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3.13 新日本プロレス NEW JAPAN CUP 5日目 ツイート解析

さて息をつく間もなく始まる2回戦、初戦は岡山大会をさっそく見ていきましょう

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njcupに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は19:00に開始され、試合自体は21:30ごろに終了しました。
今シリーズの専用ハッシュタグ#njcupにおけるツイート総数は2,444ツイート、RT総数は1,906RT、呟いたユーザー722人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは1,507ツイート、2,775RT、585人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

燃え上がるヤングライオンズ

時刻:19:52
ツイート数:21tweet

今年のNJCでは久々どころか初といってもいいヤングライオンから海野がエントリーを果たしました。
その結果として観客の見る目も一若手にそそぐものではない期待感に満ちている感じもしますが、それもあってか今日の海野は最初から内藤を挑発したりと気合も十分。
そして一方でエントリーされなかった同期の成田も奮起される形で発奮しているのが、鷹木相手に容易に3カウントを許さない辺りに見て取れます。
しかも鷹木の熨斗紙を前方回転エビ固めで切り返すという、これまで新日本では見られなかった切り返しを見せるあたり、おそらく現在目指しているであろう技巧派への着実な一歩を見せたり、いやぁ競い合うように成長していくなぁ若手って。

牛ごろGTR

時刻:20:22
ツイート数:22tweet

トーナメントのシリーズという特性上、勝ち抜く選手がいれば敗退する選手もいるわけですけど、その両タイプが組んで試合することもあったりして、敗退した本人だったりそのファンの心境はいかに、と思ったりします(見る側は選手が元気に試合してりゃそれでいいとも思いますが)
それが選手が憂鬱そうだったら・・・と思うところでもありますが、後藤さんに関してはつい先日の大会で敗北したところですがツイッター上でもいつもの様子、そしてこの日も牛殺しと見せかけてのGTRという新たな技の出し方を披露したりと心配なさそうです。
まぁ裏を返せば心配のしがいが・・・という問題もあるんですけども。
しかし今回は牛殺しの形から相手を着地させてのGTRでしたけど、これ発展すると相手を着地させないままGTRに、なんていうのもあり得そうでおそろしい。

果たしてどうなるマイキー

時刻:20:46
ツイート数:22tweet

選手としての実力は折り紙付きなのは確かではあるもののいまだに観客的には様子見の域を抜け出せない感じであるマイキーですが、そういう意味でいうと次の試合は今後にとっても重要な一戦でもあります。
オカダとの一戦というのもあるんですが、なによりも興行のメインという点、試合時間はもちろん注目度もそれ以外の試合順とは格別なはずです。
そういう意味で気合の入る一戦に向けて今日も隙を見逃さず、新たな入り方としてロープに走った相手に対して流れるように決めるマイキーボムで勝利して見せたマイキー。
っというか相手が(一応)同じユニットの矢野っていうのは珍しいというかなんというかっちゅう感じもしてきたり。

Chanceを逃すのは一瞬

時刻:21:03
ツイート数:58tweet

はたしてだれがこの対戦を開幕前に予想しただろうか、まぁ主にチェーズの1回戦突破が予想外of予想外だったんですけど。
しかし、実況席でのミラノさんの推進する通り、その技術、といってもザックなどの持つテクニックというよりはインサイドワークという試合の駆け引きに関する技術は元NWAジュニア王者の名に恥じないものなのはまちがいありません。
この日も吉橋のトラウマを呼び起こす花道を走ってのエプロン角への叩きつけなど、相手の過去まで考慮した戦法を取る用意周到っぷり。
更に邪道を使った介入も邪道に注意をひかせておいての竹刀攻撃、そしてすかさずの鋭角に入るランニングニーと畳みかけるその戦術眼の確かさよ。
しかしそういったダーティファイトは裏を返せばピンチにもなるもので、邪道による竹刀攻撃がチェーズに誤爆するやペースを崩し、ネバギバにラリアット、そしてカルマの3コンボで敗北。
策士策に溺れる、ではないですけど技能に頼った結果好機を逃してしまった感じですかね、そういうところもオーエンズらしい・・・と納得するには惜しいなぁ。

貫け、俺だけの”聖”道

時刻:21:33
ツイート数:91tweet

古くからのファンにとっては既知のことかもしれませんが、メインに立った石井とタイチにはルーツに共通項があります。
石井の師匠の一人は革命龍こと天龍源一郎、タイチの師匠は俺だけの王道を掲げた川田利明、両者ともにあまり声高に主張はしませんけどその試合のそこかしこに師匠の影響と師匠へのリスペクトが見える両者であります。
その天龍と川田は全日本の先輩後輩同士で、一時川田は天龍率いるRevolutionに加わっていた時期もあり行ってみれば師弟関係でもあります。
そういった意味で石井対タイチは時代を超えた天龍対川田の代理戦争ともいえるわけですけど、もちろん両者ともにそこから時代と自分に合わせたオリジナルを構築したうえでの対戦ではあります。

長々と背景を説明しましたけど、小さいながら頑丈な体で真っ向勝負の石井とその恵まれた体躯で重量感ある打撃が得意なタイチ、それが真っ向からぶつかればそりゃあ見ごたえがありますとも。
しかも終盤にきて石井の挑発に応じる形でこれまで要所で使ってきたマイクスタンドを放り投げての真っ向勝負に入ったのは、ある意味ヘビー転向以降の一つの転機になる瞬間だったかもしれませんね。
そして真っ向勝負か、と思いきやここぞで見せる金的からの外道クラッチは石井の土俵に乗りつつも自分の勝負を捨てなかったこだわりが見えたり。
しかし真っ向勝負に引き込んだ時点で石井の有利・勝利は揺るがなかったか、それでも自分を出し切ったタイチも天晴っちゅうかんじですね。

 

所感雑感

というわけで2回戦も開始でした。
今年のNJCについて色々な言葉で語られているとは思うんですけど、いずれの大会もメインに関しては選手の気合、意気込みが違うな、と思うところです。
トーナメントなので勝ち残り、敗退など明暗が分かれるところはあるんですけど、こうして気合の入った試合を見せることで少しでも見る側の記憶と印象に残ることが、各選手の今後にもいい影響を及ぼすんではないかな、と思いますし願うばかりです。

きょうはこれまで、それでは