プロレス統計

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8.12 新日本プロレス G1 CLIMAX 29 優勝決定戦 ツイート解析

 クライマックスです。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#g129に投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は15:00に開始され、試合自体は18:30ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は20,388ツイート、RT総数は23,970RT、呟いたユーザー5,321人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは9,027ツイート、19,503RT、2,952人でした。)

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そして最後の勝敗予想の結果はこちら、1406票の投票を確認しました。
投票期間が昨日の夕方からということを考えると驚異的スピードですらあります。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

喧嘩、”買い”に来ました

時刻:16:43
ツイート数:297.0 tweet/min
概要:BULLET CLUBへ加入したKENTAを柴田勝頼が制裁へ

「まさか!」がこうまで連続する瞬間もないでしょう。
まず初めにKENTAが不穏な動きを見せたかと思うとパートナーだった石井にG2Sを決め、BULLET CLUB入り。
元々NXTへの登場時もバレットクラブの創始者であるプリンス・デヴィットことフィン・ベイラーと絡むことも多く、そこからつながりはあったという見方もできます。
そこだけで驚きであるのに、そのKENTAを制裁するために駆け込んできた男がまさかの柴田勝頼!
KENTAのソウルメイトといわれ、この新日本のリングへ連れてきた男でもありますが、KENTAが暴行した石井は柴田のライバル的存在でもありました。
言ってみれば自分が連れてきた男の凶行のしりぬぐいをするべくリングへ上り、Tシャツを脱ぎ!そして顔面に突き刺さる低空ドロップキック!柴田が!帰ってきた!
もちろん多勢に無勢で変えることにはなりましたがそれでも、大けがから長期欠場中の柴田があそこまで躍動して見せたその瞬間は、燃えざるを得ない。

2年半ぶりの王座獲りへ

時刻:17:12
ツイート数:169.0 tweet/min
概要:鈴木みのる、オカダからの直接ピンフォール勝ちを糧に王座挑戦へ

今G1、エントリーこそされていないもののシリーズをほぼ全戦出場して走り抜けた鈴木みのる。
いつもは冗長すぎるほどにコメントもするわけですが今回はひたすらに沈黙を守り最後の最後の好機を待っていたようで。
その好機はこの最終戦、ザック対棚橋の前哨戦に添えられたマッチアップでオカダからの勝利、そして挑戦表明。
機運を1シリーズかけて溜めに溜めたこと、最終戦にザック棚橋がらみでオカダと対戦が組まれたこと、そしてこのG1直後にイギリスでビッグマッチが予定されていること。
そういった要素が結実した、まさに好機を狙った行動だったように思います。
というか50台で普通にトルベジーノ、ラ・ミスティカやるとか普通にヤバいなこの人。
ちなみにIWGP挑戦は2017年2月のオカダとの一戦以来の2年半ぶりの挑戦です。

笑顔溢れるユニットです

時刻:17:19
ツイート数:182.0 tweet/min
概要:ジェイ、外道どころかバレットクラブフルメンバーを連れて入場

守りたい、この笑顔(みんな強制退去させられたけど)

本当に本当に、なんて遠い廻り道

時刻:17:56
ツイート数:385.0 tweet/min
概要:G1 CLIMAX 29優勝は飯伏幸太

満を持しての優勝、という言葉はこの時のためにあったのかもしれません。
それは「待ちに待った」という意味でもあり「待たせに待たされた」という意味でもあります。
それこそ昨年のG1で決勝にきて一気に形成をひっくり返され、手の内に入りかけた「G1優勝」という称号を逃したのもあるんですが、飯伏がもっと早くにこの光景を実現していてもおかしくはなかった、というのは間違いないでしょう。
ジョジョ7部に出てくる言葉に「一番の近道は遠回りだった、遠回りこそが俺の最短の道だった」という言葉がありますが、飯伏のキャリアもこれに当てはまるかもしれません。
勿論ここがゴールではなく、その先に狙うものもあるからこそここからが勝負でもあるんですけど。
しかしその飯伏にとっての一つの結実点、キャリアハイになる試合を最後の最後まで揺らぎに揺らがせたジェイこそ天晴な試合ではありました。
最初から最後まで、というか前日から仕込みに仕込んでやり切ったG1決勝、とジェイにとっては言えるでしょう。
ジェイはやり切った、今度は飯伏の番であります。

飯伏に乾杯

時刻:18:16
ツイート数:122.0 tweet/min
概要:飯伏バックステージでスタッフと乾杯

誰か来てあげて。

 

所感雑感

というわけでG1 CLIMAX 29も終了です。
まぁオカダファン的には武道館1日目で終戦、最終日もジェイ推しだったので結果的には散々ではあったんですが、何と言っても柴田の登場はもうね・・・
いずれにしてもG1決勝は長いシリーズの終着点と同時にロード・トゥ・東京ドームの開始点でもあります。
既にいろいろと種は巻かれた、下半期も楽しみではあります。

きょうはこれまで、それでは