プロレス統計

「プロレスの数字とプロレスする」をテーマにプロレスに関連する数字を調べ、まとめ、考えるブログです。

MENU

歴代出場選手で振り返るレッスルキングダム

新日本プロレスはきたる東京ドーム二連戦の第0試合、ダークマッチの発表も済ませていよいよ年明けを待つのみ、という状態になりつつありますが、その第0試合の発表を踏まえて何やら紛糾している模様。
その中で”話題”とされているものの一つには「棚橋弘至が1.4のカードのどこにもいない」というもの。
いやまぁコンディションを調整して1.5のジェリコ戦に挑むためなんじゃないの?と思いつつその内本人が何らかの言及するんでは?とも思っているんですが、こういった話題に何となくの既視感を覚えて昨年の同時期の記事を見てみたわけです。

www.pwanalysis.com

どうやら当時は当時で「ライガーがダークマッチ含めて出場しない」ことが”話題”になっていた模様。
さらに記憶をさかのぼると2015年にはミスターIWGPとも呼ばれた永田選手が初の第0試合への”降格”で意気消沈、なんてこともありましたね*1
永田さんに関しては当時ニコニコプロレスチャンネルでそれを愚痴っていた記憶もあったりするのでなおさら記憶に深いというか。

まぁいずれにしろこのタイミングは「誰がいる/いない」で紛糾する季節、恒例行事という感もあります。
というわけでもののついでに過去のレッスルキングダムの参戦選手などについて振り返りたいと思います。

 

調べたもの

本来は新日本公式HPの試合結果からデータを集計したかったのですが、新日本公式HPには2007年の6月以降のデータしかなく、第1回レッスルキングダムの試合結果がなかったので断念。
代わりにCagematchから歴代レッスルキングダムの試合詳細を集計しました。

常連選手参戦状況

f:id:Rodyonsw:20191218162855p:plain

まず初めに、この時期話題になる「誰が出た/出ない」を一目瞭然にすべく、参戦回数トップ20の選手たちについて、各ドーム大会で「シングルマッチ()」「タッグマッチ()」「ダークマッチ(青)」のいずれに出たのかを示してみました。
横軸のラベルはレッスルキングダムのナンバリングになっていますが来年のWK14については1日目を14.1、2日目を14.2と示しています。

これをみてわかるように、レッスルキングダム皆勤賞の選手は矢野・真壁両選手のみになってしまいました。
次点となっている田口選手はWK8時に負傷欠場、ライガー選手は昨年話題になったように今年欠場、永田・棚橋両選手は両日出場を逃したため皆勤賞が途絶える結果に。
こうしてみると永田・棚橋両選手が出てないのは惜しい感じはしますね。

棚橋選手に関して言えば、WK1以降毎大会でシングルマッチを行っていた唯一の選手だったというのもなおさら惜しさを増す部分でもあったり。
とはいえ「1日目にタッグで入れて皆勤賞維持で、シングルのみの記録を途絶えさせ、コンディションを悪化させる」のか、それとも「皆勤賞はあきらめてシングルのみの記録を維持、コンディションも維持する」のかの選択で後者を選んだという感じも。

一方で途中から参加しているものの、後藤選手はWK2から、オカダ選手はWK3から皆勤賞が続いています。
WK1当時後藤さんは海外遠征中、WK1当時のオカダさんはまだ闘龍門所属でWK2当時は新日本再デビュー前でしたね。

各種数値トップ10

それではこれ以降は各種数値のトップ10についてまとめです。

f:id:Rodyonsw:20191218154018p:plain

まず初めに上でも軽く述べたそう参戦回数ですが、真壁・矢野両名が皆勤賞、そこに棚橋・田口・永田・後藤さんが続く形。
レッスルキングダムがユークス新日本体制から始まったことを考えるとこういった選手が中心になってユークス→ブシロード体制を支えたとも言えますね。

f:id:Rodyonsw:20191218154026p:plain

このうち、ダークマッチでないいわゆる本戦(nonDark)への参戦回数のトップ10がこちらで、棚橋選手が堂々の1位、一度もダークマッチに出てないってことです。
まぁぶっちゃけ今「棚橋のカードが1.4にない!」と言っている人たちに言いたいのは「じゃあダークマッチに出る棚橋が見たいか?」っていうことなんですけど、「見たい!」もしくは「本戦に何とかしてねじ込め!」といわれたらそれまでなんですけどね。
ともあれ、やっぱりダークマッチの常連になり始めるといつ出場しなくなっても、もしくはライガーのようにいつ引退してもおかしくない状況だとは思うので「あえてダークマッチに出ていない」方がファンとしては安心できるんじゃないかなぁと思ったり。

f:id:Rodyonsw:20191218154034p:plain

じゃあ逆にダークマッチの常連って誰よ、と調べてみると先代BONE SOLDIER(a.k.a.キャプテンニュージャパン)が堂々の1位。
彼は素顔時代に1度、WK4で本戦に出場経験があるだけだったようです。
それ以降はベテランが続いているわけなんですけどそこに割り込むYOSHI-HASHIの文字よ、ちょっと心配。

f:id:Rodyonsw:20191218154041p:plain

続いて本戦の中でもタッグマッチの出場回数についてまとめたのがこちら。
1位は断トツで矢野選手、WK5でRVDとシングルやった以外はほとんどタッグマッチで本戦出場で、タッグの名手と言っても過言ではないかもしれない。
それに次ぐのが裕二郎選手、アンダーソン選手、田口選手とバイプレーヤーぞろいですね。

f:id:Rodyonsw:20191218154046p:plain

最後にシングルマッチ数のトップ10。
ここでも上述したように「シングルマッチでしかドームに出ない男」を堅持した棚橋選手がダントツ1位。
それに次ぐのが内藤・オカダ両選手なあたり、着実にその座を狙っているというか世代交代の波が寄ってきているというか。

 

所感雑感

というわけでレッスルキングダムの歴代出場選手について簡単にまとめでした、まぁ誌面?の都合により1部ですが。
自分の中で「新日本ではシングルの方がタッグよりも格が高い」という認識があるのでこういうまとめになりましたけど、過去の参戦状況を見ていても本戦のシングルから本戦のタッグ、そしてダークマッチへという推移を経ているケースが多いんですよね。
例えば真壁さんなんかWK4-9でシングルがあったのがそのごタッグ、そしてダークマッチへと登場機会を推移していますし、これについては永田さんやライガーも同じなわけで(行ったり来たりはしてますけど)
まぁ今回に関してはドーム2daysという特別な状況がいろいろ引き起こしてはいると思うので「片方に誰々がいない!」と騒ぐのもナンセンスかなぁ、と思ったのが本当の所感です。
まぁこういうことが言えるのもファンの選手が両日参戦することが確定している丘でというのもありそうですが。

きょうはこれまで、それでは