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ジュニア戦士で振り返るG1 CLIMAX

今年で29回目の開催を迎える新日本プロレスのG1 CLIMAX。
その前に開催されるBest of the Super Jr.が「ジュニアの祭典」と呼称されるのに対してG1はヘビー級が主となるシリーズではありますが、実際いわゆるジュニアヘビー級の選手もそこそこ出場しています(まぁそもそもそんなに「ヘビー級の祭典」という言い方もしてないのだ)。
それは昨今のヘビー級自体の軽量化、および無差別級の機運の高まりもあってのことではありますが、今回はこれまでにG1 CLIMAXに参加したことのあるジュニア戦士について振り返りたいと思います。

ちなみに、何をもってジュニア戦士とするかについてはかなり悩みましたが今回は「直前までBOSJに出場していた(その後ヘビーに転向したものも含む)」もしくは「その後もジュニアヘビー級としての活躍があった」ものとしました。
それを踏まえてごらんください。

 

獣神サンダーライガー

(新日本プロレス公式サイトより引用)

ジュニアの重鎮たる獣神サンダーライガーは真っ先にG1 CLIMAXに参戦したジュニア選手の一人で、第10回、第11回そして第16回大会に参戦しています。
ちなみに第11回は直前のBOSJを優勝した上での参戦であり、ジュニアの代表としてヘビーに挑んだ形ですね

高岩竜一

(新日本プロレス公式サイトより引用)

ジュニア離れしたパワーで新日ジュニアをけん引した高岩竜一選手も初期にG1 CLIMAXに参戦したジュニア戦士の一人。
じつはライガーと同じく第10回大会に、その年のBOSJ覇者かつIWGPジュニアヘビー級として参戦しており、「ジュニアを代表してヘビーに挑む」その先駆け的存在でもありますね。

田中稔

(新日本プロレス公式サイトより引用)

IWGPジュニアヘビー王座最多連続防衛記録を持っている(ヒート名義)田中稔選手はライガーと同じく第11回大会にて参戦。
ちなみにその年の1月に新日本に上がり始め、BOSJに準優勝し、瞬く間にG1 CLIMAXに出場しているので、今でいう鷹木選手みたいな感じですかね。

金本浩二

(新日本プロレス公式サイトより引用)

 

高岩、ライガーとしのぎを削っていた金本選手も第14回及び第16回大会に参戦。
特に第16回大会はIWGPジュニア王者として参戦しています。
しかもジュニア選手としては初めて決勝トーナメントにまで参戦したという。
流石ジュニアの重鎮って感じですね。

ミラノコレクションA.T.

(新日本プロレス公式サイトより引用)

最近のファンとしては解説としておなじみのミラノコレクションA.T.選手もG1参戦歴あり。
しかもその年のBOSJを初出場初優勝した上での参戦でした。
そして初戦は曲者矢野通をあいてに場外パラダイスでのリングアウト勝ち!あれこれってどっかで見たことがあるような…

井上亘

(新日本プロレス公式サイトより引用)

第18回大会で初出場になったのが、今は新日本プロレス株式会社の社員でもある井上選手。
この年のBOSJをIWGPジュニアヘビー王者としての制覇を果たすやヘビー級転向を宣言してのG1参戦でした。
(なので厳密にはジュニア戦士ではないんですけど元ジュニアということで)

プリンス・デヴィット

(新日本プロレス公式サイトより引用)

現在WWEにてフィン・ベイラーとして活躍しているプリンス・デヴィットもジュニア戦士のままG1に参戦した選手の一人。
これまでのまとめ的には初めてG1に参戦した外国人ジュニア戦士という感じでしょうか。
とはいえ最初の出場になったのは第20回大会で、出場予定だったNOAHの丸藤正道選手の負傷欠場による代打ということでした。
満を持しての出場になったのは第23回大会、この年はIWGPジュニア王者としてセコンド乱入を駆使した上での全勝優勝を果たした上でのG1参戦でした。

飯伏幸太

(新日本プロレス公式サイトより引用)

今やG1の常連にもなった飯伏ですが、最初の出場となった第23回大会はケガからの復帰のリング、そしてその後IWGPジュニア王者にもなっているのでジュニア選手というくくりですかね。
ちなみに続く参戦となった第25回大会では本格的なヘビー級転向を宣言した上での参戦になっています。
ちなみに第24回も同様に参戦予定でしたが直前のIWGPジュニア防衛戦でKUSHIDAのキックにより脳震盪を起こし、あえなく参戦断念に(代打は本間選手でした)

ウィル・オスプレイ 鷹木信悟

(新日本プロレス公式サイトより引用)

そして第29回大会で久々のジュニアからの刺客となったのは今年のBOSJの優勝を争ったウィル・オスプレイと鷹木信悟。
形としては第11回大会のライガーと田中稔の参戦と同じく、BOSJ優勝を争ったジュニアのトップ2としての参戦にも見えます。
とはいえ両者はいずれも「無差別級」をキーワードに掲げているので今後もヘビー級との対戦は多そうですね。
ちなみにオスプレイのIWGPジュニアヘビー王者としての参戦は高岩、金本、デヴィット、飯伏に次ぐ5人目になりますね。

KENTA

(新日本プロレス公式サイトより引用)

新日本初参戦となるKENTA選手がジュニア?という感じもするところですが、KENTA選手は前のWWEでは205LIVEというクルーザー級の番組に出場しており、新日本風に言えば「元ジュニア」と言っても過言ではない、はず。
まぁその前は無差別のNXTですし、その前のNOAHではヘビー級として参戦してましたけども。

 

所感雑感

というわけですでにアメリカはテキサス州ダラスで今年のG1も開幕していますが、遅ればせながらのまとめでした。
こうしてみると多いようで少ない感じはしますね(とはいえ厳密な体重でいうともっと多い気はするんですが)
なんにしても今回のジュニア枠?となるオスプレイも鷹木も単純に好き、以上に「すげぇ試合を見せてくれそう」という期待しかないので楽しみです。

きょうはこれまで、それでは