ついに、いよいよ、ようやく、満を持して、新日本プロレスの興行再開の日がやってきました。
実際のところ世界を見ればどころか国内業界を見てもこの2,3か月どこかしらでプロレス興行は無観客の形で行われていたわけなんですけど、こと新日本プロレスファン的には「ようやく日常が帰ってきた」という心地がこの日したというのは間違いないのです。
後述もするつもりですが、「我々は110日間待ったのだ!」と言わんばかりに私のTwitterのタイムラインもにぎやかになっていたのはやはり曲がりなりにも国内業界最大手だなと再認識したりしたところです。
なにはともあれ、実に4か月ぶりになるツイート解析でその記念すべき日を解析です。
集計結果
大会は19:00に開始され、試合自体は21:30ごろに終了しましたが事前番組として18:00から19:00までも配信がありました。
※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。
◆デカい上村
#NJPW is back🤼♂️‼️
— njpwworld (@njpwworld) 2020年6月15日
第2試合はタッグマッチ‼️「NEW JAPAN CUP」の前哨戦‼️
石井智宏 & @YuyaUemura_njpw 🆚 @ElDesperado5 & @kmaru0923 ‼️
両陣営ゴング前からいきなり激突💥‼️#njpwworld #njpw pic.twitter.com/CJNZ53Urd8
時刻:19:25
ツイート数:123.0 tweet/min
概要:マッチョな上村君にどよめくTL
前々からバッキバキな肉体がマニアの間で話題になっていたヤングライオン上村選手ですが、この3か月で見事にビルドアップを果たした様子。
バキバキというよりもパツパツにパンプアップしたという感じですかね。
実際この休業期間で、これまで中々けがを治すことができなかった選手はオーバーホールできるんではないか?という予測はあったりして、動きがいい選手も多々いたんですが、一方で運動不足なのかストレスなのかぽよっとした選手もチラホラいたりして。
その中でこうして見事にパンプアップさせてくるのは真面目な(のとストレス耐性が高い?)証拠ですかね。
この日出場した選手でいうと飯伏もバキバキですごかった。
◆無観客なのにいつもよりうるさい
時刻:19:43
ツイート数:125.0 tweet/min
概要:矢野・外道の相乗効果によりいつもよりうるさい無観客試合と化す第3試合
普通は観客がいないんだから静かになるはずで、もしかしたら違和感とかもあるかな~なんて思っていたんですが、実際のところあんまり違和感がなかったんですよね。
第1,2試合や第4以降の試合なんかはなんだかんだと言いつつ選手自体が目の前の攻防に集中して見えることから見る側も集中し、音声面での寂しさはいつもはうるさくすら聞こえる実況解説陣が十二分に埋める、という選手たちと中継陣のチームワークのおかげとも思えますね。
とまぁそういう意味で良かったんですけど第3試合だけはもう両コーナーに分かれた矢野、外道が声を張ること張ること・・・もうこの二人が観客席にいれば寂しくないんではなかろうか?
◆Way to the Grandmaster
突如流れた謎のVTR🎥‼️
— njpwworld (@njpwworld) 2020年6月15日
Grand Masterを目指す者の正体は⁉️#njpwworld #njpw pic.twitter.com/MWwUmJzwK6
時刻:20:00
ツイート数:110.0 tweet/min
概要:久しぶりの謎VTRが流れる
今や新日本プロレスで欠かせない要素、もしくは風物詩となりつつあるのが新規参戦選手を予告する謎VTR*1。
ちなみに前回の謎VTRはジョン・モクスリーのVTRでした*2ね。
こういった大物外国人が謎VTRで宣伝されるのは珍しいんですが、本来は凱旋帰国する若手選手の宣伝だったんですが、いずれにしろこのVTRが流れ始めると「誰だ???」という予想妄想大喜利が始まります。
実際こういうのは正体が露わになる前までが一番楽しいまである。
ちなみに私の予想は彼です。
◆移民の歌流れる
【6.15・第5試合】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2020年6月15日
『NEW JAPAN CUP』前哨戦!
本隊vs鈴木軍の8人タッグマッチ!
試合後、棚橋とタイチ、飯伏とザックが激しくヒートアップ!https://t.co/cCgpmpLI0Z#njpw #njpwworld #njcup pic.twitter.com/L7WlOFClr9
時刻:20:50
ツイート数:113.0 tweet/min
概要:WORLDで移民の歌が流れる
タイミング的には真壁が会心のキングコングニードロップで勝利!なんですけど如何せんその際にいつもは差し替えられる真壁の入場曲:移民の歌が普通にWORLDで流れて「いいの?これ流れてて大丈夫?!」となった奴。
◆無観客デ・ハ・ポン
“再開初日”を締めたのは二冠王者・内藤!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2020年6月15日
ジュニア王者・ヒロムは『NJC』制覇を猛アピール!
NEVER王者・鷹木はなんとグータッチ拒否!
☆『Together Project Special』大会を速報中!
⇒https://t.co/298utohRT0#NJPWスマホサイト #njpw pic.twitter.com/DChTWFb4En
時刻:21:21
ツイート数:138.0 tweet/min
概要:興行再開初回は二冠王者が締める
そして興行再開初日のメインはオカダ組対内藤組の形、今年の1.5のメインもこの構図ではありましたしやっぱりこの組み合わせが今の新日本の軸であるということなんですかね。
このメインでいうとYOHが本来はBOSJで披露予定だったであろう新コスチュームを披露しつつ、どことなく武藤っぽさを感じさせるキレのいいムーブを見せてるのがええやんって感じでしたね。
そしてフィニッシュはそのYOHを内藤さんがデスティーノで仕留めるわけですが、そのフィニッシュ直前に見せた技がなんとも珍しかった。
こう、言葉で説明するのは難しいんですが「その場飛びダイアモンドダスト式DDT」みたいな感じ。
まぁ下に引用したツイートのgifがその技なんですがなんか不思議な技だ…って感じですね、なにやら今AEWで活動しているDarbey Allinなる選手がこれに近い技を使っているそうなので内藤さん実はAEW見てるな?
Naito spikes YOH with a new move for his arsenal to set up the Destino!! #NJPW https://t.co/KQXMsaKIPy pic.twitter.com/algmEyw53Z
— SirLARIATO (@SirLARIATO) 2020年6月15日
それはさておきここまで「なんだ無観客でも見れるもんじゃん」なんて思っていたものの最後の最後のマイクはやっぱり違和感あるやつ、まぁ棚橋の試合後のふれあいもこの状態でやったらわけわからんですしね。
そういう意味では無観客試合で一番の弊害を被るのは内藤さんなのかもしれない。
所感雑感
ということで久々の新日本プロレスの生中継に久々のツイート解析でした。
まぁ実際一番心配していたのは「無観客って面白いの?」ってところだったんですが、少なくとも今日は面白かったというか、違和感をあんまり感じず試合に集中できた感じ。
これに関しては上述の通り「攻防に集中させるような試合運び(観客の反応を前提にするようなムーブを極力しない)」「実況解説が喋りまくる」「控えの選手が積極的に声を出す」この3点が徹底されてたのかなという感じで、この辺に関してはこれまでの期間無観客に悪戦苦闘してきた他団体の様子なんかも見つつ編み出した手法なのかなとは思います。
まぁ3番目の「控えの選手」に関しては今後シングルトーナメントが始まる手前どうなるのかわかりませんので今後がどうなるかは不安が半分期待が半分という感じです。
なにはともあれ新日本プロレスが帰ってきたことはうれしい反面、この日常は簡単に消え去り得るものであることは頭の隅に入れておくべきではあります。
それは社会情勢にもよりますし、直接的に言えばこうして1会場に(色んな対策をしているとはいえ)多くの人が集まった以上いつ感染者が出ても不思議ではなく、出た場合はシリーズがストップしないまでも大きく改変されうるということもあるわけで。
そのリスクについてはコントロールできるのは新日本プロレスとその関係者のみですが、見る側はそういうリスクを負いつつ新しい日常に踏み出した選手スタッフ関係者たちに感謝の念を送りましょう、あとできればグッズ買ってお金も送ろう。
きょうはこれまで、それでは