プロレス統計

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6.25 新日本プロレス KIZUNAロード 仙台大会 ツイート解析

G1 CLIMAXというメガシリーズを前に影が薄くなりがちながら嫌が応にも妙な注目を集めたKIZUNAロードも最終戦、さっそく見ていきましょう。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njkizunaに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:30に開始され、試合自体は21:00ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は2,581ツイート、RT総数は2,114RT、呟いたユーザー590人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは1,933ツイート、3,093RT、729人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

マッド・ジュース

時刻:19:23
ツイート数:30 tweet/min

今年のG1では、昨年エントリーした選手の内何人かが不出場になりましたが、その中でタマ・トンガは事前に不参加を表明していました。
その理由はタッグに専念するため、実際MSGでの一戦を経てGoDはIWGP&ROHのタッグ二冠になっており、この夏の時期にもタイトルマッチが組まれることを予想してのものでしょうね。
とはいえ今現在新日本ではG1に向けて動いているためなかなか挑戦者も・・・と思っていたところに現れたのがジュースとマイキー。
ジュースはUS王座もですが長らくパートナーだったフィンレーの長期欠場によってパートナーが不在、対するマイキーはNJCから一人参戦を始めるもなかなか活躍の場を見つけられない、ある意味両者にとって必要だったタッグパートナー、そしてタッグベルトという目標が合致しているんですよね。
ここでもタマがガンスタンをジュースに決めた、その直後のすきを狙っての丸め込みで挑戦権をゲット。
おそらく対戦は今度のオーストラリア大会でしょうけど、マイキーにとっては地元も同然?その勢いで獲得なるか(いやしかし初めてといっていいほど生き生きしてるマイキーを見たな)

LA/柴田道場代表 後藤弘央紀

時刻:19:47
ツイート数:51 tweet/min

割と今シリーズのカードが発表されたときに驚きだったのは後藤さんの不在。
ちょうどジェイとの一戦に敗れた後、それまでそこそこの頻度で更新していたTwitterも停止したきりだったためにその行方が心配されていたわけですけど、この日は大いにアジテーションを敢行するジェイを襲撃する形で登場。
果たして後藤さんはどこにいたのか?巷では早目のオフをとってたなんて言われてましたけど、違うんです。
後藤さんはジェイへのリベンジ及びその先に見えるIWGPヘビーに向けた再スタートに向けて自信を一新するべくロサンゼルスに飛んだ。
行き先はそう、LA DOJOの柴田の元である。
まぁその経緯は先日公開された動画(下記参照)にみっちり映っているわけですが、ここ数年の割と浅めのファンであっても「そう!そういう後藤さんが見たかったんだよ!」という感じになっちゃって。
思えばG1と後藤さん、といえばかつて初出場初優勝を果たした際には、優勝を当時新日本から離れていた柴田に伝えたい、と率直に語っていたんですよね。
その後藤、柴田、そしてG1というキーワードがそろった今回、期待せざるを得ない。
(ぶっちゃけKENTAの立場がない気がしないでもない)

www.youtube.com

尻♂ASSな闘い

時刻:20:26
ツイート数:29 tweet/min

最近、というかBOSJを経てわかりましたけどELPことエルファンタズモはしあいの7,8割を相手をおちょくりながら試合をこなすんですが、その相手がおちょくりがいがあるどころかいくらおちょくってもおちょくり足りないぐらいのネタの宝庫たる田口監督相手になるとこうなるのか・・・という。
確かにここまでの巡業でもとても放送できない尻♂ASSな試合をしてきたわけですけどここではまさかのアンダータイツでの試合続行、いやぁなんという尻♂ASSな試合なんだぁ・・・
アンダータイツが海野ストップがかかってシリアスになるかと思いきやの乳首攻めもあったり、いったいどこまで尻♂ASSなんだ・・・
と思わせつつ最後の最後で一気に本気を見せるのが監督、だったんですがELPもまた最後の最後で一発持っている男、たぶん新日本では初解禁になる飛び付き式カナディアンデストロイヤー(未遂)からのCR2で防衛、まだまだ底を見せない男だぁ。

ブリティッシュヘビー&G1出場権マッチ

時刻:20:41
ツイート数:40 tweet/min

そしてメインはRPWブリティッシュヘビー級戦。
正直言えばこのタイトルマッチ自体は、吉橋がザックから直接ピンを奪ったことによって生じた、通常?のタイトルマッチだったわけですが、
そこにG1出場権までかけろ!と吉橋が要求しだしてから、吉橋・ザック両ファン(及びアンチ)いがいも巻き込んだ事態に発展した感があります。
その是非については今更言うまいという感じですが、吉橋にとっては得るものばかりに見えつつも、実際はいろいろなものを失う(もしかするとタイトルマッチに至るまでにいろいろ失っている)試合だったような気がします。
一つの見方としては「この状況を作っただけでも勝ち」とも言えますが、ことリング状に限れば「条件を吊り上げることでザックの余裕を奪う」ことが戦略だったようにも思います。
しかし両者の入場時の表情だけを見ても、表情が硬く余裕がないのは吉橋、余裕綽々が消えていないのがザックという様子。
ことリング状において戦略はこの時点で破綻していたのかも。

物事は一瞬にて変わらず

時刻:21:09
ツイート数:79 tweet/min

結果として試合はザックの複合関節技でギブアップ勝ち。
決してザックのスカッシュマッチ、一方的な試合だったとは言い難いものの、終盤にはザックが吉橋をあえて焚きつけるようなシーンも見え、そこで勢いに乗らせておいての変幻自在の関節技で仕留める、言ってみればザック・セイバーJr.の試合。
果たしてザックの余裕を吉橋が奪えたのか?と言われればNoでしょう。
何かが変わったのか?といわれても、それはおそらくNoでしょう。
KIZUNAロードを経ても、RPWのチャンピオンやG1の出場者リストはもちろん、吉橋やザックに対する印象も変わることなく終えました。
今シリーズ、毎大会のように叫んできた「何かが変わる(かも知れない)」というのは自己への暗示もあったんでしょうけどはたしてそれも意味があったのか。
思えば、いまや吉橋の代名詞的になりつつある「物事が変わるのは一瞬」という言葉は、かつて初出場したG1の初戦でその年の優勝者のケニー・オメガをやぶった直後に発したマイクでした。
たしかにその瞬間には変化を感じる人も多かったとは思いますが、それも吉橋自身のカルマという新技の用意、さらには新日本自体にあったその年初めからの何かの変化を求める機運の高まり、それらがかみ合ったからこそ生まれた一瞬の変化だったように思います。
転じて、今回挑んだこの一戦で、果たして吉橋は何かを用意できたのか?機運を高めきることができたのか?その答えはすでに出ているといえて。
もちろんそれはその”一瞬”が今ではなかった、というだけなのかもしれませんが、その千載一遇の”一瞬”をつかみ損ねたのはあまりにも痛かったのかもしれません、少なくとも吉橋にとっては。

 

所感雑感

というわけでKIZUNAロードでした。
まぁぶっちゃけいうとほっと胸を撫でおろした心地がしています、いやだってザック対飯伏とかオスプレイとかオカダさんとか普通に見たいやん?という
いずれにしろこれで満を持してG1へ・・・と思いきやこの前に新日本の面々はイギリスやオーストラリアへの遠征があり、その試合もあるようなのでそれも楽しみではあります。

きょうはこれまで、それでは