19日に初戦が行われています(試合結果)
この日を境に大きく変化を見せたのは総票数でもトップ3に入り、なおかつ開幕戦でメインを飾ったオカダ飯伏の両名。
特に飯伏は19日を境に大きく得票割合を伸ばし、10%→20%程度まで割合を伸ばしています。
開幕前はオカダ・ジェイの両名に票が集まっている印象だったのがその中に飯伏も入り込んできた形。
元々は「前年度覇者は連覇はあまり前例がない」ということもあって票が伸び悩んでいた感もありますが、初日のオカダ撃破をもって「連覇あるんでは?」という考えが生まれた模様。

対してメインで敗れたオカダに関しては翌20日にこそ大きく割合を下げた一方でその後持ち直す形で、初戦敗北を不安視されるもののまだ1/9しか終わっていないこと、あとは「優勝者は初戦敗北しがち」というようなジンクスもあってまだ決勝進出予想としてはカタい状態なのかなと。

Bブロック

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Bブロックは20日に初戦が行われました(試合結果)。
Bブロックに関してはAブロックほど大きな変化は起きていませんが割合面で多少の変化を見せたのが独走中のSANADAとそれを追走する内藤。
20日は比較的早い時間の開催だったので当日中に既に変化が表れていますが、20日からSANADAが割合減少、内藤が割合増加していますね。
SANADAは言わずもがな矢野にリングアウト負け、内藤はメインでここ数年で一番のコンディションな気もする棚橋に勝利と明暗分かれた感じ。
それによってSANADAよりもやっぱり内藤、的に意見の推移があったかと思われます。

決勝カード予想トップ5

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最後に総票数上位5件に関する推移を示したものがこちら。
まぁあまり大きな変化はないんですが徐々に飯伏SANADA(赤色)が得票割合を伸ばしつつあるのがうかがえると思います。

所感雑感

というわけで簡単にですが、決勝進出予想の変化についてでした。
物事が変わるのは一瞬だ、と某4484選手もおっしゃってますが、こういったファンの風潮もそれこそ一瞬、もっと言えば一戦で大きく変わり得るところではあります。
そういう意味では1戦ごとに推移を…とも思うんですが、まぁ公式戦がない日にちょっと調べてみる感じで見ていきたいところです。

きょうはこれまで、それでは