プロレス統計

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各種数値で見るNumberプロレス総選挙2017-2019

数か月前からNumberの特設サイトで行われていたNumberプロレス総選挙FINALも無事締め切りを迎え、つい先日発表号も発売されましたね。
その結果については以下のツイートを見ると大まかにはわかるでしょう。

今現在ネット上では下位の選手と得票数については発表されていないんですが、確か数日後には発表されていたような。
流石にそれまで待つのは何なので今回は最寄りのコンビニでNumberを買ってきて、過去のNumberプロレス総選挙の結果と各種数値で比較しようと思います。

 

総ポイント/投票者数推移

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まず初めに、2017~2019年の総選挙の結果について、順位が紙面上で公開されている1-100位総ポイント数を集計しました。
実態については完全に把握はしていないんですが、本当の意味での全体の投票ポイント数はこれよりもいくらか大きくなるとは思います。
さらには各紙面上などで発表されていた投票者数についても集計してあります。

で、驚きなのは2017年から2018年にかけて、ポイント数で76%、投票者数で89%弱も増加を見せていたのですが、2018年から2019年にかけてはポイント数で-21%、投票者数で-17%の減少を見せていることです。
総ポイント数においては実数で6万ポイント弱、投票者数では1万2千人弱減少しているわけです。

この理由については定かではありませんが、規模については前回から減少することになりました。
果たしてこれが売り上げにどれほど影響するのかはわかりませんが、FINALと銘打っているにもかかわらず投票者数が減少したことはこの総選挙シリーズが毎年恒例にならず、今年で終了になることとも関係がある、のかもしれない。

ポイント増減数

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次に各選手別、ですが全選手(148名)のデータはさすがに多すぎるので各選手について昨年と比較して点数が増えたのか、減ったのかについて集計(もちろん前年及び本年にノミネートしていなければノーカウント)。
で調べたところ2017年→2018年の比較では点数が増えた人数が51人に対して減少した人数が25人でしたが、
全体の票数が減少を見せた2018年→2019年では逆に増加人数が27人で減少人数が48人と全く逆の傾向になりました。

上位選手増減

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一応2019年の上位10名の2017,2018年も含めたポイント数と、各ポイント及び変化割合の変化のまとめがこちら。
2017年から2018年にかけてはいずれの選手も票数が増加していますが、2018年から2019年にかけては上位10名の内6名が票数の減少を見せています。
特にトップ2の棚橋内藤については9000ポイント近い減少をみせています、大体2017年のオカダさんの獲得総ポイントに等しいとか。
ちなみに割合的には、総ポイントの減少割合が20%弱だったので、全体の減少割合以上に減っているのは棚橋、内藤、イケメン、カイリの4名になりますね。

そしてそれに全く影響を受けない、どころか逆に大きく点数を伸ばしたのがSANADAと宮原。
宮原は+2366ポイントで前年比+95%弱SANADAに至っては+7180ポイントで+190%の大幅増加を見せています。
この両者は前年もそれぞれ55%弱、470%(!)もの増加をみせているのでまさに右肩上がりの驚異的成長ですね。

こうしてみると上位陣だけを見ても大きく陣容が変わった総選挙だったとも言えますね。

団体別総票数

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続いて所属団体別の総獲得票数、各年における占有率、そして100位以内にノミネートした所属選手数になります。
これも全部で39団体あったので2019年の総票数上位10団体についてのまとめになります。
こうしてみると新日本がその他の団体とは桁一つ違う10万票台を2018年からキープし、占有率も今年は歴代最大の52%の過半数を達成し圧倒的とも言えます。
特にNumberが国内に向けた雑誌なだけにこの新日本の寡占傾向は顕著ですね。
しかし、それに次ぐ2位がフリーの選手たちで、それに次ぐのがWWEというのが意外でもあります。
大体中邑とカイリの二人で1万ポイント近く獲得しているんで、この両者の日本における人気っぷりを再認識しますね。
ちなみに今年旗揚げしたAEWが早くもランクインですがこの票は全部ケニーの票ですね、流石。

団体別成長度

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で、上記の10団体について成長度を見てみるとこのように。
トップ10でいうとWWEが-60%、スターダムが-42%、WRESTLE-1が-53%と全体票数以上の減少を見せています。
たいして1位となった新日本も-14%の減少を見せましたが全体の減少率より低く抑えることに成功?しており、わずかとはいえ新たに支持を集めているようです。
増加したほうを見ると顕著なのが4位になったプロレスリングNOAHが+96%、ガトームーブがなんと+165%の大成長を見せています
ガトームーブに関してはあまり詳しくないのですがNOAHに関しては昨今の新体制がうまく支持を集めたということですかね。

 

所感雑感

というわけでNumberプロレス総選挙についてでした。
いやぁFINALという文字を見ると来年にはFOREVERをやってそうだなぁとか思っちゃうのは仮面ライダーオタクだからなんですかね(平成GENERATION FINALの翌年平静GENERATION FOREVERを公開)
それはさておき、あんまり順位事態に興味がないのでスルーしていたんですが、全体の数値なんかを見るとなかなか興味深かったので調べてよかったです。
まぁ一番興味深かったのは投票者数及び投票ポイントが”なぜ”減少したのかだったんですけど、これは発行部数とかも含めて解析したいとこですね(残念ながらどこにも見つからなかったんですけど)
一応今回で過去のNumberプロレス総選挙のデータも手に入ったので、いずれ弊ブログで公開するかそれともWikipediaに該当ページでも作ろうかと考えています、案外Numberの公式ページって消去されちゃうのであとで困るのです。

きょうはこれまで、それでは