プロレス統計

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各種数値で振り返るジュース・ロビンソンとバッドラック・ファレ

間近に迫った愛知大会ビッグマッチですが、今年からスタートしたためにそのSENGOKU LOADという名前がまだ全然耳に馴染んでいません。
なんとなくどんたくシリーズの他ビッグマッチは火の国(熊本)、安芸の国(広島)、豊の国(別府)と~~の国シリーズが続いていたんでなんとかそういうのがなかったんかいな、と思ったりもします。
まぁ有名な言葉でいうと名古屋は元も「尾張の国」なんて呼ばれてたんでそれでいいんじゃ、とも思いましたけどビッグマッチスタートが「おわり」てあんた、となったんですかね(昔からある洒落だとは思いますが)

それはさておき、そんな尾張の国でのビッグマッチは豪華に2タイトルマッチが開催。
先日まとめたようにメインはICで飯伏対ザックですがセミではジュース・ロビンソンバッドラック・ファレのIWGP US王座戦が行われます。
経緯としてはNJCに参戦したジュースが1回戦でまさかのチェーズ・オーエンズに対する敗北、それを同シリーズ中にリベンジを果たすもそこにファレが試合後乱入したことで生まれた乱入。
いわばチェーズの敵討ち的な一戦ではありますが、実はこの両者は今回が初対戦。
ということで今回は過去対戦ではなく、各種数値を調べて比較してみました。

 

身長体重

ジュース 191㎝ 100㎏
ファレ  193㎝ 156㎏

その実晨朝的にはそこまで差はない両者ですが体重、つまり横方向のでかさはまさに圧倒的。
ジュースも現在の所属選手の中ではかなり鍛え上げた、パンプアップした身体に定評があるとは思うんですが、ファレの体はまさにナチュラルボーンのそのもの、しかもそこにラグビー仕込みのラッシュ力もあるんだから恐ろしいんですよねぇ。

生年月日

ジュース 1989年4月10日 (30歳)
ファレ  1982年1月  8日 (37歳)

年代としては7歳違いとなる両者。
プロレスでいうと一世代ぐらい違う両者ですが、言ってみればジュースはオカダと同世代、ファレは内藤と同世代って感じですね。

キャリア

ジュース 2008年デビュー (キャリア11年)
ファレ  2010年4月4日デビュー (キャリア9年)

年齢ではファレが一世代上ではありますが、ファレは元々ラグビー選手として日本に留学、その後社会人ラグビー選手になるも故障によって退団、その後新日本の入団テストをクリアして入門という経緯を経ているためデビューも28歳と近年の傾向でいうと結構遅めではあったんですよね。
対するジュースは19歳でアメリカインディでデビューし、様々な団体を渡り歩いてのキャリア11年でキャリア的にはファレの先輩であります。
とはいえジュースの新日本デビューが2015年なので、新日本ではファレが先輩、となんとも複雑な関係。
ちなみにファレは2012年に海外武者修行に出て、2013年に帰国してBULLET CLUBに加入しているのでいわゆる道場生としてジュースと被っている時期はありませんね。

過去タイトル歴

ジュース

新日本プロレスでの初栄冠となったIWGP US王座
(新日本プロレス公式サイトより引用)

ジュースはかつて所属していたWWEの下部組織FCW(現NXTの前身的存在)においてFCWフロリダタッグを2度戴冠していますがシングル戴冠はなし。
そして心機一転、再スタートを決めてやってきた新日本では2018年に念願のシングルタイトル、IWGP US王座をジェイ・ホワイトを相手に獲得しました。
この獲得した試合はアメリカ大会での試合だったんですけど当時すでにヒールとして目覚めつつあったジェイと天性の華を持つベビーフェイスたるジュースの一戦は大盛り上がりした記憶があります。
その後ベルトを落とすも今年の1.4においてベルトを奪った本人であるCodyから奪取にも成功しています。

ファレ

まさにTHE UNDERBOSSの風貌
(新日本プロレス公式サイトより引用)

対するファレは近年はBULLET CLUBの他のメンバーとのNEVER6人タッグ王座ばかりの戴冠(計3度)ですが、そのこれまでのキャリアハイともいえる戴冠劇は何といっても2014年の6月、大阪において白いICベルトの象徴的王者ともいえた中邑から奪ったIWGP ICでしょう。
凱旋帰国した2013年は全くシングルマッチを行わず、初シングルが2014年の1.4だったというもんだから温存も温存されたんですけど、その最初の大舞台となったNJCで瞬く間に決勝に勝ち進み、相手の中邑の敗北こそすれ大流血に追い込むファイトを展開。
その迫力を糧にして勝ち得たチャンスですが、そのチャンスをしっかりと逃さなかったファレは150㎏超の体重でトップロープからプレスするある種の反則技フォーリング・ココナッツを初披露し、その上でバッドラックフォールで勝利。
この戦前に中邑自身が例えた言葉を借りればまさに「トンガ版ゴジラ」の異名にそぐわない迫力でした。

 

所感雑感

というわけで、今回初対決になるジュース対ファレについての各数値でした。
で、明確な数字ではないので上には挙げませんでしたけど、よくよく調べてみれば、
ファレは上述の通り中邑や棚橋、オカダや内藤といったいわゆるトップどころに勝利した経験があり、
対するジュースは彼らとの対戦経験が少ないのもあってまだトップどころから勝利を、金星を飾っていません。
そういう間接的な勝敗でいうとやっぱファレ有利なのかなぁと思ったり、ジュースのフィニッシャーは相手の体重・体格に関係がないとはいえ、という感じですね。
まぁいずれにしても、冒頭ではチェーズの敵討ちとも言いましたけど、形としてはジュースとジェイの代理戦争のような形でもあるので、ここでジュースが防衛し、ジェイが後藤さんに勝利すればその時は・・・?とも思ったり。

きょうはこれまで、それでは