プロレス統計

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各種数値で見るNEW JAPAN CUP2019、1回戦突破者

今年のNEW JAPAN CUP(以下NJC)は史上最大規模のトーナメントとあって1回戦だけで例年の全公式戦と同じぐらいの試合が消化され、それに伴って悲喜こもごもな様相が見られていますね。
とはいえ一プロレスファンとしては推しが勝っている上に1回戦の勝敗予想もチェーズ対ジュースを除いてほぼ的中とあってひとまず安心しているところだったりします。

とはいえ1回戦が終わって16人が脱落し16人が勝ち残り、というわけで例年であればここからトーナメントが開始といっても過言ではない状況だったりします。
ということで今回は2回戦に勝ち残った選手についていろいろな数字を見つつ2回戦へ機運を高めたいと思います。

 

現在のトーナメント表

(新日本プロレス公式サイトより引用)

まず初めに参考として最新のトーナメント表を公式サイトから引用、はたしてこれを完全に予想できてた人とかいるんですかね?
参考に開催前にLINEで行われた予想を見てみると、
左側の勝ち抜き選手予想のトップ4(オカダ64%、オスプレイ11%、タイチ10%、石井5%)は問題なく勝ち進んでおり、5位につけていたジュース(2%)が脱落してしまっているあたり大波乱といっても過言ではなかったでしょうね。
右側でいうと勝ち抜き予想1位だった内藤さん(33%)が脱落しているのも大波乱と言えますが、そもそも予想2位の飯伏(31%)と初戦で対戦だったので波乱にならざるを得なかったというか。
とはいえその後の2位SANADA(13%)、4位棚橋(7%)は勝ち抜いて、同じく5位EVIL(4%)が負けているのでやっぱり波乱といえば波乱か。

最終的な優勝予想でいうと2位につけていた内藤さん(23%)を除くトップ9がきちんと勝ち残っていたりします。

各平均値変化

平均年齢   36.9→36.5歳 (-0.4)
平均キャリア 15.7→16年 (+0.3)
平均身長   184→183.3㎝ (-0.7)
平均体重   105.5→100.0㎏ (-5.5㎏)

NJC開幕前に各平均値をまとめた際はまだフィンレーがエントリーされていた状態でしたが今回の数値はそれを田口監督に差し替えたデータになっています。
で、ここでは各平均値について(全エントリー選手平均)→(1回戦突破選手平均)を表示してみました。
まぁいずれにしても変化が微々たるものって感じがしますが、
平均年齢は第三世代を中心としたベテランとヤングライオンなどの若手がごそっと抜けたのもあってかあまり変化なくわずかに減少、
平均キャリアも同様にわずかに増加、
平均身長は微減ですが平均体重は5㎏弱の減少でファレやスミスといった巨漢が破れた一方で田口やオスプレイといったジュニア体重選手が勝ち残った影響ですかね。

各ユニット突破率

本隊      12人→2人 (16%)
CHAOS     7人→6人 (86%)
LIJ        3人→1人 (33%)
BULLET CLUB  3人→1人 (33%)
鈴木軍     5人→4人 (80%)
フリーランス  2人→2人 (100%)

続いて、1回戦中にも気にしてる人はチラホラ見受けられましたし、実際に1回戦終了後92斎藤さんとかもまとめてたりしましたけど、各ユニットごとのエントリー人数→1回戦突破人数と突破率は上のようになっていました。
ここでは飯伏とカバナをフリーランスとして計上していますけど、この二人に関してはさておき、
CHAOS及び鈴木軍の突破率の高さと本隊の突破率の低さが気になるといえば気になりますね。
本隊に関しては元々第三世代など昨今NJCやG1に出場できていなかったベテランやヤングライオンなどの若手の”抜擢”もあって12人と全体でも最多のエントリー数になっていたのですが、その抜擢が裏目になったか突破率はかなり低くなり、結果として棚橋と田口というパパわるタッグが残った上に2回戦でつぶし合う結果に。
そういう意味でいうと逆にエントリー者数が3名と少なかったBULLET CLUBとLIJ、少数精鋭と言えなくもなかったわけですけど試合カードを思い出しても当たる相手が悪かった・・・という感じがしてくる結果でもあります。
それを考えるとCHAOSや鈴木軍はそこそこのエントリー者数、そして1人だけの脱落という形で数多く突破した形になりました。

とはいえ逆にいえば、フリーランスを除いて、いずれのユニットにしても少なくとも1人は脱落者が出たような結果ともいえますね。

日本人 20人→10人 (50%)
外国人 12人→6人   (50%)

ついでに日本人選手と外国人選手のエントリー→突破数を見てみるとこんな感じで、なんかえらいきれいに半分ずつ残ってますねこれ(色々な配慮の結果だろうか)

2回戦過去対戦歴

つづいて2回戦16試合の過去対戦歴ですが、初対戦となるのは吉橋対オーエンズ、オカダ対ニコルス、オスプレイ対アーチャーの3試合、いずれもCHAOSがらみというのが不思議というかなんというか。
それに対して残りの5試合はいずれも過去対戦があるので紹介していくと、

石井 2-0 タイチ

(新日本プロレス公式サイトより引用)

2009年2010年に2度ほど対戦があり、いずれも石井の勝利。
上の画像は2010年のものですがタイチは白コスなのでユニオーネ時代、石井ちゃんも今は懐かしい角刈り時代なので違和感が半端ねぇ…
両者ともに立場も大きく変わってしまっているあたりあまり参考にならなそう。

棚橋 3-0 田口

(新日本プロレス公式サイトより引用)

この両者は2004年、2008年、2011年の3度対戦しておりいずれも棚橋が勝利。
そのうち2008年の1戦(上記画像)はまさしくNJC公式戦として対戦していますね。
ちなみにこの時の敗因として田口は「(自分に)遊びが足らなかった」と分析してますけど、この時から比べ物にならないほど遊びに満ちた監督となった今、棚橋越えなるか。
ちなみに2004年の時は棚橋の持っていたIWGP U-30の防衛戦としての対戦でしたね、あの頃君は若かった、ってもう15年も前だもんなぁ…

飯伏 2-1 ザック

(新日本プロレス公式サイトより引用)

この両者というと2016年にWWEで開かれたクルーザー級トーナメント、CWCにおいて決勝での対戦が望まれていた者の実現せず、翌年新日本のG1で対戦が実現した、なんていう経緯を組まれるたびに思い出したりします。
そんな両者はこれまでに新日本のリングで3度対戦があり、
2017年2018年のG1では飯伏が、2018年のNJCではザックが勝利を果たしています。
そういう意味でいうとNJCではザックが有利か?という気がしなくもないですね。

カバナ 1-0 矢野

割と今回のNJCのトーナメント表を見たときに、ありうる2回戦のカードの中で一番「これは見たい」と思ったのは実はこのカードだったりします。
この両者はROHで2017年に対戦したことがあったらしいんですが、それが新日本のしかもNJCの公式戦で実現とは…と言いつつ案外組んでも面白いよなこの人ら。

みのる 7-1 SANADA

(新日本プロレス公式サイトより引用)

かつては全日本プロレスにおいて外敵王者と期待の新星として6度対戦した両者、その時の結果はみのるの5勝SANADAの1勝でした。
その後いろいろあって新日本にたどり着いて以降の両者は2度対戦し、2017年及び記憶にも新しい2019年はいずれもみのるの勝利の互角になっています(それでなぜ上の写真を選んだのか)。
そういう意味ではSANADAにとっては若手時代の苦手意識の濃く残る相手なんですかね。

 

所感雑感

というわけでNJC1回戦突破者の各種数値でした。
いやしかし今年は試合数が多いということもあってなんだかあわただしさすらあるというかやることが…やることが多い…!となってる次第です。
まぁこっちがやることを増やしているような感じもしますが、こうしてまとめてみると面白いことがわかったりもするのでいいんですが。
しかし中1日で早くも2回戦、選手の人も大変だぁ。

きょうはこれまで、それでは