プロレス統計

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6.12 新日本プロレス Dominion 大阪城ホール大会 ツイート解析

 ついに再開した有観客でのビッグマッチ、ここから新たな新日本プロレスが始まるようです。

f:id:Rodyonsw:20200712194932p:plain(新日本プロレスワールド公式ツイッターより引用)

集計結果

f:id:Rodyonsw:20200712214953p:plain

大会中、専用ハッシュタグの#njdominionに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は15:00に開始され、試合自体は18:30ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は24,787ツイート、RT総数は10,124RT、呟いたユーザー3824人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは12,247ツイート、16,241RT、3418人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

完全燃SHO

時刻:16:48
ツイート数:303.0 tweet/min
概要:NEVER戦、鷹木がSHOを跳ね返す

思えば1か月も置かないでの対戦となった両者、いくらその反響が凄いいい試合だったとしても大きな変化はないだろうな、とは思っていたんですけど、そういう状況でも変えることができるのは戦いに挑む心持と戦略の面。
試合を見ていて目を見張ったのは終盤に担がれたSHOがそのままスリーパーに入るシーンで、そこからの絡みつくような関節技の連続。
解説でしつこいほど行っていましたけど今回のシチュエーションでSHOは挑戦者、ゆえに何が何でも勝つという気持ちを行動で魅せなければならない。
それがまさに終盤の関節技に見えたような感じしますね、だからこそそれまで歓声も抑えていた会場で思わず「うおおっ!」という声が漏れ、鷹木もフィニッシュのラストオブドラゴンの形を崩すほどの疲労困憊を見せた。
即座の”もういっちょ”はないでしょうけどまたいつか見てぇな。

タッグ戦線の新しい景色

時刻:17:25
ツイート数:308.0 tweet/min
概要:タイチザック、IWGPタッグ初戴冠

実際のところコロナ禍により最も大きい影響を受けたのはヘビーのタッグ戦線だと思ったりします。
それというのもここ数年(どころか10年近く)外国人チームが覇権を争っていたベルトで、何とか有観客興行まで辿りついたものの外国人選手の招へいはしばらくは難しそう。
そういうのもあって今後は今回の試合のような日本人タッグ同士の対戦が増えるかも、と思ったんですが、現状だとやはりシングルにも絡んでいる選手があるまると注目度は高いよなぁとおもったり。
それに加えてある意味タッグでの活動がそこまでなかった選手によるタッグが増えることで、同タイプ同士のタッグよりも異なるタイプ同士が組み合わさったタッグが増える感じも。
今回勝利したタイチ・ザックもまさにそれなんですけど、何度か組んでいるうちにチームワークが良くなった感じもしますね。
印象としてはタイチが後ろに控えた主砲で、ザックが縦横無尽に動きまくって極めまくるという感じですが、そういう方向性でのチームワークがようやくこなれてきたってことなんですかね。
つまり「ようやく面白みが出てきた」タッグなだけに今後どんな相手とやるのかは気になるところです。

闇に打ち勝った闇の王

時刻:17:38
ツイート数:459.0 tweet/min
概要:EVILの隈が消える

E,EVILの隈がッ!ついに寝不足という闇に打ち勝ったのか?
という冗談はさておき、まさかとは思ってましたけど入場テーマもコスチュームも中0日で変えて来るとは・・・
見た目はそれこそまだ微調整というか変化ですけど、入場曲がなんかカッコよい感じになっていたのが驚き。
まぁEVILの入場テーマを最初に聞いたときは「も、もっとちゃんとしたテーマ作ってあげなよ・・・?」となったので5年掛けでようやくちゃんとしたテーマがもらえたとも?

ミラノ先生は泣いていい

時刻:17:52
ツイート数:454.0 tweet/min
概要:ミラノさん、EVILに決別をする

先日の中継終了時にも今にも泣きそうな顔を見せていたミラノ先生に対してのこの仕打ち、まさしくEVILである・・・

ダークネス†既成事実

時刻:18:26
ツイート数:570.0 tweet/min
概要:闇の二冠王誕生、ディック東郷登場

最初に浮かんだ言葉がこうなんですよね。
上述したように海外選手が多数来日できない状況ではベルトを争うような主戦力が足りないわけで、そのもう一枚のコマを急速に仕立てる必要がある。
それを仕立てる上での最短ルートがNJC優勝からのIWGP獲得、そしてオカダと内藤の二タテという称号だったのかな、と。
もちろんこの両者とEVILの間には差が存在するのも確かで、それを埋めるためのBC勢の総力介入+まさかのディック東郷登場だったという。
もちろんこうして勝つことですぐさまその差が埋まるわけではないんですが、「なにがなんでも」の手段を使うことで「二タテをした」「IWGPを獲得した」という既成事実を得たことは後に意味が絶対にあるはずなので。
それが何に繋がるのかは、今後のお楽しみではありますが。

 

所感雑感

というわけで大阪城ホールでした。
まぁなんというかまさかこうなるとは…という感じもしたんですがメイン後に出てきたヒロムとEVILのやり取りを見て、何となく感じる部分があったり。
何はともあれ先のNJCで大きく存在感を増したヒロムと同期であるEVIL、という次世代の生え抜き同士でのIWGP戦の実現は、このコロナ禍の中でも時代が進もうとしていることの表れと言う気もして、
何となく閉塞感があったところに新しい流れを感じられてよいなぁと思ったりもします。
まぁ普通に良い試合も見てぇよな?とも思いますが、それはそれでやってくれるでしょう。

きょうはこれまで、それでは