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1.5 新日本プロレス WRESTLE KINGDOM14 フィールドワーク報告

つい先日投稿したように今回から現地観戦した際にはいくつか写真も撮り、それをもって興行に関する報告、フィールドワーク報告という名の観戦記を始めました。
その第1弾は先日開催された新日本プロレス東京ドーム大会二連戦、今回は二日目1.5に関するフィールドワーク(観戦)です。
とはいえ正直1日目の時点でダイブ疲れ切っている感じもあったので会場写真とかが少なめなあたりで察してください。

前回がこちら

 

入場前 はじめてのオフ会(?)

この日は11時ごろ、会場のはるか前に少しイベントがありまして、それはTOPE-SUICIDAブログのコバさん*1と飯を食うというミニオフ会じみた行動。
実際これまであったことがない、ネット上の知り合いと合って飯を食う、というのは初めての事だったので内心ドキドキで買って行ったお土産を渡しそびれるくらいだった(この日の帰りに改めて渡したけど)んですけど、普通に人当たりの良い人で良かった・・・
まぁオフ会もそうですがそもそもプロレスファン、そしてブログやっている人とこうしてじっくり話す機会もなかったんですが、共通の話題ががっつりあると話が弾むこと弾むこと。
お互いにブログを始めた理由だとか、新日本に限らず最近のプロレス界隈の話とか、人見知りの私にしてはえらい饒舌だったのはコバさんのおかげでしょう。
ちなみにランチをしたのは後楽園駅から歩いて数分のところにあるハンバーガー屋、ファイヤーハウスさん。
高級バーガーってやつですけど皆さんも後楽園近辺での観戦の時は是非。

tabelog.com

食事後、一緒にドーム前まで移動すると知り合いだというYouTuberのパハロンさん*2と合流。
こちらが「噂はかねがね・・・」という風に挨拶をしていたらパハロンさんは「ロージャさん…あぁ猫のアイコンの?」という反応をされて、「そ、そっちかーい!」となった奴。
その時は「果たしておおよその期待通りに内藤が勝つか」とか「AEWの関係はどうなるのか」とかそういう話をした気が。
なにやらその後の様子を窺うと色々キレ散らかすことになったようで、LIJファン及び内藤さんは大変だなぁ‥‥となってます。

で、その後はパハロンさんと何故か握手をして別れ、先日にも行った闘魂SHOPの方へ。
とはいえこの際のお目当てはグッズではなく入場待機列の人へのファンサを行っていたメイ社長
トペブロ読んでいる人は何となくわかると思うんですけどコバさんかなりメイ社長のことが好きである、それはもう先日出た著書も「セミナーで買ってその時にサインをもらう」という予定を立てていたり、この日もメイ社長サインのTシャツで参戦しているぐらいにファン。
それでいてこれまで何度もあっているのもあってか列で見かけたときに声を掛けたら「あっお久しぶりです!」みたいな反応、と、友達じゃんッッ!と驚いたものです。
下の写真は別れ際に取ってもらった写真、一応顔は各自のアイコンで隠しておきましたけど、何というかシュールだ。

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新日本メイ社長、TOPE-SUICIDAブログのコバさん、そして私

その後、一しきり話し終わり、開場時間にもなったのでコバさんと別れ、それぞれの入場口へ。
まとめてみるとなんか案外短く収まっちゃった感ありますけどとても楽しかったですわ。

入場

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座席からの眺め、1日目よりも正面よりでかなり良い

で、二日連続での東京ドーム入場。
1日目とは同タイミングで前売り券を購入したんですが、上の画像を見てわかるように方角としてはより正面側にズレた場所になりました。
前日は如何せんファールポストとクレーンカメラに苦しめられた1日でしたがこの角度は目の前の通路を通る人さえ注意すればかなり写真も撮りやすい位置でしたね。
とはいえ距離的には1日目とそんなに変わらないんでは?という気はしたり、まぁどっちもスタンドだから仕方ないね

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2階スタンド最上段からの景色

この日は1Fでの風景は昨日撮りきったので思い切って2Fに足を運んでみることに。
ドームには2階バルコニーと2階スタンドがあるんですが、バルコニーはその席種のチケットがなければ入れない(入口に係員)んですが、スタンドに関しては誰でも入れる仕様。
ということで行ってきたんですけど、そのスタンドの一番上からの景色がこの写真。
こうしてみると広いし高いしで中々の光景でしたね。
というか1階スタンドになれていると2階は本当に遠いこと遠いこと、リング上も見えないことはないんですけど頼みはスクリーンにならざるを得ないかもしれないという感じ。

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2階スタンドは高さもさることながら傾斜が怖い

しかし何よりも怖いのは2階スタンドの傾斜、測ってはいないけどスキーとかだとほぼ垂直に感じる傾斜なんじゃッていうぐらいの角度ですよね。
なので実際この通路を歩く時は勿論階段を上り下りするときが怖いこと怖いこと。
これで酔ってた場合はとてもじゃないですけど行ったり来たり出来ないですね・・・2階はしばらく取れそうにないなぁ。

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本戦開始前のスタンド両端の様子、流石に空席が見える

2階まで行って疲れ切ったのであまり動き回っていないんですが、この日も会場の入りをチェックしたくなるのがファンの性。
1塁側はカメラでズームしてみたものの、ファールポストから2,3列は空白となっている、のはまぁいいんですがその端の埋まり方が結構変わった埋まり方になっていて一番端は一番前と一番後ろの実、その隣3列は前から埋まる形、何でこういう埋まり方になったんだろうなぁ・・・
右の写真が3塁側の写真なんですが埋まり具合は1塁側と同じぐらいって感じですかね。
私が初めてドームに行ったの意が2017年で、当日券を買って座った席が1塁側のファールポストから2,3ブロックだった覚えがあるのでその時と同じぐらいの動員かなぁ
と思っていたら2017年は2万6千人で今年は3万人だったので感覚は当てにならんなぁと。

改めて考えると、1日目の方が動員が良かったのはやはりカードががっちり決まっていた1日目、それに対して3つのカードが不確定だったために二日目の方が動員が伸びなかったんですかね。
まぁ2日目に関しては「内藤哲也の勝利&deJapon」に賭けて、と言う人が多かったとは思うんですけど、やっぱりカード不確定は興行面で不利なのかなぁ。

 

試合について

以降は試合についての感想ですけど、第0試合は本当にちゃんと見ていなかったのでスキップで。

第1試合

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ライガー引退試合

正真正銘のライガー引退試合、ということでかなりタイミングを狙ってきちんとコーナー上のポーズが取れたのにそれだけで満足。
1日目に関してはやっぱり「レジェンド大集合祭り」っていう感じで引退試合な趣はなかったんですが、この日は流石に新日本の系譜の最新鋭たるヒロムとのマッチアップでそういう「継承」的なものが見えたり。
まぁライガーイズム継承的なことは昨年一年かけてやってきてたんですけど、その中でも一番継承したかったしさせたかったであろうヒロムが最後の最後で、一番おいしい場面で間に合ったのは良かったなぁと思ったり。

第2試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合

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ELPがめっちゃカメラ目線だった

ここ最近でいうと新日本で一番ヤキモキさせられる部門がジュニアのタッグと言っても過言ではないのは確か。
まぁ理由は星の数ほど言えるんでしょうけど、一つには少し前まではROHからの刺客含め外国人を中心にハイレベルなチームが群雄割拠していたということ、二つ目はそれと比較するとやっぱ今のチームが見劣るっちゅうことだと。
その筆頭に挙げられるのがまぁ3Kなんですけど、まぁ私は若者に関しては甘々なのでうーんと思いつつ見て見ぬふりしてたんですけどね。
とはいえ今回は前日にIWGPタッグが良い試合をしてたので果たしてどうなるか、と思ってみていたんですけど、
何よりやっぱ3Kが過去のチームのお譲り感のあったフィニッシャーでなく、お互いの技から派生した新フィニッシャー(ストロングX)を出したのが良かった、というかそれで株価が上がりすぎてそれまでの試合内容を軽く忘れるまであった。
SHOのショックアローにYOHのフットスタンプ、まぁYOHは普段からフットスタンプやるわけでないんですけどまぁヨシ。
やはりタッグに限らずプロレスラーに必要なのは「代名詞」なので、この代名詞を大事に育てていってほしいなぁと。
(まぁ入場VTRは「なんなんそれぇ・・・」という感じだったけども、これがロメロクオリティ・・・)

第3試合 ブリティッシュヘビー級選手権試合

勝敗とかを除いて普通に楽しみにしていた試合、だからこそ一周回って勝敗が分からなかった一戦なんですけど、ここまでLIJ勢が全勝だっただけにここでもSANADAなのかなぁとか思ってみていたのを覚えています。
まぁ試合内容と全く関係ないところでいうと両者ともに入場曲がかっこいい、特にSANADAは会場だと重低音が効いてて中継で聞く数倍のカッコよさがあるのだ。
しかしここまで「大会場向きでない」と言われてたグラウンド・関節技を中心とした試合で評価を上げて、ついに東京ドームにたどり着くとは…という
飛び技がないので一見派手ではないものの、観客が試合に注目してくれる状況さえ作れば大会場でも会場を沸かせることはできるんだなぁと思ったり。
まぁこの試合に関しては1日目のUSヘビーと同じくラインナップに幅を持たせる役割もあったとは思うんですけど、そういう意味でも重要な試合ではあったのだな。
しかし、これまで毎度のように負けていた流れをさらに切り返す形での勝利はザックも満面の笑み、守りたいこの笑顔。

第4試合 IWGP USヘビー級選手権試合

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MOX登場は同じ場所からだったので何とか撮れた

まさかの?2連続出場になったモクスリー、ジュースとの対戦は昨年10月に流れたUSヘビーの防衛戦以来のシチュエーションでしたね。
まぁそういうのもあって「まぁジュースが勝つ、にしてもどう勝つんだろう」と思ってみてはいたんですけど、如何せん何故か身が入らないことが多いんですよねジュースの試合。
その辺は個人の趣向なんですけどうーん、と思っていたらまさかのデスライダー二連発でのモクスリーの勝利は思わぬご褒美?に驚きましたよ。
そうかぁモクスリー今後も継続かぁ・・・と少し幸せな気分でトイレに立ったら流れてきたのは聞き覚えのあるテーマ曲、ま、まさか・・・

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この日最初の「大歓声」が起きたシーン

まさか新日本で「入場曲のイントロが流れて大歓声」というWWEチックなシーンが見れるとは・・・トイレはサクッと終ったので無事みのるがズボンだけ脱いだセクシー状態の時には戻ってこれました。
いやぁなんかもうこのシーンがすべてを持って行っちゃった感じがあってジュースもかわいそうだ、嫌でも仕方がない、だって普通にあの瞬間ワクワクしたし、今度のシリーズのこの対戦楽しみだし。
プロレス界は「期待感」を身にまとえたものだけが生き延びることができる、そんな世界なのだ。

第5試合 NEVER無差別級選手権試合

上記のような再サプライズ後になっちゃうと少しかわいそうな感じもしちゃったやつ、まぁ事前はSNS上で盛り上がっていた?らしいけどそういう盛り上がりはリング上にあんまりプラスの影響を及ぼさない気がしてどうなるんやろうって感じでした。
しかしまぁ、試合が始まってみるとなんだかんだと言いながら後藤さんは「応援したくなる」レスラーだなぁと思ったり。
もちろんヤキモキさせること山のごとしの人ではありますし「応援しがいがある」かどうかもわからないけど、KENTAに甚振られるのを見ると「後藤さんガンバレ!」となっちゃう部分はある、もちろん限度はあるんですけど。
そういう意味でいうと「後藤さんをおちょくって甚振っていく」っていうのは対後藤さんのシチュエーションになったヒールにとっては鉄板なんだろうか、もちろんその「おちょくり・甚振り方」でオリジナリティを出していくんでしょうけど。

第6試合

敗者追い打ちマッチの様相も呈していた第6試合、興行的に考えるとこういうカードを組むのは理解できるんですけど如何せん当日見ていると「これどうやって気分を高めればいいんや?」という感じは否めない。
とはいえ注目するとするとこの試合に勝てばまた二冠への再挑戦が~ってとこだったんですけど結果的にはひとまずお預けになっちゃったみたいで、どうしてもんかと。
しかしこの試合の飯伏でいうと、昨年の初め以降は結構「THEベビーフェイスな良い人間」のようにふるまっていた気はしていたんですけど、前日のドームで久々に目つきのヤバい様子を見せていてこの日もその時の雰囲気を継続しており、2020年はこっちの雰囲気を継続する形でで行くのかなぁと思ったり。
個人的にはやっぱこっちの飯伏の方が好みなので大歓迎なんですよ、まぁ毎試合キレられてもありがたみが無くなっちゃうんですけど。

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ファンへのお辞儀をくりかえしていた飯伏

ちなみに飯伏の退場は3塁側方向なのでバシバシ写真撮ってたんですけど、めっちゃお辞儀を繰り返していたのがなんか気になる、というかなんというか。

第7試合

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角度は完璧だったんだけどロープェ…

俄かに新日本とAEWの関係にまでも波及しかけた棚橋対ジェリコ、そういう方向性で注目を集めるのもどうなん?とは思ってたんですけど、試合開始前の棚橋のVTRでなんかそういう緊張というかシリアスさが薄れたのは良い判断だったかなぁと。
昨年の時点で、シリアスな論争・抗争は注目を集めるけどその後焼け野原になるってのはわかってましたし、純粋に試合を楽しめなかったりしますし。
そういう意味で棚橋とジェリコ、ベテラン同士の試合は実に面白かった、棚橋アンチなのに普通に「ええやんオモシロいやん棚橋!」となっちゃうぐらいによかったという、これもうアンチ引退か?
棚橋もこの日に備えてコンディションを整えてきたなぁと思ったんですけど、それを上回ってきた感があるのがジェリコなのが恐ろしい、普通にライオンサルトも三角飛びドロップキックもきれいだし高いし、これでアメリカでウィークリー番組出場してるんだから本当に恐ろしい。
最後がウォールズ・オブ・ジェリコからのライオンテイマーで、しかも私の座席の方をしっかり向いていたのが非常に良かった。

第8試合

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この日は通常の金の雨演出だったオカダ

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やはりカメラ素人に優しいオカダさん入場

そして第8試合、まぁ私の席廻りというかとなりが若者の内藤ファンだったので大興奮でガックガク席が揺れたりしてました。
 まぁそういう環境だったのもありますが、最初からオカダ陣営のアウェー空間なのはわかっていたんですが、そういう空間でスーンとして観戦して後になって「もっと応援すればよかった・・・」と反省した2018年の公開があるのでこうして席に着き、内藤ファンほどでないにしろきちんと声援を送ってきたわけです、それだけでも褒めてほしい。
まぁそういう状況もあって注目したのは「どうやってこの空間の中でオカダさんが戦うのか」ということ。
正直言えば2018年は普通に戦って普通に勝ったわけですけど、やっぱりあれはオカダさんから見ていても「いやそれは・・・」と居心地の悪さ感じてたんですよね。

で、それでいうと今回の闘い方はやはり心得ていたなぁと。
昨日の激戦のダメージをものともしない動きとタフネス、そして普段の技の引き出しに無いのにあえて内藤さんを甚振るために出す膝攻め。
特に膝攻めはそれを機に会場も「内藤行け!勝て!」から「内藤ガンバレ!負けるな!」にシフトしたような感じもありました。
内藤さんが掲げたテーマに「逆転」なんてのがありましたけど、ここまで半年の流れを把握している人はそれ自体が逆転ロードだったのはわかるんですが、この日初めて見た人にもそれをわからせるような、甚振り方逆境をアレで見せつけた感があったんですよね。
「逆転」というカタルシスは、最初の逆境の深さと乗り越える壁の高さが深く、高いほど盛り上がるわけで、その点において100点満点だった、と。

そういう意味でいうと試合中「もう間違えて(?)勝ってしまえ!」と思わなかったとは言いませんけど、見事に逆転され、リングを去っていった時のオカダさんの顔が清々しかったのは一つの大仕事をやり遂げた男の顔だったからだと思ったり、あそこでさわやかに手を上げたりしたんだからもう最後の引き際まで百点満点かよ。

その後

まぁその後については席を立つのも一良識のあるファンとして失礼だろうと思ってスーンとして座っていたんですけど、まさかあんなことがあるとは…いやビックリしすぎて写真すら取ってないんだもの。
まぁ周囲のLIJのファンは「なんだよー!」という感じで健全に悔しがってましたけど、申し訳ないことに私はその中で一人爆笑してしまっていたので非常に申し訳ないことをしたな、と。
もしこれで近くにブチギレたファンが居たらケンカになっていたところだった・・・気を付けよう。

 

所感雑感

というわけで長々となってしまいましたが1.5もフィールドワーク報告でした。
新日本プロレスの東京ドーム大会は最近だと私が行く数少ないプロレス興行になりつつあるので、今後も可能な限り続けていきたいなぁと思ってはいます。
今度の春からちょっと環境が変わることもあって今まで通りに気楽にドーム・後楽園へというわけにはいかないと思うので、今後は近くで開催された興行についてなるべく行く方針で行き、ここまでボリュームたっぷりでなくてもフィールドワーク報告したいなぁと考えています。

今回のフィールドワーク報告に関しては、そもそも「トペブロのコバさんに会ってみるか!」→「どうせならそれで一記事書いたろ!」という発想で始まったものでもあるので、快諾してくださってコバさんには改めて感謝します。
また来年のドームでこういうことができたらいいなぁ。

きょうはこれまで、それでは